理念なき時代

修理固成
Cre888
Published in
Mar 1, 2021
魂のセミ殻

新しいものが生まれる時には、
必ず不調和や混乱がつきもの。

混乱期を乗り越えるためには
「目標」がなければならない。

今の社会には、
その「目標」となるものがないのである。

誰も答えを持っていない
「理念なき時代」なのだ。

個人なら「理念・ヴィジョン=信念

会社なら「理念・ヴィジョン=社是

国家なら「理念・ヴィジョン=国是

これにあたるものが無いのだ。

これまでは
強いリーダーシップを執る人間が
光を見せてきた。

政治家もそう、革命家も
芸術家も 宗教家も 誰でもそうであった。

人間が光を指し示し、
その人間についていくという

従属構造をとって

自分たちの未来を
つくっていこうとしてきたが、

その形はもう終わり。

人が神になってはならないのだ。

誰でも独りでは、どこかで心が傾き、
過ちを犯してしまうもの。

これまではどんな分野でも
そうなるのが常であった。

しかし、これからは、
目標となるものが
人間であってはならない。

これからは、
宇宙と地球のリズムの中に
我々が戻っていく。

その道標として
「修理固成」を宣る。

多くの人々が迷うということは、
新たな光を求め始めるということだ。

しかし、これ以上
外に委ねてはならない。

大きくてまぶしい存在を、
信じて頼るのは楽なこと。

自分で決 めるのは、
自由で過酷な道。

誰もたいした答えを持っていない
「理念なき時代」にあって、

与えられたレールを
受け身で歩むのではなく、

自分の心に問いかけ、
その答えを生きる

それが「人生の経営者」の生き方。

危機的状況にあって、

内なる宇宙から、
湧き出してくる源泉こそ

「次の時代の指針」となる。

世界の道筋に目を凝らし、

その法則性と連動性にさえ
気がつくことができれば、

未来に起こるいかなる事象も
必然となりうるのである。

激しく動く時代だからこそ、
動かないものを掴んでおきたい。

揺るぎない信念や確固たる理念だ。

今こそ自らの心に問いかけてみよう。

自分達の手綱を違う者に明け渡してはいな いか?

そして、結局何がしたいのか?
それは何のためか?

キョロキョロしていたところで
答は見つからぬ。

我が天命について、
もっと天に聴き、地に聴き、
みたまに訊くべきだ。

過去の手綱を握りしめたまま
離せない人もまだ多くいる。

離したまま翻弄される人も増えていく。

そういう中にあって、

自ら掴み取った新たな手綱を
より強く手繰り寄せながら

前 へと歩んでいこう。

たくさんの人が迷うということは、
新しいものが生み出され、
その新たな光を求め始めるということ。

この混乱期にあって、
ひとりひとりが光の柱と相成り
多くの人々を照らして行くのだ!

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