“CryptoAge”再始動します

Yusuke Obinata (Obi)
CryptoAge
Published in
Mar 14, 2022

こんにちは。Web3 Foundation / Next Web CapitalのObiです。

tl;dr — 1)クリプト/ブロックチェーンに可能性を見出す若い世代を中心としたWeb3コミュニティとして、「CryptoAge::クリプトエイジ」が再始動し、アジア各地へ拡大します。
2)また、再始動を記念して、4月9日(土)にイベントを開催します。詳細は記事の後半をご覧ください。

より詳細に、クリプトエイジの発祥から再始動に至る経緯までを下記にまとめました。

ことの始まり

2018年春、東京。ブロックチェーン・クリプトカレンシーの未来に可能性を見出した若者が中心となり立ち上げられたコミュニティがありました。

世紀末の1990年代後半、日本のインターネット黎明期に、僕らがクリプトに抱いた希望と同じような思いを持って集まった若者たちの集団「ネットエイジ」にあやかり、「クリプトエイジ」と名づけました。

海外のブロックチェーン/Web3の舞台で、すでに同じ若い世代が活躍し始めているのに刺激を受けた僕らは、

「日本の若い世代から大きなうねりを創り出す」

「It’s our time / ぼくらの時代だ」

をスローガンに、狂ったように勉強会やミートアップを主催し始めました。当時は「これから、もしかしたら日本がクリプトの世界の中心になる可能性もあるかもしれない」という淡い期待も僕らの中にはありました。

当時僕が使っていたスライド

毎回のミートアップには学生を中心に100名単位で参加者に集まっていただき、累計1,500名以上を動員するコミュニティに成長しました。同世代の仲間達に対して、「海外ではこんな同じ世代の奴らがこんなことしてるんだから、俺たちだって出来るよ!」と煽ると同時に、自分達も奮い立たせていました。

CryptoAge合同新歓ミートアップ(2018年4月)

僕としてもイーサリアムジャパンの立ち上げなどで得た海外のネットワークをクリプトエイジに集約して、僕より下の世代のメンバーのきっかけになるように心がけていました。
ギャビンウッドをはじめ世界からトップ開発者らが来日した際には彼らの日本のパートナーとなり、日本の熱心なWeb3開発者や若者との接点を作る場ともなりました。

Polkadot日本初ミートアップ(2018年12月)
CryptoKitties初来日イベント(2018年8月)

この中で多くの仲間との出会いもありました。Twitterで知り合った渡辺創太と意気投合し、彼もジョインしてくれたことで僕ら二人が中心となってコアチームを作り、そこに後にMy Crypto Heroesで活躍する石川駿や現在イーサリアムファウンデーションで活躍するYurikoやLayerXのTomoなども参加してくれました。

その後、日本においても暗号資産をめぐる状況が目まぐるしく変わる中で、中心メンバーだったSotaはStake Technologiesを創業し、その他のメンバーもそれぞれの道を歩み始めました。

私は海外でギャビン・ウッドと合流しPolkadot及びKusamaのローンチに取り組み始め、コロナがやってきて、次第に日本での活動は下火となっていきました。

しかし、クリプト冬の時代を乗り越えて僕らも今までやり続けられてこれた原動力に、あの時のクリプトエイジを通して感じたブロックチェーン・Web3への熱狂があったような気がします。

クリプトエイジ”2.0” — 日本のWeb3エコシステムを回し続けるために

それから数年が経ち、僕たちは再びNext Web Capitalとしてタッグを組むことになりました。

Web3の世界最先端と接点をもち視座を高められる場の重要性は、僕たち自身が最も身を持って実感しています。

CryptoAgeを通して、同世代の多くの仲間と出会い、またグローバルの最前線で活躍する業界リーダーとも直接対話ができ、オーガナイズしていた僕たちの方も大きなきっかけを得ることになったからです。

そんなコミュニティに成長させてもらった僕たちだからこそ、次の世代のWeb3起業家および開発者のサイクルを回すため、改めて「クリプトエイジ」を再始動させることにしました。

また、今回、同じタイミングで若い世代でWeb3を共に学び合い、ムーブメントを作ろうという東大の学生が中心の東大Web3研究会のメンバーたちとも出会い、彼らとも協力して日本からアジア全域でWeb3領域にチャレンジする若い世代を盛り上げようということになりました。

なぜ、若い世代にフォーカスをするのか

クリプトエイジでは、学生や若い世代を主役としています。その理由は、Web3において、特に若い世代の可能性を信じているからです。

Web3やブロックチェーンは複雑でよく分からないと思う人も多いかもしれませんが、ビットコイン自体、ホワイトペーパーが発表されてからまだ15年も経っていません。

イーサリアムは、ローンチされて本格始動から6年しか経っていません。

つまり、この業界ではもっとも初期からいる人でもそれくらいのキャリアしかないということです。

これは何もない若者からすると大きなチャンスです。一般的なインターネット業界では、黎明期から既に25年以上が経っており、上の世代が多くのゲームを既に支配しています。それ以外の重厚長大な業界であれば、尚さら若者が切り込んでいくのは難易度が上がります。

実際に、海外ではヴィタリクブテリンをはじめ多くの若者がこの業界のリーダーとなり、Web3の発展に寄与しています。

さらにこの業界はまだまだ発展途上。インターネットの歴史でいうなら、2000年以前のようなフェーズです。

今からでも全く遅くない、これから何にでも挑戦できる若い世代にとって一番のチャンスがあるのが、クリプト/Web3/ブロックチェーンの世界だと、僕たちは信じています。

下記にて、コミュニティの概要を記します。

始動趣旨
日本、ひいてはアジア全域からWeb3を共に切り拓いてゆく若い才能が集まる場を作り、世界最先端との接点を持ちながら同志としてお互いを刺激しグローバルに羽ばたいてゆくためのハブとなる

発起人
Yuki Sugo (@yuki_4251)
Taichi Obara (@ba_ra_o)
Takato Narumi (@narumin_0724)
Haruka Takahira (@ocean_t_shirt)
Shun Ishikawa (ShunP)
Sota Watanabe (@sota_web3)
Yusuke Obinata (@obntyJP)

対象
中高生、大学生から、年齢問わず若い世代と自認する方を中心として、グローバルマインドを持って、ブロックチェーン、暗号資産が作るWeb3の未来に強い関心のある方。
それ以外の方も歓迎ですが、あくまで主役は若い世代とさせていただきます。

コミュニティチャンネル

1. Twitter @CryptoAgeGlobal

オンラインミートアップとしてのTwitter Spaceの開催、不定期でのオフラインイベントの告知などを行います。

2. Discord(英語メイン)

Twitterをフォロー頂いた方、イベントなどに参加頂いた方向けに、コミュニケーションを深める場として活用します。
Web3の世界はDay1からグローバルな舞台であること、海外からスペシャルなゲストが参加する可能性もあるため、英語を基本としたコミュニケーションの場とします。

CryptoAgeコミュニティへの参加を希望される方へ

コミュニティの初期においては参加者の熱量が大切だと考えており、また一人一人の方と交流を深めやすくするため、当面の間招待制とさせていただきます。
若い世代が主役のコミュニティですが、年齢は不問です。参加を希望される方は、下記の手順にて応募をお願いいたします。

  1. まず、Twitter( @CryptoAgeGlobal )をフォローください。また、最新ツイートを拡散いただけると一同喜びます!

2. こちらの応募フォームより、ご応募ください

4月9日、再始動記念イベントを開催します

新生活が始まる4月の初めに、再始動を記念したキックオフイベントを都内某所にて開催します。普段は海外にいる渡辺創太と私も一時帰国しての登壇を予定しており、当日お話しできるのを楽しみにしております。

詳細はまた追って発表させていただきますが、以下概要です。

▶︎日時

2022年4月9日(土)15ー18時を予定

▶︎会場

都内某所(現地参加の方のみにお知らせします)

▶︎イベント形式

現地参加100名まで(コロナ対策を万全に期すため応募多数の場合、選考とさせていただきます)+オンラインストリーミング

▶︎予定アジェンダ

・クリプトエイジ宣言ーーなぜWeb3が重要なのか

・なぜ若い世代にチャンスがあるのか

・パネル:初代クリプトエイジからその後の軌跡

・パネル:日本のインターネット黎明期、Web1, 2からWeb3へ

▶︎登壇者

渡辺創太 (Astar Network, Next Web Capital創業者)

大日方祐介(Web3 Foundation, Next Web Capital創業者)

上記以外の登壇者の方々は今後随時発表させていただきます。

それでは、この活動を通して、日本からWeb3の世界に飛び出す若者が一人でも増えることを願っております!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

Obi

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