Bluefin × KudasaiJP AMA内容まとめ
2023/10/26に行われた、BluefinとのAMA(Ask Me Anything)についてまとめた記事です。
Bluefinについて
Bluefinは、SIG、Tower、Brevan、Polychainが支援するオーダーブック・ベースの分散型デリバティブ取引所です。これまでに15億ドル以上の取引量を処理し、流動性はWintermute、Kronos、その他この分野の主要なマーケットメーカーによってサポートされています。
BluefinはArbitrumとSuiの両ネットワークで利用可能で、デリバティブ取引にノンカストディアル・ソリューションを提供することで、すべてが完全に透明で、ユーザーは常に自己資金を完全に管理することができます。
可能な限り中央集権型取引所に近いエクスペリエンスをユーザーに提供しながら、分散型であることの利点をすべて備えた、最速かつ最も流動性の高い分散型デリバティブ取引所になることを目指しています。
AMA概要
- スピーカー:Zabi (共同創業者)
- 司会進行:ねこ(https://twitter.com/kasoutuu)
- 翻訳:nori(https://twitter.com/shibainuweb3)
- 実施日時:2023/10/26 21:00
- 会場:KudasaiJPテレグラムグループ / ツイッタースペース
AMA本編の内容まとめ
AMA本編の内容について、Q&A方式で記載していきます。
Q: 自己紹介を兼ねて、あなたの経歴やBluefinチームについて教えていただけますか?
私の名前はZabiで、Bluefin.の共同設立者の一人です。Bluefinの前は、バイオテクノロジー研究に従事し、遺伝学と生化学の研究も修了しました。
Bluefinには、エンジニアリングファーストのチームがあり、チームの 80% 以上がコンピューター サイエンスのバックグラウンドを持っています。
エンジニアリング チームは、もう一人の共同創業者であるAhmadが率いています。彼は、YCが支援する2つのスタートアップ企業で創業エンジニアを務め、それ以前はカリフォルニア大学バークレー校でコンピューター・サイエンスの学士課程を修了しています。
私たちは皆、複雑な問題を解決するのが大好きで、分散型金融の未来に情熱を持ってため、Bluefin の構築に挑戦しました。
Q:Bluefinを紹介してもらえますか?既存のソリューションが解決できていない問題を解決できるのでしょうか?また競争上の優位点は何ですか?
Bluefinは、SIG、Tower、Brevan、Polychainが支援するオーダーブック・ベースの分散型デリバティブ取引所です。15億ドル以上の取引量を処理し、流動性はWintermute、Kronos、その他この分野の主要なマーケットメーカーによってサポートされています。この取引所はArbitrumとSuiの両ネットワークで利用可能です。私たちは、中央集権型取引所に関連する問題のいくつかを解決することを目指しています。つまり、デリバティブ取引にノンカストディアルソリューションを提供することで、すべてが完全に透明で、ユーザーは常に自己資金を完全に管理することができるのです。
私たちは、可能な限り中央集権型取引所に近いエクスペリエンスをユーザーに提供しながら、分散型であることの利点をすべて備えた、最速かつ最も流動性の高い分散型デリバティブ取引所になることを目指しています。
先日、1日の出来高50Mドルを達成しています。
Q:このプロジェクトのためにチームが構築した技術やプロトコルはありますか? または、チームが適用している注目すべき技術はありますか?
Bluefin v2をリリースしてからちょうど1ヶ月が経ちました。今年に入り、私たちはコードベースを書き直し、新しい基盤技術を採用しました。Bluefin v2は、水平方向にスケーラブルなパフォーマンスと、中央集権型取引所のユーザー・エクスペリエンスに匹敵するウォレットレスなトレードエクスペリエンスを可能にするSui上に構築されています。
Q: どうしてわざわざコードベースを書き直してまでsuiに移行したのですか?
私たちは多くのベンチマークテストを実施し、Suiブロックチェーンがメインネットで5400TPSを超えるピークスループットを記録し、10,871TPSから297,000TPSの範囲のピークスループットを記録したことを確認しました。結局のところ、重要なのはブロックチェーンのスケーラビリティとパフォーマンスです。
また、Suiはすべてのトランザクションの完全な順序付けを必要とせず(因果関係のあるトランザクションの相対的な順序付けのみ)、並列実行をサポートし、ネットワークの可用性は他のアプリケーションやユーザーに制約されません。
Q:これまでに達成した主なマイルストーンと、目標とするマイルストーンをスケジュールとともに簡単に説明してください。
私たちは3月にArbitrumでローンチし、現在はSUIでBluefin v2をリリースしたばかりです。これまでのところ、私たちはこの取引所で合計10億ドル以上の取引量を処理しており、このスペースで最も流動性の高いDEXの1つとしてパーペチュアルを提供しています。
Q:これまでのプロジェクトで苦労したことはありますか?それをどのように解決しましたか?
今四半期の大きな課題のひとつは、取引所における安定したリテール・フローを維持することでした。初期のTrade & Earnプログラムでは、1日当たり最高1,000万ドルのピークと、100万ドルを下回る底という、不安定なリテールトレードが見られました。
今期は、重点分野のひとつとして、より安定したリテールトレードを推進することを目指しています。そのために、より多くのトレーダーにインセンティブを与える新しいオープンリファラル(紹介)プログラムを開始します。
また、紹介プログラムと連動してBluefinをより広く共有するため、影響力のあるいくつかのトレーディング・コミュニティとの重要なパートナーシップにも注力していく予定です。この取り組みの一環として、Kudasaiと提携し、日本のコミュニティーにBluefinをお届けできることを嬉しく思います!
Q:あなたのプロジェクトのトークンのトークノミクスと、有用性について教えてください。
トークノミクスの詳細はまだ公開されていませんが、年内にはリリースされる予定です。
チームは、完全なアカウント抽象化と30msのオプティミスティックセトルメントを備えたv2の完全リリースに集中しており、1日の取引量を一貫して7000万ドル以上に拡大しています。
トークンをローンチする前に十分なマーケットシェアを確保したいと考えており、DEXとCEXの両方でマーケットシェアをモニターしています。6ヶ月以内を目指しています!
Q:マーケティング戦略を教えてください。最初のユーザーをどのように獲得しようと考えていますか?
Bluefinの市場進出戦略は3つあります。プロダクトの差別化、ユーザー獲得、パートナーシップです。
Bluefinのユーザー獲得戦略は、ユーザーのタイプによって細分化されています。私たちは、この分野の主要なマーケットメーカーやトレーディングファームを取り込むことができ、現在、さまざまなプログラムを通じてユーザーの認知度を高めることに注力しています。
その中には、Trade and Earnプログラム、Open Referralプログラム、日本のようなローカライズされた地域における主要パートナーとのパートナーシップなどがあります。
Q:運営を維持するための収入源はどのように確保していますか?
Bluefinの主な収入源は、トレーディングアクティビティに対する手数料です。したがって、収益は取引所を通過する取引量に比例して増加し、ブルーフィンの事業維持に貢献します。生み出されている収益に加えて、Bluefinは投資家から1500万ドルを調達しました。
Q:最近、ハッキングの事件が多発しています。セキュリティ対策はどうなっていますか?
私たちは取引所としてセキュリティを非常に重要視しています。私たちは、Trail of Bitsのような会社の利用を含む複数の監査を実施し、また、専門のセキュリティチームを持っていますが、ありがたいことにハッキングは一度もありませんでした。
取引所の性質上、カストディアルではないため、セキュリティ侵害が試みられても、顧客の資金に影響を与えることはありません。
複数の監査を受けていることに加えて、Sui ネットワークの優れたセキュリティと分散型ガバナンスの恩恵も受けています。
バリデータは、ユーザーが自分の SUI トークンをロックおよび委任することによって定期的に選出され、中央(主な)エンティティがネットワークを制御しないようにします。
Q:現在の投資家はどのような方々ですか?
投資家には、Polychain、Tower Research、Wintermute、Brevan Howard、Susquehanna and Cumberland DRWその他多くの大手ヘッジファンドが含まれます。
Q:企業やプロジェクト、著名な開発者などとの契約はありますか?
他のDeFiプロジェクト、プロトコル、サービスとのパートナーシップを確立し、プラットフォームの範囲と機能を拡大することは、Bluefinの成功にとって重要な要素です。Bluefinは以下のプロジェクトと提携しています: Chainlink、Axelar、Arbitrum、Sui、Pyth、Elixir、Trail of Bits、Chainlaysis、Guardrail
Q: Elixirには最近注目しています。ユーザーが入れた流動性をアルゴリズムでオーダーブックにしてくれる仕組みですが、ということは将来的に我々エンドユーザーも流動性を入れられるようになりますか?
はい、まもなくユーザーはBluefinのオーダーブック上でアルゴリズム戦略に流動性を簡単に提供できるようになります。
Q:Bluefinに関するニュースや最新情報で、私たちに伝えたいことはありますか?
Bluefinのオープンreferral(紹介)プログラムを数日中に発表します!これは、すべてのBluefinユーザーが紹介コードを作成し、友達を招待して取引所を利用し、リワードを獲得することができるようになることを意味します!
Kudasaiの招待リンクはこちら: https://trade.bluefin.io/r/kudasaijp
コミュニティ質問の内容まとめ
Q:今後さまざまなアルトコインが取引可能になりますか?
私たちにとって最も重要なことは、流動性の高いトレード体験を提供することです。つまり、当社が今後開始するどのペアも、その分野で最高のマーケットメイカーによってサポートされた流動性を持つことになります。
Q:現在ClassicとV2の両方利用できますが、どちらを利用すれば良いですか?
Bluefin v2はSuiを、Bluefin v1はArbitrumを採用しています!両方試していただけると嬉しいです!Bluefin v2は、パフォーマンスとユーザーエクスペリエンスのアップグレードを提供し、Bluefin v2との接続にウォレットを使用する必要性をなくすことを目指しています!
Q:日本人向けのトレーディングコンペをまた開催する予定はありますか?
先日、初のトレーディング・コンペティションが開催され、大変盛り上がりました!近い将来、またトレーディング・コンペティションを開催する予定があり、その際には必ずKudasai コミュニティのメンバーにも参加してもらうつもりです!
Q:Web3ウォレットを使用していないユーザーを参入させる計画はありますか?
SUI上のzksyncにより、ユーザーはウォレットに接続することなくBluefinにアクセスし、トレードを行うことができます。秘密鍵の管理とウォレットの必要性を完全に排除し、かつノンカストディアルであることは、分散型金融にとって重要なマイルストーンです。私たちは、今日のWeb3における最大のユースケースであるトレードでこれを実現できることに興奮しています。
Q:日本のマーケットに何を期待しますか?
Bluefinの日本のマーケットへの参入は、私たちにとって非常に重要なマーケットであり、大変嬉しく思っています。アジアは世界の他の地域よりも成長すると見ており、日本におけるCryptoとトレードに対する真の需要が見られます。私たちは、日本のマーケットで私たちをサポートしてくれる重要なパートナーの1つとして、Kudasaiと一緒に仕事ができることを嬉しく思っています!皆さんが構築したコミュニティは素晴らしいです。🙌🏼
Q:Trade2Earnキャンペーンを実施する予定はありますか?
Trade and Earnプログラムが始動しました!トレードでリワードを得ることができます。このプログラムの詳細については、こちらをご覧ください: https://learn.bluefin.io/docs/get-involved/initial-trade-and-earn-program
Bluefinソーシャルリンク
- Web Site: https://bluefin.io/
- X: https://twitter.com/bluefinapp
- Discord: https://discord.com/invite/bluefinapp
- ドキュメント:https://learn.bluefin.io/docs/
- 招待リンク(10%リワードボーナス):https://trade.bluefin.io/r/kudasaijp
CryptoKudasaiJPについて
CryptoKudasaiJPは、日本のブロックチェーンKOLコミュニティおよび投資グループです。
本AMAは、ブロックチェーンスタートアップが業界での成長と露出を加速するのを支援する活動の一つとして実施したものです。