大日本とは、神國なり

修理固成
Cre888
Published in
Feb 6, 2021

日本とは、
宇宙生命に通ずる「神圀」である。

宇宙生命は生成発展の果てに
人類生命を誕生させ、

人類生命は更に東西洋両文明を派生した。

「神圀日本」には、

その西洋文化の「機械的特徴」を
東洋文化の「精神的活力」によって調和させ

世界人類が綜和共生する
「地上神圀」を具現せる役割が託されいる。

即ち「東西洋両文明の綜合和融の大事業」を

生命原理的の実感に於いて既に成就できる
「世界文化単位」なのである。

恩讐の彼方に超立し無数の人類に
安心立命を保障する時代の要請を

最も有効に果たす大任が
当然に日本人の天職となるべきではないか。

将来の「和融世界」を、

東西洋両文明融化の精神的大事業の上に
うつしく具現せるのは日本を置いて他に

その天命を成就し得べきものはない。

世界は日本に答えを求めているが、

しかしながら、
当の日本人は白雲のよそに答えを求めている。

惨憺たる逆境を創造の道へ逆開展させよ!

西洋文明が内部から没落し、
破滅の危機が叫ばれて久しく

自らを救済し更生するための
「生命原理(∞)」を

日本に求めてきている。

だからこそ、
東洋文明の精華を保持する圀家として、

行き詰まった西洋文明を救う役割を
今という時代にこそ遂行するのだ!

こういう風なことをいうと、

排他的だ国粋主義だという風に
とられる残念な時代もあった。

日本 人が優れていると
日本人自身が聴くと、

日本人は謙虚だから
逆に反感を感じるらしい。

謙虚すぎて自身が優れていると
なかなか信じられないのだ。

日本には全てがある。
ただ一つないものがある。

それは「日本」だ。

だが、外来のあらゆる文化を取り入れ
自家薬籠中の物とする

「日本化(Japanization)」の智恵、

外国人をもすっかり
「日本人化(同化)」させてしまう包容力こそ
我が圀が誇る精神文化の底力ではないか。

日本文化に一貫した
何かしらの伏流を感じている。

それが日本 改新と
新世界創造の指針になりうるなら、

その水源を浮かび上がらせることが肝心だ。

さすれば、我ら日本圀民は、

唯一つに我が圀を守ることによって
自然必然的にこの世界史より課せられたる

歴史的使命を成就し得るのである。

神代以来の大使命に、
今目醒める刻。

(明治天皇 御製)

白雲の よそに求むな 世の人の

まことの道ぞ しきしまの道

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