第二の精神の黎明

修理固成
Cre888
Published in
3 min readMar 2, 2019

宇宙のはじまりは、
一握りの素粒子の塊だった。

それが140億年前に大爆発して、
素粒子同士が結合して陽子や中性子を作り、そこに電子がトラップされて水素原子ができた。

さらに水素原子同士が融合してヘリウム原子になり、その繰り返しであらゆる元素が生まれた。さらには分子や高分子がつくられ、やがて、生命が生まれる。

宇宙は次から次へと生成発展を繰り返し、遂には、人類までつくったのだ。

ドイツの哲学者カール・ヤスパースが書いた

『歴史の起源と目標』(1949)

その書物の中で、
人類はこれから「第二の精神の黎明期」を迎えると予言している。

第一の黎明期から考えると
ヤスパースは「枢軸時代」と名付けている。

紀元前600年頃から発生した精神的過程。

「世界は水からなる」と提唱した
タレスにはじまるギリシャの自然哲学、

インドでは仏教哲学、中国の儒教、中東の一神教や拝火教・・・

様々な思想哲学が世界中で同時多発的に独立発生している。

そして、日本では、神武天皇即位したのが2677年前

BC6世紀に最も深い歴史の切れ目がある。

我々が今日に至るまで、
人間として生きてきたところの

精神的原点なのである。

この時代が要するに<枢軸時代>と呼ばれるべきものである。

全世界同時多発的に偉大な人物が生まれ、
以降の人間の生き方を導いた。

【生き方に目覚めた】

それを前提に考えると、

これから我々はそれに匹敵する

第二の精神の黎明期を迎える時代に来ている。

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