イーサリアムコア開発者が勧める、Ethereum Devコミュニティの入り方
Published in
4 min readAug 18, 2018
Ethereum Foundationのコアリサーチャーで、Casper+Shardingなどの開発をVitalikらと取り組んでいるDanny Ryanというナイスガイがいます。
彼は大の日本好きで、しばらく東京にも滞在しながら開発をしていたんですが、一緒にすき焼きしてる時にふと、「日本の開発者が世界のイーサリアムDevコミュニティに入って行くには何をするのがいいと思う?」みたいな質問をしたことがありました。
その後、すごく参考になる回答をしてくれたので、シェアしたいと思います。(Dannyの許可を得て公開します)
イーサリアムのコア開発コミュニティに入って行くための6つのポイント
- Githubのイシューをチェックしよう。”good first issue”とラベルがついているものはコントリビューションをスタートするのにいいところ。https://github.com/ethereum
- なにかドキュメントや、リンク、タイプミスのような小さい間違いを見つけた場合でも、プルリクエストを立てて、修正をしよう。多くの人はこういった小さいところからスタートしている。
- スマートコントラクトのformal verification(形式証明)は今後大きく成長する非常に面白い分野だと思う。個人的に、K-EVM, ERC-20コントラクトのformal verificatioin, キャスパーコントラクトの証明まわりの情報は追っている
- 自分が興味のある/コントリビューションしたい分野に関するGitterチャネルに入ろう
Gitterチャネルの一覧はこちらから:
5. Dr. Gavin Wood(Gav)が最初に著したイーサリアムのYellow Paperを読もう。少なくとも2回。
イエローペーパーは複雑すぎて難解だとたびたび言われるが、僕の知る、開発に大きく貢献している人たちはイエローペーパーを読み解く時間を取り、分析・理解している
6. 当然だけど、EthResearch(https://ethresear.ch/ )はフォローしよう。コントリビューションできるところがあれば、そこから取り組もう。
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と、以上です。
何かご意見やご感想あれば、私のTwitterでも連絡いただければと思います!
https://twitter.com/obnty
・Dannyが取り組む開発の最新の議論はこちら
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