修理固成
Cre888
Published in
11 min readOct 18, 2020

--

大いなる神のアジェンダ【創造・自在・限定】

そもそも、なぜこうも暗黒が跋扈し
世界が闇に覆われてしまったのか?

神がこの世にいるのなら、
なぜ悪魔を生み出したのか?

仮に生み出していないにしても、
なぜ悪が繁栄することを看過しているのか?

この疑問を解決するには、

〜神の計画(経綸)〜

大いなる神のアジェンダ
【創造・自在・限定】

これを知る必要がある。

すると、

原因と目的あって、
悪を跋扈させることで、

彼らが世直しの大役を
果たしている真実が覚り

感謝すら湧くのだ。

往時の地上天国

太古の昔、人間は、

その本来のみたまに曇りなきため、
清らかなるみたまの持ち主ばかりであった。

神界との霊の交通自在に行われ
神界の規則はそのまま現界に映されて

神政の道はおのずと開けたのだ。

地上いたるところに散在する五色人類は、
人間の権利は尊ばれ、義務は滞りなく果たし、

夫婦は卑しみ合うことなく、
互いに敬愛の情を深くし
子孫を愛し慈しみ、

全世界一丸となりて

実に麗しき地上天国が
現出されたのである。

国祖の要請によって召集された神政執行機関の非常会議の一幕

神霊界の神々は、種々協議の結果、

現代の人類に課せられたる使命は、

「子孫繁殖のため」と、
「天の規則を守るため」にある、と。

この二つよりなきがためであり、

この二つは完全に
守り通されているのであるが、

この二つの目的だけでは
人類の「向上発展」は期しがたい。

一.われらの分身人類に、
自立向上心のないこと。

並びに進取、創意の気風なく、したがって
努力、忍耐の片鱗も見られない

二.次に、われらが人類の育成のために
いろいろと苦労して地上に与えたる諸物を

何らの創意を施すことなく、取り食らい
腹がふくれれば眠り、目が覚めれば
食らうという現状である。

このような始末では、われらの愛情が、
かえって人類には仇となるのではないか。

三.努力、忍耐、向上、発展、
創意などの心を植え付けるには

天の規則の枠内でやらねばならんのであるが、
他によい方法はないか。

四.最悪の場合、前回のごとく
われらの手で人類に鉄槌を
加えるという方法もあるが、

これはすでに試験済みで、
あまり効果が上がらない。

ただ、人類に悲惨な犠牲を与えるのみだ
ということを再確認してもらいたい。

そこで、国祖・クニトコタチは、

「人類は、自分の造りし者である。

自分の体の一部をもって
人類ができたのであるがゆえに、

人類に苦労をさすことは忍びないがために、

自分は、汝ら神々の力によって
あのとおり、人類生存上に事欠かぬ物を
地上に造らしたのであるが、

そうしたことが、
人類の進歩、発展、向上を阻害し、

かえって、将来人類を
不幸にすることになるのであれば、

しあわせあれと思うたことが
仇となるのであるから

汝らの意志に任すゆえ、
よきようにせよ。

ただし、あまり手荒いことは許さぬぞ。

人類の一時の不幸が、
かえって幸福に成るようにいたせ。」

金龍姫事件=天の規則破り

国祖70柱の神々の内
1柱の神・天照彦は、

金龍姫への思慕は前に倍して燃え上り

それから様々な嫉妬にまみれ、奪い合い
権力に欲を出し、神々の骨肉の争いが止まらず

遂に神界は支離滅裂になってしまった。

その動きはただちに地上の人類に転写され

地上全土にも
愛欲・支配欲・征服欲などが起こり

貪る、怒る、愚痴るという
三毒の悪想念が凝り固まり

地上に暗黒をもたらす悪魔と化して

いよいよ地上の神国全土に
跋扈し出したのだった。

この「金龍姫事件」というのは、

初耳だろうが
神界ではなかなか有名な事件らしい。

要するに、麗しき金龍姫や権力を巡って
神々が争う愛憎劇が繰り広げられたのだ。

かくして、悪魔のマガツヒが人類のみたまに付着し、
国境をつくり、弱肉強食の生き地獄を現出した。

人類の五蘊は、
固定的の自我なりとして、
一切空の実相を包み隠した。

かくて世界人類のみたまは不規則となり、

加えて全世界に充満するまがつ神、
即ち悪霊のためそのみたまは憑依され

その根元を知るに由なく、
神と人との間はしだいに
遠くなっていくのであった。

実はここに天地根本大祖神は
ひそかに人類と宇宙をつなぐ

「へその緒」を切り放ち、

闇が支配する分離の時代へと
この宇宙を投げ込まれたのだ。

かくして、この世は「自在の世」=「我他彼此(がたぴし)」の世界へ

我々はともすれば

自分と他者を分け隔てて
自分が自分が...と優位に立ちとうとするあまり

他を押し除け、排撃しようとしてしまう。

眼前の小天地にのみ心を限るは、
天地人の真理を知らず。

ただ六尺の肉身を
天地の間に寄するのみ

哀しむべき世俗の人

心に恃むところなければ
物のために心揺らぐ

得るに喜び失のうに泣く
勝ちて驕り敗れて怨む

即ち「我他彼此」の世界だ。

天地自然から分離された自在の世は、
「自立自営」を学ぶべき時節である。

それは、ようやく親神の手を離れて、
一本立ちし社会の荒波に乗り出す

「青年期」とも言える。

悪魔が跋扈せる闇・分離の時代とは、
神も人類も、自己の創意工夫と忍耐力により、
発展、向上、進歩していく自立の時代だ。

その中で善悪強弱の業(わざ)を積むことで、
完全なる人間となる基礎を築き上げる

発展向上の期間と言える。

これは国祖の使命とする、
地上の完全統治を完成するには、

絶対に必要なる段階であるのだ。

[創造 - 自在 - 限定]

→一段階上がった原初社会

=「地上神国」の再建

この段階を経てはじめて、
クニトコタチの目的が達せられる。

即ち善悪雑多の経験を積み、
あらゆる闇の試練に耐え、

悪魔の正体たる煩悩の霊力を利用して、
進取、発展、向上の意志を養い、

即ち物心ともに一致せる
完全無欠な神の子をつくりあげるためなのだ。

闇の包容浄化

苦労は金では買えない。

天地根本大祖神は、

地球の上に第二の神界、
形ある神の世界を造るには、

全知全能の神と同程度に
人間も向上させ、進歩させ、

ついには神界のごとく、

物心ともに完全無欠なる
人間世界を造り上げるべく

実に永大なる大計画を
樹立していかれるのである。

そのための第一段階として、

今まで神のふところに
抱かれていた人間を、

悪魔の手に委ねられた。

曲事を利用して、地上万物を鍛錬し、
人類のみたまを修練させようとしたのだ。

そのために神の子人類を、
悪魔の支配する世に投げ込んだ。

他人の飯を食わなければ一人前になれないと、
天地根本大祖神は実行されたのであった。

最愛の魂だからこそ
闇に堕としたのだ!

なぜなら、光は
闇の中にいてこそ輝くからである。

従って、神の子供は常に闇にいる。

闇を照らす使命のある魂だからである。

しかし、マガツヒを憎み、悪魔を罵り、
内なる闇を排斥するという気持ちをもつと、

自ら心の隙間にマガツヒを作り出すことになる。

悪霊が作り出された原因と目的を知らして頂くと、
これを憎むどころか大変重大な役目であったので、

大役まことにご苦労様でしたと
感謝するのが神心ではなかろうか。

自分の中にある闇を”包容”せよ

そして是を清らかに”浄化”せよ

全人類すべて神の子にして神に差別なきがゆえに
人間の間に差別あるの道理なし一切の恐怖なき

美しき神の国に導き行くことが
人類を生み人類を育成せる親神の心である。

真理を探求するは、
慰安にあらず、娯楽にあらず。

煩悩の奴より、
神の子として生まれ変わるに必要なる
「陣痛の苦しみ」なり。

この苦しみを突破して、
栄光ある神の子となるを得るなり。

【闇の包容浄化】

限定(大統合)の世に入る大前提として

われら人間がしなくてはならん
第一の急務はここにあると示されている。

善も悪も煩悩も共に
一切空の境地に還元する

ゆえに、

排撃思想ではなく、
包容和合の思想である。

みたまのたてかえ(魂魄の統制)

人類のほとんどが死滅し、
地上の文化も何もかも一瞬の間に
壊滅するあの惨状を

二度と人類に与えたくなき
国祖の意志によりて、

かくもくどくどと人類に対して、
神の実体と神の計画を知らしめるのである。

自在(分離)の世より、
限定(統合)の世に移る転換期にあって、

神の言う、
「建て替え・建て直し」
実行期に入っている現在、

人類に対し、

最上の幸福を願う
国祖の意志を踏みにじり、

神の言葉に耳せぬ人類、
すなわちマガツヒの付着によりて

みたまの働きできない
人間社会が勝ちを制すれば、

神は涙をふるって、

三度目のあの惨状を
全地上に与えねばならぬ。

世界の人類は、誠心をもって
宇宙の真理(神の姿・神の意志)を探求し、

神の実体を把握して、この転換期にのぞみ、
ついに物心両面にわたる真の幸福を獲得せねばならぬ。

これが現在の全人類の使命であり、
また神霊界の神々の使命でもある。

神の仕組みのあらましを書きとらす
目的もここにあると言わねばならぬ。

「宇宙創造」より、「自在限定」に至る

【創造 — 自在 — 限定】

3つの事実を回転しつつある大宇宙は、

いまようやくにして
「自在の区域(闇)」を通り抜け、

ものすごい勢いをもって
「限定(完成)」の区域に
突入せんと爆進しつつある。

ここにおいて天地根本大祖神は、

一度断ち切ったおのれの意志(へその緒)を
以前ありしままに一つ一つつながれるのだ。

ありし往時の如く、源と出逢いなおすのだ。

曲事を通じて
忍耐し、経験しもって、

高品位を保ち、
その徳もってますます進歩向上し、

完成の域にまで到らしめ、

麗しき天地の花と咲き誇り、
光と照り輝きて、

大神の子たる
みたまの本性を発揚せしめんとする

大神の深き厚き大慈恵(おほみめぐみ)と
大恩をうれしみ尊み奉る。

神の手により人類に注入されたる
神のみたまの顕現のため、

それに付着する闇や煩悩を包容浄化し、
清浄なる根元の清らかなみたまが現われ、

完全にみたまの活動が行われる。

本来の神のみたまが現れ、
神に帰一することになるのだ。

そういう自立した個々による
共同創造が連鎖調和することによって、

社会全体は、

一段階上がった原初社会

即ち「地上神国の再建」

あらゆる存在の念いが織り重なる
大悲願の成就へと向かっていく。

これが大祖神の大戯曲という
宇宙の大いなる芝居(経綸)だ。

そのために、
全世界の人類がすべてみたまを磨こう。

闇を包容浄化できれば、その心は神である。

その神の心をもてる全人類が
真に民主的に一人一人が政治をすることが、

すなわち【神政】である。

「かんながらなる大道」

日ノ本の再建は、

人類の大和を目標とした
自立的再建でなければならぬ、

と親神は示される。

そのために、
地上神国を皆で共に作り出すのだ。

日本民族は、
苦業の経験を基として

「かんながらなる大道」

全人類に率先して
歩んでゆかねばならぬ。

積み重ねよ、みたまの修練を。

しかして、神に近き人格を創造せよ。

そして、万物の先頭に立ち、

宇宙進化の前衛を生きよ!

--

--