Crowi 開発ブログはじめます
Crowi は「Wiki を起点としたコミュニケーションツール」です。
言い方を変えると、コミュニケーションを円滑に行うための補助ツールとしてのWiki、というところでしょうか。と、偉そうに言っていますが、まだやりたいことの半分もできていないので、それを目指している、と付け加えておきます。
(ちなみに Medium でブログの運用は、試してみたかったから、というところに尽きます)
Crowi の開発、セットアップ方法や、運用、設計思想、新しい使い方 … などなど、日頃からメモして公開していきたいと思います。
はじめの記事なので、せっかくなので Crowi への思い入れなどを書いておこうかと思います。
Crowi が誕生したのは 2012 年の正月です。最初数日で一気に作ってから約1年半、ほぼ beta のような扱いでエンジニア同士の情報共有ツールとして使ってきました。
本格的に「コミュニケーションツール」としてのWikiを意識し始めたのはその後になってからです。自社内に開発チーム以外の、営業や企画といったチームもでき、組織が少しずつ大きくなりました。そこで、同じ粒度で情報がアウトプットでき、かつそれが円滑に共有できなければいけないと強く思うようになりました。より多くのメンバーに使ってもらうにあたり、基本的な機能をしっかりと作り(最初のバージョンの “Crocos Wiki” では、競合検知すらなかったのですが 笑)、徐々に社内に浸透させていくことになりました。
口頭やチャットによって生まれる情報は、基本的にフロー型であり、どんどん流れてしまいます。それをどこかのタイミングでストック型の情報に書き溜めて行くことが必要です。Wikiのようなものをベースとしたツールには Confluence のような、完全にストック型であるツールも存在しています。Crowi が目指したのは、ストック型だけど少しフロー型に寄っている、といったあたりの位置づけです。
情報の流れが止まることは、組織にかよう血が詰まるようなものかな、と思います。血を通わせられるような、ツールを目指して開発をしていきたいと考えています。