Gold Fever — ちょっとした裏話
本記事は、以下の記事の日本語翻訳記事です。
第一章 約束の地
ジュリアス・プリンストンは、オーストラリアのクイーンズランド州で幼少期を過ごしたが、父親からほとんど何も言われずに育った。彼は盗人、賭博師、詐欺師など様々な顔を持っていたが、宣教師ではなかった。ある日、彼は銀行詐欺で逮捕されてしまった。
父親が彼のために動いてくれなければ、彼は何年も刑務所で重労働を強いられることになったかもしれない。父の友人である枢機卿の力を借り、ジュリアスが刑務所で腐っているより、聖職者の仕事をしている方が良いと裁判官を説得することができた。説得の結果、ジュリアスはパプアニューギニアの島に派遣され、現地でキリスト教の宣教師としてキリスト教を伝える任務に就いた。
ジュリアスは神、教皇、真の信仰を信じていた。そして、ジュリアスは天が自分をより素晴らしく高尚なものへ運命づけてくれると信じていた。しかし、彼のこの見知らぬ土地の原住民を改宗させることには熱心ではなかった。そのため、彼はこの島で1年を過ごしても、ほとんどの原住民を改宗することなく、平凡な宣教師となってしまった。
ある日、新しい土地を散策していたジュリアスは、森から湧き出ている小さな川で水浴びをした。その時、輝く黄色い石を見つけて驚いた。ジュリアスは幼少のころ祖父に教わった通り、彼はその奇妙な石をかじってみると、石の表面に小さなへこみが出来た。服を着て鍋をもって川をさかのぼると、いつの間に彼のポケットには何十個もの金塊が入っていた。
ジュリアスは世界中から船が来て鉱者・鉱山労働者・医師・探検家・報道関係者・著名人・海兵隊員・軍隊など多くの人がキャンプに集まり、山は空への階段のように続く露天鉱山となっていくのを見た。ジュリアスの脳裏には、この川のほとりに巨大な鉱山都市が出来て行くことが浮かんできた。そして、家族に暖かく迎え入れられ、世界を変えた男として称えられる自身の姿を思い描いていた。
ジュリアスは枢機卿に原住民の改宗は不可能だと報告をし、宣教師としての任務を放棄した。そして、親しい友人に金の粒を添えた招待状を書き、この島で小さな金採掘事業に投資してほしいと頼み、1929年2月17日ニューカナン・ゴールド社が誕生した。ジュリアスは、親友のマーティン、原住民達と探検隊を結成し、ジャングルの奥深くへと分け入っていった。
探検の最初は順調だった、1マイル進む毎に金の痕跡を見つけていった。しかし、森の中に入っていくとジュリアスは誰かに監視され首の裏がチクチクするような感覚に襲われた。そして、川沿いに粗末なシャンデリアのようにつるされた人骨の網や、樹皮に刻まれた未知の言語、スパイクの上に並べられた人間の骸骨など奇妙なトーテムや目印が現れた。
原住民たちは2足歩行の幽霊が獲物を探しているとおびえたように小声で囁いた。しかし、ジュリアスはその話を信じずに探検に集中するよう原住民に命じた。
それから数日後、部下たちが姿を消し始めた。森の中の丘を登っていき頂上に着くと最後の一人がいなくなっているのだ。マーティンは脱走者だと結論づけジュリアスも脱走者たちはこの島でもう仕事を見つけることはできないと言いそれに同意した。しかし、眠りにつくたびにジュリアスの無意識下では不安が募っていった。すでに、部下の3分の1を失っている。何かがおかしい。
ジュリアスとマーティンは何が起きているかを確かめるため、残りの十数人の部下には川の浅瀬を探らせ、岩陰に隠れた。2人は水と虫の鳴き声だけが聞こえる中、何時間もじっとしていた。
そのうち、一人の部下が背中を伸ばそうと背筋を伸ばした。彼があくびをすると、口から矢じりが生えてきて倒れ、血の水たまりができた。ジュリアスとマーティンはそれを見て呆然としている。
その後、バンシーのような叫び声がジャングルに響き渡り、木々や葉の陰から、戦化粧をした顔が現れ、網や投げ縄を投げたり、吹き矢を撃ってきた。恐怖におののいた男たちは、まともに防御することができず、パニックになって散り散りになり、大声で叫びながら水の中を逃げまわった。しかし、ほとんどの人がすぐに捕まってしまった。
マーティンは立ったままライフルを2発撃ち、ジュリアスに戦えと叫んだ。しかし、ジュリアスは凄惨な光景にショックを受けて動けないでいた。骨と入れ墨で覆われた原住民が木々の間からゴーストのように現れ、弓を彼らに向けた。一斉射撃が彼らの頭上を通過すると、マーティンはジュリアスを揺さぶり逃げろと叫んだ。
木々と叫び声から離れるように彼らは、泥水の飛沫を上げながら必死に逃げた。しかし、マーティンの太ももに矢が刺さりマーティンは倒れこんでしまった。ジュリアスがマーティンを助けようとすると、マーティンは逃げろと叫んだ。ジュリアスは一人でジャングルに行くことに恐怖し、必死にマーティンを引きずり助けようとした。その時、ジュリアスの腕に吹き矢が刺さりジュリアスの世界は静寂に包まれた。ジュリアスの筋肉は痙攣し、視界が灰色になり泥沼の中に倒れこんでしまった。ジュリアスが最後に見たものは黄色いペイント・羽・骨で着飾った老人がジュリアスをのぞき込んでいる姿だった。
目を覚ますと、ジュリアスは大きな竹のケージの中に居た。そこには、足に矢を受けたマーティンと6人の部下たちがいた。ジュリアスが残ったものはどうしたかと尋ねると彼ら弱々しく首を振って答えることはなかった。
そのうち、年をとった原住民が訪ねてきた。ジュリアスは身振り手振りでポケットの金塊を見せながら、この地域で金塊を探しているだけだと必死に説明した。老人は理解したように微笑んで頷いたが、ジュリアスたちをケージから出すことはなかった。
それから数日後、囚人となったジュリアスたちはまるで客人のように食事と水を与えられた。そしてある朝、老人が戻ってきた。手のひらには黄色と黒のストライプ柄のカエルが乗っている。彼はいくつかの言葉をつぶやいた後、ジュリアスたちに舌で舐めるようにジェスチャーで伝えた。ジュリアスたちは拒否したが、看守が槍を突き立てたことで、ジュリアスたちは選択肢がないことを理解した。
数分後、ジュリアスの視界がぼやけ、頭の中がぼーっとしてきた。すべての音が遠くに聞こえて穏やかな響きに包まれた。人の形をした炎が木の間を歩いているという奇妙な光景がジュリアスに見え始めた。
昼夜も分からず、ジュリアスはいつケージに閉じ込められ始めたのか、カエルを舐めさせられたこと、食事を与えられたことしかわからなくなってしまった。ジュリアスには自分が何処にいるのか、何が起きているのか分からなくなってしまった。ジュリアスはケージがどんどん広くなっているように感じてきたようだった。それとも、ケージの中の人数がただ減っただけなのか?
毎日、シャーマンが訪ねてきて、更にカエルを舐めさせ、不思議な言葉を唱えていきました。次に目が覚めた時、ジュリアスはケージの中で1人だということに気が付いた。マーティンはどこにいるんだ?見当もつかないし、気にも留めなかった。
ついに、原住民がケージを開けシャーマンがやってきた。ジュリアスは原住民のリーダーについていった。村の中心部に着くと部族の全員が黙って炎を見ていた。そこでは、体格の良い原住民が人間の胴体と足が刺さった串を回し焼いていた。
ジュリアスはその死体を見つめながら何も気に留めない自分に気づいた。ジュリアスは木製の粗末な祭壇に連れていかれ、シャーマンは焼けた人間の頭を手に取り人々の上に掲げた。もうとうとした意識の中で、ジュリアスはマーティンの焼けた頭を見ていることに気づいた。シャーマンは”グーーール”と叫び、ジュリアスに渡した。シャーマンは頭をジュリアスへ渡す前に、片方の眼球を取って食べ、ジュリアスへもう片方の眼球を取って食べるようジェスチャーした。
ジュリアスは少しの間それを見つめて、親友の眼球を食べることに抵抗しかけたが、最終的には口を開き眼球を食べた。
ジュリアスの目の前で、全ての原住民が消え去った。葉のカーテンの中から何かが現れ頭を上げてジュリアスを見つめていた。ジュリアスは何かの頭蓋骨のような頭、角、毛むくじゃらの長い腕、鋭い爪を見ることがやっとだった。
ジュリアスは真の神、ジャングルの神の顔を見ていることに気づいた。肉と生贄でしか満足しない神だ。ジュリアスは一瞬にして薬の効果よりもはるかに強力な幸福感と啓示感に満たされ、過去の信仰の記憶は彼の記憶から心から全て抜け落ちた。ジャングルの神はジュリアスの耳元でささやき、ジュリアスは森に訪れた全ての人の中で、唯一神の使者として選ばれたことを悟った。
ジュリアスは新たな活力と目的意識を感じた。ジュリアスは忠誠を誓う新たな神へと頭を下げ、肉や骨の供物を献上した。彼が頭を上げると神は消えていてた。優しく微笑んだ老人だけがジュリアスの横に立っていた。
シャーマンと一緒に暮らした数週間の中で、ジュリアスは部族の言葉や習慣を学んだ。やがて彼は任務に就く準備ができた。シャーマンはジュリアスを川の端へ連れていき空中に円を描き「できるだけ多くの人を送るのであれば金塊をもっていっても良い」と明確な指示を出した。そして、シャーマン(老人)は笑顔のまま、マーティンの白骨化した頭蓋骨をジュリアスに渡した。
ジュリアスは頭蓋骨を受け取り、その頭蓋骨で老人の頭を叩いた。そして、短剣で老人の心臓を切り取り生で食した。ジュリアスはそれが美味しいと感じた。
そして、ジュリアスはシャーマンの生首を部族のリーダーたちの前に運んだ。そして、わずかな言葉でジュリアスは自身が神事におけるリーダーだと明確にした。そして、ジュリアスを通してジャングルの神は沢山の供物を手に入れる事ができる。
ジュリアスは元の服に着替え、鉱山キャンプへ戻っていった。そこには数人の労働者が残っておりジュリアスを見て感嘆の声をあげた。何が起こったのかとジュリアスに尋ねるが、ジュリアスが金塊の入った袋を見せるとほとんどの人が黙ってしまった。
数週間後、ジュリアスはさらに多くの知人に手紙を送り自身の会社への投資を募った。そして、世界中の冒険家達が、一獲千金を夢見てやってくるように新聞社へ電報を打った。いつしか島は「約束の地」と呼ばれるようになり、いつの間にか大勢の人が船でやってくるようになった。
ジュリアスは一人で笑った。彼の神が最も喜ぶであろう。
注:ゴールドフィーバーは現在開発の初期段階にあり、詳細は変更される可能性があります。
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