Committers’ meeting, Aug 6, 2019 (Ja)
8月の Crowi のコミッターミーティングをしました。日本語ですが、議事録のサマリーを公開します。
参加者: @sotarok @lightnet328 @otofune
1ヶ月の動き (詳細後述)
Releases
- 1.7.9 released 👏🏻
dev/1.8
- ts 化
- express の test 追加 + coverage 計測 (codecov いれた)
doc
- 進んでない
- Docusaurus は v2 の開発が進行中だが、v2 だと翻訳で crowdin からの脱却がなされているので、ソッチのほうが良いかもしれない的な会話のみ。
dev/1.8
- backend / frontend ともに ts 化されました 👏🏻👏🏻
長らく開発中だった dev/1.8 ブランチを master に取り込むための大まかな実装が完了し、ついに merge されました。最初に切られたのが去年の9月なので、非常に長いこと 1.7 と平行で進められてきたことになります。
ここまで master に入れるのを引っ張ったのは、client / server ともに TypeScript 化を進めていたからで、ここをちょくちょくやると多くの PR で conflict を起こすため、まとめて merge できるところまで持っていきたい、と思っていた意図があります。
そんなわけで、それらに目処が立ち、今日時点では、master に merge されました (Commiters’ meeting の後)
merge 以来、master はとても不安定 (まだ細かい bug 修正が必要) な状態になっているので、master を sync して deploy している運用をしている方は注意が必要です。私は個人用と家族用の2つの Wiki を master で運用しているので、毎日不具合を見つけて修正する日々です😇
もしおかしな挙動を見つけたら、是非 Pull Request や Issue をください。
Road to v1.8.0
大きな目玉だったアーキテクチャの変更が終わり、dev/1.8 に入っていた新機能もリリース可能な状態となってきているので、どこまでで v1.8.0 を出すか、という議論をしました。
次なる目玉としては、UIとそれにともなう Style の変更が挙げられています。
これは、今回 1.8 で入る Notification 機能、Backlink 機能や、 1.7 中に追加された非ログインユーザーへのシェアなど、ページに対する機能がそこそこ増えてきているのに対し、ページを構成する Information Architecture に大きな変更を加えていなかったため、かなり “ごちゃごちゃ” した印象になっている点が課題です。
機能を実装していきつつ、シンプルに使えるようにするためには、引き続き、UI 上に表示される情報やアクションを促すボタンの配置やそのスタイルを、考え続けていかなければいけません。
とはいえすべての画面をフルリニューアルするのも、Continuous update with small patches の原則に反するので、そのあたりをバランス良く進めていくつもりです。
そういうわけで、v1.8 では、ヘッダやモバイル周りの整理、Wikiの個別ページの UI を主に変更する予定です。
ヘッダに関しては、すでに PR を上げている状態ですので興味のある方はチェックしてみてください。
UIアップデートと同時並行ですすめるバックエンド処理について
上記の通りフロントエンドのアップデートを進めていると、他の作業を進めづらいので、並行して、1.8.0 に向けては、バックエンド側の主なリファクタリングや改修をできるところまで進めていきます。
- メール周り (今、AWS SDK のアップデート、SES のための AWS region を設定できない問題を解決し、登録時のメールや、パスワードリマインダの実装)
- 画像ファイルの圧縮/サムネイル保持 (アップロードされた画像のサムネイルや小さなサイズを用意し、適切に出し分けする、等)
- その他 API の拡充 (SPA 化に向けて必要な API や、UI としてほしい API (検索のフィルタ追加等) を事前に API として開発をすすめる)
まとめ
v1.8.0 のリリースが近くなってきています。
新しい機能や使いやすくなった UI を早く皆さんのもとに届けられるようにがんばっていきますので、楽しみにお待ち下さい💪
Spcetrum の方もよろしくおねがいします。
