修理固成
Cre888
Published in
Mar 10, 2021

これからの暮らし・働き方

これから暮らしの場を変える際、
選ぶ基準として皆まず

「土」をみてほしい。

その土地の持つ風土が本来よりあった力、
その自然の形を備えている田舎ほど、

この混乱期にあって、

全く何も変わらず何の問題もなく
暮らしている人が多い。

「どこ吹く風」と
雄大な自然に包まれながらも、

仕事はWebを駆使して効率的に遂行し
物心共に豊かに暮らし、

今の時代 が楽しいと口を揃えている。

「食・環境・マインド」の3点を見渡すのがスタートライン

そこで、どんな作物を作り、
何を食べているかも大事だ。

一番のくすりは、食べ物。

風土や気候に合った
食べ物を作り、頂くことが大切。

薬に頼ると治癒力が働かなくなるから、
玄米 や味噌など免疫がつくものを日頃から摂ろう。

また日本では「米」を主食として日々頂く。

それは毎日の中で

八方位のエネルギーを
自分の肉体に取りこみ

「氣」を補充する

漢字の成り立ちからも明白な通り
そんな発想がある。

だから、
米を食べる国の人々は皆とても
「霊性」が高いのである。

それは地球と宇宙の「氣」を常に
日常の中で肉体に取り込んでいるからである。

そして、クニヅクリ
「土づくり」からだ。

田畑からはじめないと、
クニヅクリはできな い。

根を張らないと
地に足がつかないのだ。

地域で信用もされない。

土を作り直して、
食べれる土にする。

そこで稲作を行い、
野菜を作る。

ただし、食生活さえ改善すれば、
野菜が無農薬なら、自給自足ができたら...

そういったことが即豊かさにつながると
性急に早合点する者の多いこと。

他人の食をジャッジし
正しさを説こうと頭に地がのぼらせる者に
幸せそうな者を見たことがあるだろうか?

こういう囚われた者を精神的な
視野狭窄から解放してあげるには

「5つの人間力」を見せよ!

HOモデル By M・Yoshikawa

全体から観れば、
人間は心身だけでなく、

精神あり、人格あり、
周囲の人や場に活かされている存在だと

自ずと覚る。

健全なライフスタイルを標榜するなら
少なくとも「食・環境・マ インド」の
3つを見渡すのがスタートラインである。

誰と食べるか、
人や自然とどのような関わり方をするか、

そういった観点も見逃せない。

その上で、これからは

どれだけ社会、地球、そして、宇宙に貢献し、
それを分かち合える人が居て、

その貢献度により、個人の幸福度も決まるのだ。

あたらしい地球を創出し、
健康で豊かな暮らしを送るのが、

我々の共通目標である。

自ら鍬をふり、草を刈り、火を焚き、
種を蒔き、土を運び、薪を割り、

ゴミを担ぎ、釡飯を炊き、
自ら育てる新鮮なる野菜を頂く

たくましい暮らし中で、
医者の世話にかかることは
(外傷を除けば)めったになか ろう。

そんななつかしい暮らしと
最先端の働き方を統合すれば、

物心共に豊かな
ハイブリッドな 暮らしも夢ではない。

土地に根付く田舎暮らしも、
風の民として日本中旅しながら仕事もこなす

「ワーケーションライフスタイル」の確立も容易い。

一方、土から離れ、

そういう日常生活を送っていない
自然の摂理から外れた都心部では

ますます行き詰まっている。

不安から共同幻想に惑わされているのだ。

これは浄化でもあり、
もうひとつのサインでもある。

人間本来の生き方をするために

どこに戻っていくのか
それを見直す意味もあって

いま様々な現象が起こっているのだ。

土地と共に暮らす
豊かな生活が地球の営みになる、

暮らしの原点に今戻ろうとしている。

しかし、
その田舎自身も問題は山積みである。

人口が減り、産業が衰退し
若い者がいなくなってきた故郷は

「未練」を持って振り返られている。

ということは、
かつての故郷は死んでしまっており、

ふるさとに新たな役割を
生みださなくてはならない、

そういう時期が来ているということであ る。

故郷に新しい意味づけが必要な時期なのである。

日本の麹文化が参考になる。

麹は腐敗を塩や麹の力でアミノ酸に変え
酒や味噌や醤油として蘇らせる。

麹の力は熟成による再生文化である。

これから地域に求められるのは、
文化の熟成による新しい価値の創出ではないだろうか。

「地域の文化」と「人の個性」が
同時に花が咲く共生の場を急ぎ拡げられたい。

次の豊かさへ!