答えなき世界をいかに生きるか

修理固成
Cre888
Published in
Feb 8, 2024

地球に人類が産まれた頃、
天から我々に与えられたものがある。

それは「考える自由」だ。

自由選択・自由意志が尊重されている。

それは、即ち
「答えがない」ということだ。

過去の書物や海外の事例から
ヒントを得ることはできるだろうが、

しかし、そこに答えはない。

この指南書も答えではなく、
自らの生解(Living-Solution)を
編み出す筋道でしかない。

前例のない乱気流の時代には、

我々一人一人の中に
自らの答えを作るしかない。

どんな世界を作りたいか?

自分の心に問いかけ
その答えを生きるのみ。

まず、それを推して知るべし。

しかし、人は、
明快で明確な答えに弱い生き物。

だから、答えを外側に求めるあまり、

宗教やカリスマのやさしい言葉に依存し、
束の間の安心を得ようとする。

答えがわからないという不確実な状況下で、

ほとんどの世人は外側に答えを求め、
たちまち依存をしてしまうものだ。

それが人間心だ。

その実、依存という形になった時、
精神の自由が奪われている。

そのことに気づく由もないまま…

中心的な自我まで明け渡し
魂の自由がなくなるということは、

恐ろしいことこの上ない。

依存が生まれる時、
人は考えることを辞めてしまう。

自分が亡いから、
自分の頭で考えられないのだ。

依存は、精神的な視野狭窄となる。

人道に反した洗脳行為や
人の幸せを考えない宗教が、

平然と蔓延っているのは実に恐い。

こういう惨状にあって
自分達が分かち合いたいものは

「考えるきっかけ」だ。

自分の考えを持たなくなることは
それは自由ではない。

だから、分かち合いたいものとは
「自分の意志で考える」という自由、

そして、哲学するきっかけとなる考材。

そのために、
自由な精神を取り戻す機会を
あらゆる形で以て伝えていく。

大きくてまぶしい存在を、
信じて頼るのは楽なこと。

自分で決めるのは、
自由で過酷な道。

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