かんながらの大道
一.陰陽ここに現われて
ともにはげしく転回すこれを自然の神という
自然の神の働きは宇宙をここに現わして
天を造り地を造り月を造りて日を照らす
未来永劫休みなき宇宙のいのち大自然
天地根本大祖神二.寸時も休まぬ転回は
つきることなき神の愛愛の中より生まれ出る
天國(あめくに)造る大神が天ノ三柱現わして
國祖をはじめ天津神國津神より八百八万
全ての神を生みたまい天地を固めつくられる
これ神界の神という三.國祖をはじめ八百八万
神々集い計られて注げる愛の結晶が
これ人類の大祖先神のなさけの温かさ
かくして神は人類を守り育ててもろもろの
物を地上に造られる神の造れるくさぐさを
日ごとの糧と定めらる四.自然の定め人の道
天の規則に従いて人の象徴人類の
鏡と定まる天皇を守り見ならい導きて
五色人類の隔てなく一家の和楽福を呼び
地上全土のすみずみに人は栄える神の恩
人に与える神の愛五.余りにすぎる愛情は
本能的の流れにてこれをとどめるすべ知らず
神の情けに慣れすぎた人の栄えに極が来る
みたまにくもり現われて神の御気付けさらさらに
耳にも入らぬ人類の頭上に降る神罰に
あわれ地上はふくめつす六.神の怒りにがくぜんと
驚き惑う人びとを助け起こしてみちびける
人の鏡や天皇は神の怒りのしずまるや
ゆるしたまえと祈りける大修祓の神ごとを
人類福祉の基としてここにはじめて行なわる
これぞ神事のはじめなり七.心機一転人類は
残れる力ふりおこしみたまのちりを払いつつ
神の力の偉大さをさぐり求めてそれぞれに
暮らしの中にとりいれるこれぞ科学の世に言える
深き自然の力なり文化もともに栄えゆく
人の努力の偉大さよ八.天地根本大祖神
宇宙の創造完成と定めて次へすすみける
自然のすすみとどめなく神もその子の人類も
天の規則のもととだえゆくえ定めぬやみの道
さまよいでるも神の愛みたまの向上進歩をば
期せる根本大自然九.四次元界の神にして
天照彦と言える神金龍姫を恋い慕う
山武姫の大神も天照彦を慕い寄る
かかるみにくき争いがもといとなりて山武の
ざんそに合える國津神國祖とともに隠遁す
國祖むねんや隠遁す十.山武姫のいんぼうに
天系地系の戦いが天地をゆすり巻き起こる
ために地上は大惨禍科学も文化も人類も
きえて残れる人の種げにや五色の荒神の
荒ぶるさまの恐ろしさ難をのがれし天皇は
一小島に日を送る十一.思凝神の激増に
すべての人は取り憑かれ神を知らず鏡なく
人と人との争いを自己の使命と取り違え
國を造りて他の國をとりて手柄となしにける
げに乱脈の世と化せる仕業はすべて思凝神
金毛九尾と名をつける十二.山武姫は地上にて
その勢力をふるいしが内部の反感分裂や
金毛九尾の衝突で勢いしだいに衰える
それにかわって神界の座席にあって天照は
日本にある天皇を表に立てて押しあるき
その勢いや昇りける十三.仕組みの道の定まりて
日之出生魂肝川の里に集える神々と
ことを計りてすすめゆく実地の仕組み追々と
すすみて天照天若も神界すてて逃げいだす
山武姫も非を悟り天系地系和を結び
天地和合は成就なす十四.國祖の出現せまりきて
時や時節とさけぶ神みたまのちりを打ち払い
改心せよと神は言う金毛九尾の一団は
ついに本性現わして世界をその手におさめんと
秩序みだして荒れまわる執念つよき思凝神
自然にそむくおろか者十五.神の子たる人類よ
神の愛は大なるぞ早くみたまをみがきなば
不滅の愛は幸福とともにきたりめ人間の
ゆくすえ長くつづくなり往時にありし天国は
再びここに現われん二度と変らぬ天国が
再びここに現われん十六.人の鏡や象徴の
天皇守り見ならいて地球全土の人類は
隔てをすてて垣をとり各民族の伝統を
ほまれとなしてそれぞれに敬信愛和の神心
かんながらなる大道に人類大和の旗を立て
神政復古へすすみゆく