Yay! × KudasaiJP AMA内容まとめ

ゆーき/Yuuki
CryptoKudasaiJP
Published in
Nov 24, 2023

2023/11/23に行われた、Yay!とのAMA(Ask Me Anything)についてまとめた記事です。

Yay!について

Yay!は、メディア化をしないと掲げている匿名性のソーシャルプラットフォームです。累計ユーザ数は800万ほどで、Xのようなタイムラインが存在し、Discordのようなコミュニティを作る機能やボイスチャットの機能があります。

メディア化したソーシャルではなく、双方向で誰でも気軽に素を出せるそんなSNSを運営しています。

詳しくは本文中をご覧ください。

AMA概要

AMA本編の内容まとめ

AMA本編の内容について、Q&A方式で記載していきます。

Q:直近で、トークノミクスを公開しましたが、改めてYay!のトークノミクスを教えていただけますか?

トークンはYAYとEMPLの2つがあってデュアルトークン制です。YAYはEthereumで発行して100億枚。EMPLはArbitrumで発行して無制限となっています。

NFTにはPalとGenesisというのがあり、PalはPlayToEarn用のNFTでデジタルペットをモチーフにしています。PalはArbitrumにあります。

GenesisはPalをミントする機能があります。Genesisは5000体の有限発行で、Ethereum上に存在しているのですが、Layer0を使って、PalをArbitrum上でミントをすることができるような設計です。

▶️Genesisは一体でPalのミントが可能

全体的なNFT/FTの説明https://twitter.com/Yay_SocialFi/status/1722111167056007406

【デュアルトークンと2種類のNFTについて】

Q:Yay!既存ユーザーからすると、これはちょっと難しすぎるのでは?

そういった人たちはPalを普通に育ててバトルして遊ぶ、その上で気付いたらEMPLが稼げているみたいなイメージ。GenesisのことやYAYトークンのことは特に知らなくてもいいと思っています。

また、EMPLはアマギフにも交換できるので、ウォレットも取引所開設もなしに全部オフチェーンで完結することもできる。

しかしそういうユーザーばかりだとエコシステムが成り立たない。だからこそオンチェーンに詳しい人にはGenesisの役割を担ってもらう設計にするほうがよいと考えています。

Q:Palのミントには制限などはある?

Genesisホルダーはサービスが存続する限り、ずっとPalのミントができるが、ミントにはクールダウンタイムがある(レアリティに合わせてクールダウンタイムは違うため、コモンだと72時間)ので、月に最大10体までミントできる。

Q:Yay!のユーザーは多岐に渡りますが、それぞれがどのような役割を担うと想定していますか。

実際には、ユーザーは4種類に分かれると定義していて、

  • クリプトに対してあまり知識のない既存ユーザーは無料でPalを取得してPlayToEarnを楽しむ
  • クリプト実装を切っ掛けに入ってくる知識のあるユーザーは有償でPalを取得してPlayToEarnで稼ぐ
  • Defiなどをよく触っているユーザーやKOLの方にはGenesisを保有してもらい、それを用いて運用を行ってもらう
  • 最後に重要視しているのがトレーダーで、YAYトークン自体のボラティリティを楽しんでもらいたい

このような役割を想定しています。

Q:NFTとしての課題でよくありますが、Palが買われなくなるというリスクについてはどう考えていますか。

通常のGameFiはミントをPlayToEarnのNFT同士で行うため、非線形に増えていってしまうというというのが課題でした。

Palにはまず特徴として、寿命があること、更にミントはGenesisしか行えずGenesisの個数は有限であること、Genesisがミントした後にクールダウンタイムがあることから市場の個数が増えすぎない仕組みがあります。

さらにそれでもマーケットプレイスで買い圧が足りない場合は、ミントしたPalをプールに入れることができるような設計になっていて、ユーザーは無償でPalをプールから引き出してPlayToEarnできるような仕様になっています。無料で使えるのであれば、Palの在庫は捌けるよねという発想です。

【Palには寿命が存在する-Palの解説-】

【Genesisの解説】

【マーケットプレイス型についての図解】

【Point】

  • Palをマーケットプレイスで売ることができる
  • Palのミント数が多ければ多いほど、YAYを報酬として受け取ることができる
  • ユーザーはマーケットプレイスからPalを買える

【プール型についての図解】

【Point】

  • Palはコントローラブルに増えていく
  • Palをプールに入れることができる
  • プールに入れるとYayトークンがもらえる
  • プールに入れたPalは無料で使える
  • プールから得たPalは、マーケットプレイスで購入する場合と比べて報酬量が少ない

Q:Yay!とNFTのPalを使ったGameFiの関係は?

Web2からWeb3へユーザーを連れてくることが役割であり目的であると考えています。

そのとき、一番いい(わかりやすい)方法はゲームからの流入であると思っています。

なので、サービス全体としてはSocialFiですが、マスアダプションのためにGameFiの要素を含んでいます。

Q:トークンは、YAYとEMPLがありますが、どのようにトークン買い支えるのですか?

特徴としてGenesisがPalをミントする際に使われるETHやNFTのトランザクションで発生するETHはすべてトークン買いに使われます。

そのため通常のGameFiのようにその部分でETH自体を運営費に充てることはありません。なぜならば、Yay!自体に関してはユーザーが増えていけば自ずと売上が増える構造になっていて、それは広告だったり、ギフトだったり、サブスクの会員だったりします。

その外部収益でコストをまかないつつ、その外部収益を用いてトークン買いを行うような設計にしているのでユーザーとしてはマイナスサムどころかプラスサムですよね、という経済圏を創ることを考えています。

その上でトークン買いの仕組みですが、ユーザーがEMPLを出金するときにYAYに交換する形で出金できるようになっています。

裏側の仕組みは、例えば$1000のEMPLを出金すると、APIを通じてbitFlyerでトレジャリーのETHを原資にYAYを$1000分購入します。

そして、そのうちの$850のYAYをユーザーのウォレットに送金し、15%は交換手数料としていただく形になっています。

Q:今のYay!のユーザーはWeb3の機能を使ったことがない人も多いですが、Web2ユーザーをオンボーディングをどのようにできると考えていますか?

一番の鍵がここだと思っていて、まずは無料のPalを用いたPlayToEarnを行います。その上で、ウォレットなし・取引所のアカウントなしでも始められるように複雑な過程を省く必要があると考えています。
更にはユーザー体験として「これはYay!の一つの機能である」と認識してもらうことで、小難しいことを考えなくても利用できることが重要だと考えています。

Q:Yay!のユーザーは若年層が多いように思えるが?

Yay!の中高生の利用者は全体の15%未満です。

18歳から22歳までの大学生のレンジの利用者が全体の45%で最も多く、それ以外の年代がほぼ均等に分布している状況です。

例えば28歳以上の利用者の方々も15%程度を占めています。

Q:Yay!のトークノミクスでは報酬を得るために、コミュニティ貢献が必要とのことですが、具体的に何を指しますか?

具体的にはトラストスコアとアクティビティスコアっていうのに分かれていて、トラストスコアは長期的なアカウントのバリュー、アクティビティスコアは今日という短期間で何をしたのかを図る指標です。
一概にこれをすればいいよというものではなく、Google SEOのようなものを考えていて、色んな要素で多角的に判断したりスパムのスコアを切り下げたりします。

Q:SocialFiは今注目を浴びていますが、Yay!と他のSocialFiとの違いはどこだと思いますか?

なぜブロックチェーンを書き込みたいかと言うと、そこに思い出があるから。それがないSocialFiはいくらブロックチェーンに書き込んでデータのオーナーシップを持っても意味がないと思っています。
XやFacebookがやるから意味がある。僕たちはまずコミュニティ、人間関係、思い出をホストして、そうしてからDecentralizedしていく方向で差別化を図ります。Yay!はすでにユーザーがいるので思い出ファーストですね。

Q:あなたのプロジェクトに関するニュースや最新情報で、私たちに伝えたいことはありますか?

今後テストネットをクローズドで11月末頃に、パブリックベータを2月頃を予定しています。GenesisというNFTをお配りする形で支援者を集めていきたいと思っています。
bitFlyerでIEOするのでアカウントを作成お願いします。一緒にコミュニティを盛り上げていきたいです!よろしくお願いします!

コミュニティ質問の内容まとめ

Q:海外の取引所でも上場する予定はありますか?

予定は言えませんが、この点においては重要なことであると認識しているので頑張ります。

Q:トークンの取り扱いをETHとarbに分けたのはなぜですか?

マルチチェーンを意識しています。将来的にはGenesisがチェーンを選べるというようなことを想定しています。

Q:トレジャリーのETHが枯渇する心配はありませんか?

シミュレーションをした上で、枯渇しないようにしています。無料でPalを稼ぐ人がいればいるほど、報酬で受け取れるEMPLの数量が減るという設計になっています。

Q:KOLじゃないとGenesisをもらえなさそうですか?

Yay!の中で良い動きをしてくれる人にも与えたいと考えています。この辺りの基準についてはもう少し後で発表する予定です。

Q:Yay!既存ユーザーのWeb3へのポテンシャルはどのように考えてますか?

  • PayPayは後発だったがシェアをとった。その理由は金銭的インセンティブを打ち出したから。
  • Yay!でやりたいのは上記のもので、これをWeb3を使ってやりたい。
  • PayPayは初期ユーザー獲得のため、大きな100億円あげちゃうキャンペーンなどを実施するのに企業がお金を出していたが、トークンエコノミーではマーケティングの資金を準備する必要がない。
  • ソーシャルはどれも同じような感じだけど、「ソーシャルを使いづつけるだけで稼げるからYay!を使おう」っていう感じでユーザーを増やしたい。

Q:寿命を迎えたPalの使い道はもはやゼロになっちゃうんですか?

ユーティリティを用意していますが、現時点では内緒です。

Q:クリプトで印象に残っていることは?

CZが退任したこと。

Yay!ソーシャルリンク

CryptoKudasaiJPについて

CryptoKudasaiJPは、日本のブロックチェーンKOLコミュニティおよび投資グループです。

本AMAは、ブロックチェーンスタートアップが業界での成長と露出を加速するのを支援する活動の一つとして実施したものです。

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