修理固成
Cre888
Published in
Feb 9, 2023

「未来の医療」のスタンダード(ドクターDAOプロジェクト

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Q. 食養生や現代医療の粋を尽くしても、
アレルギー・アトピーが治らない理由(根因)は何か?

A. それは自分という「魂の存在」を忘れているから。

肉体に出る症状は、自分自身の存在を確認するために起こっている。肉体が自分自身の過ちを伝えてくれているのだ。病気という形で、痛みという形で。

自分の存在を確認するため、肉体に症状が出ることで、自分自身の肉体感覚を感じる。そうして自分のフォルムを確認することが出来る。肉体に出るサインは「氣付かせ」なのだ。

では、どうして身体のサインが必要なのか?それは自分が何者なのかという「アイデンティティ(魂の輪郭)」がはっきりしていないからだ。現代は、自己の存在を確認する術が少なくなってしまっている。

要するに皆、自分という魂の存在を忘れ去っているのだ。そのため、自分が何者であり、どうしてこの地球に生まれ、なんのために存在しているのか、潜在的な意識下で「人生の目的(真我)」が確認できないのである。

あるいは、自身の魂を自覚しているものの、この社会の枠の中で自分を押し殺しているという自己不一致(精神分裂)の問題もある。親や雇用主に首根っこを握られ本音が言えないという抑圧や、ありのままの自分を出せる居場所が無いという不安や恐れも、病気や怪我を招く原因となる。

そして、そういった母親自身の問題がお子さんにも伝染してしまっている症例も少なくない。サインを無視し、軽いうちに気付かずにいると、取り返しのつかないことになる。

#Body Knows The Answer

逆に言えば、母親が魂の目的を思い出し自身のアイデンティティを取り戻した時に、症状が自ずと治るということも大いにある。つまり、自身という存在が、確かに今ココに存在するということを強く感じられた時、アレルギーもアトピーも症状を続ける必要がなくなるということだ。すると、自然に治っていく。こういう事例が増えてくると、自分のアレルギーや子どものアトピーに対する見方も変わってくるだろう。

もちろん食養生や薬で改善する類の病状もあるから、安易に精神と時の部屋に閉じこもらない方がいいこともある。ここはどちらも包み超えた綜合的見地のもと建て分けなければならない。しかし、現代医療の粋を尽くしても根治しない場合は「発想の転換」が必要だ。

「肉体の意識」「魂の意識」この二つが一つになり、いま自分という意識を持っている。別々の意識が存在するという複眼的な観点と療法が求められる。これには、100年以上前に現代科学の限界を示唆した熊楠の「事の学」がヒントとなる。物心両面で診ないと、事の実相は掴めない。

もし人間が「物質の塊」ならば医師の身につけた科学技術によって取り扱うことができるが、人格あり、生命ある人間の身魂や疾病は唯物的医師によって、これを取り扱うことは不可能である。それゆえに医師と患者との心理的結合や ” Body - Mind - Spirit ” という綜合的見地を無視した医療は根本まで治ること能わらない。唯物論という頑迷固妄な学者達により迷信だと否定された「意識」「精神」「(全)人格」を医学に取り戻さなければ、次の地平は開かれない。

この根本原因(魂意識との精神分裂)にメスを入れない限りは、一向に改善しないケースもますます増える。だからこそ、食から毒(農薬や添加物)を除くことより、子どものアトピーのプロになることよりも、全人的な処方が肝心である。

これは「肉体的な対処療法に偏るあまり、もう片方にある魂の意識を見逃してはいないだろうか?」という問いかけであり「精神世界に迷い込んだまま、目の前の現実を見誤っていないだろうか?」という逆説でもある。ふわふわと遊離(脱魂)しないように、物心両面からありのまま現実を観よ☝️

#科学なき世界は暗闇なれど 心なき医学もまた深き闇なり

「未来の医療」という観点で話すなら、これからは対処していくというような形にはなっていかないだろう。まず、病気にならないということが前提となっていくので、皆が日常の中で、自身の肉体と心をどう調えていくのか、それに対して大きく関心が寄せられていく。従って、医療従事者は、病気や治療のプロであることは元より、健体康心や予防医療の分野でもプロになる道がある。

そのためには、みなが自分の肉体をまず、自分自身のオリジナルなものだということを理解する必要がある。この世界に二つとして同じものはないからこそ、全ての人に等しく適応されるものはないのだ。万人に効くものなんてあり得ない。陰陽を踏まえた上で自分自身で判断するということ、自分の感覚を信じるということが、まず第一に大切になる。誕生日占いや星読みなどの統計学、誰かの成功法則に頼ることもそろそろ終わらせる必要がある。全てを踏まえ、最後は自分の意志で決めるという「自由意志(自由とは”責任ある選択”)」の元、打ちたい人は打てばいいし、その逆も然り。

だからこそ、一人ひとりがもっと自身の身体と魂について、興味を持ち繋がりや知見を深めていくといい。そうすることで、本来、皆が持っている天分の才を開花させ、思う存分「天命」を生きていくために必要な能力と流れが、また新しく顕れてくる。どうか、無限の可能性が自分の肉体の中に宿っていることを思い出して欲しい。魂をほとばしらせ、自分をうまく出せる人が「真の健康(健体康心)」なのである。

これは我々の集合意識(時代精神)がこのような方向へと進んでいるということだ。従って、これから病院という形も変わっていく。あなたは未来の医療にどんな形を望んでいるだろうか? そして、その環境を作るために、何が一番必要だろうか?

まずは教育だ。人はなんのために生きるか。それを人生でより早く識ることで、自分自身の「人生の目的」が見えて来る。その人生の目的は、一人ひとり顔が違うようにみな違う。そして、それは他者から与えられるものではなく、各々が自分自身の内から見出すものである。

世のため人のため誠を以って生き、身魂を磨き、豊かで幸せな人生を送ることを目的として、生まれてきた役目を果たす道標となる「魂の教育」が必要だ。人生の目的を識るための氣付き合いできる場や魂を高めるための磨き合いができる環境、それこそが新たな「未来共育」である。

それらを踏まえた上で、これからの医療に必要なもの、それは「肉体の意識」と「魂の意識」の両方を取り戻していく両道(中道)だ。皆が自分自身の意識の中に、肉体と魂という別の意識があるということを思い出すために、心身の声を聴くということ、波動やエネルギーの観点から肉体や自分の意識を図っていくということ、目に見えない力がどう心身に作用しているのか、そういったことを教える真の医療者がこの世界には必要だ。そして、この事の実相を実証し、皆に体感させていくことが、まず一番必要な第一ステップとなる。

「上医(毉)医国、中医(醫)医民、下医(医)医病」

まず、この「肉体」と「心(魂)」という2つの意識があるということを識ることで、病気に対する意識や対処も大きく変わっていくだろう。医療従事者が、本来の”毉”学を再認識し、この複眼的観点(∞)を持つことで、身体的・精神的・社会的に加え、霊的(1998年にWHOで健康観として追加が提案されるも「霊的」は見送りに)にも、すべてがトータル的に満たされた真の健体康心の実現を期待したい。そのためにも、この稚拙な考えを捨石にすることで、より秀れた医学への進歩を祈念する。

#ドクターDAOプロジェクト

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