お前の勉強、無駄じゃねーよ

『道をひらく』で松下幸之助さんがこう言っている。「逆境は尊い。順境もまた尊い」と。

その言葉が心に響いたので、今回は「勉強の面で順調にやってきた人」、つまりは「高学歴の人」に向けて、何かメッセージを伝えることにする。

こういうブログでは、こんな苦労があった、こんな辛い経験をした、こんな逆境があった、という話が多いんだけど、、、多分ね、わざわざみんなに言うほどじゃないけど、小さな苦労とか悩みって誰にでもあるじゃない?高学歴ならではの悩みもきっとある。

でも、日本には奥ゆかしさを大事にする文化があるから、「僕は高学歴でこんな苦労があります!」とは言いにくい。おもてに出てくるのは、実社会に出てすっごい挫折を味わったとか、起業して地獄を見たとかそういう類の話じゃないかなと。

まぁとりあえずなんか書き綴ってみる。

ちなみに僕は、小学校1学年15人という田舎で育ち、とりあえず勉強は頑張って京都大学に現役合格できた。勉強の面で順境。

周りからすると、賢くていいなーとか、苦労知らずって感じだけれど、本人としては一生懸命にやってきた結果だと言いたい。多くの人は大学進学のチャンスがあるわけで、もちろん素質や環境の違いはあるけれど、それはもう別の生き物だから違って当然。そもそも、素質の良し悪しって判断できないから、ここを議論しても仕方ない。

社会における高学歴のメリットとデメリットは、尊敬や期待と妬みを同時に受けること。「高学歴だから、さすが!」と「高学歴なのに…」の両方がある。高く評価されやすい反面、肩身の狭い思いもする。期待に添えない場合は、一気に評価が下がることもある。

大変っちゃ大変。謎のプレッシャーがあるよね。まぁそれも自分が選んだ道なんだけど。

#勉強は無駄なのか?

「学校の勉強と仕事は違う。高学歴は頭でっかちで実務では使えない。」と言う人もいるし、それが合ってる場合もあると思う。

でも、勉強が無駄かどうかで言うと、

お前の勉強、無駄じゃねーよ

と言いたい。(自分に言い聞かせる感じで)強く言いたい。

理由の1つとしては、努力と自信。なんだかんだで1つのことを頑張ったってことは、【努力の量と質】には誇りを持っていいと思うし、実際に社会人になってから役立つはず。何かをやり遂げたという自信もまたかけがえのないものだよね。

だからまず、努力できる自分に誇りを持とう。自信を持とう。周りの友達が遊んでいても勉強頑張ったじゃないかって。勉強法の勉強までやって、2–3年後の目標に向かってコツコツ頑張ったじゃないかって。

勉強頑張って来たんなら、それは無駄じゃないよ。もし仕事に直結しなくても、人の数倍も考えるってことをやって来たわけ。努力をして来たわけ。うまく使えば、無駄になるはずがないよ。

もう1つは【考える力】。思考力ね。

例えば、高校3年間に授業中でも家でも必死に勉強したら、トータルで何時間になると思う?

1日10時間は勉強してるから、1年間だと365日で3万6500時間。これが約3年間でなんと、

10万時間

になる。マルコムグラッドウェルの「天才」で、何かの分野を極めるには10万時間必要だと言ってる。じゃあもう勉強を極めてるわけ。考えるってことを極めてるわけ。

逆に、高校3年間に勉強をしてない人は、勉強に関してはその域に達していない。やっぱこの違いは大きいと思う。

勉強する中で、勉強法自体も工夫して、試行錯誤して、1つの目標に向かってコツコツと頑張れる力をすでに持ってるし、受験勉強であっても論理的な思考力は鍛えられている。これは仕事で生きるよ。

じゃあ、その努力と思考力が、仕事の成果に直結するかといえば、そうとは限らない。いくつか乗り越えるべきハードルがある。たくさんあるんだけど、キリよく3つにまとめてみた。

#1、行動せよ

Don’t think, Feeeeeeeeel.

高学歴の人に多いんだけど、つい考え込む癖がある。勉強って一人で悶々と考えることが多いからね。でも、それは悩んでるだけかもしれない。迷ってるだけかもしれない。そうすると、単なる考えるふりになっちゃう。

『7つの習慣』か何かによると、成果を出すのに必要な3つのセットがある。スキルセット、マインドセット、ツールセット。で、一番影響でかいのはマインドセットだと思うのね。

元々、思考力を磨いてきたんだからスキルはどうせ身につく。勝手に努力するはず。ツールは地味に大事だけど、大きな問題になることは少ない。だからマインド。マインド変えるのが大事。

え、行動しろって言ったじゃないすか!?

って?逆説的なんだけど、マインドを変えるには、実は行動を変えるのも有効。動きながら考えることもできる。動くことで考えるための材料が出てくることもある。動くことで新しいアイデアが出てくることもある。だからまずは行動。行動せよ。

※考えすぎる人は行動せよ、だけど、感覚的に行動ばっかする人は逆。要するにバランス。
※強み、弱み、で言うと弱みの克服になるが、あくまで「強みをもっと生かして成果を出すため」に弱みの偏差値を上げると考えるのが得策。

#2、苦労せよ

苦労は成長のチャンスだから、苦労しよう。

まぁ社会人になると「●●大学出身だからこれくらいできるよね?」「勉強はできても仕事はまた別だよ」「高学歴は打たれ弱い」とか謎のプレッシャーがある。今までにないくらい失敗をして、厳しいフィードバックももらって、もしかしたら人生で初めての挫折を経験する。苦労する。逆境を経験する。

やったね。逆境のくるタイミングが他の人より遅かっただけで、まぁ放っておいても来来る。成長のチャンスが。

ただ、そのタイミングで来ると、たくさん失敗して学ぶのが難しいかもしれない。あまりモタモタできないかもしれない。ってことは、自分でどこかに飛び込んでいく姿勢も大事。

受け身ではなく、能動的に飛び込んで行く。いわゆるコンフォートゾーンを超えるような、不快な経験を自ら求めて行く姿勢ね。(僕は初対面の人と話すのは疲れるからそんなに好きじゃないんだけど、あえて異業種交流会とかセミナーとか行ってみた。大学の時は交換留学に行って、人生で一番孤独で辛い経験ができた。)

飛び込み営業のバイトを死ぬほど頑張った高学歴の学生、の話も聞くことがあるから、そういうのもいいと思う。

やっぱね、昔から苦労してきた人や、ヤンチャしてきた人は度胸があって、肝が据わってるなーと感じるわけ。順境の人生だと、そういう能力は身につきにくいから、自発的にやって行く必要がある。

そこでだ。次の3つ目がとても大事。

#3、適応せよ

●●せよ、で揃えたかったからこう書いたけど、つまりは、恥を捨てる勇気を持とうってこと。プライドは横においとく。できないことは、まだできていないって認めて、弱みを出して、批判を恐れずフィードバックを求める。で、人に聞く。人に頼る。

成果を第一に考えて、やり方を変える。「己の能力の証明」ではなく「成果を出すこと」が目的。

今までの努力は誇りに思っていいんだけど、一旦ゼロにリセットしたほうがいい。自信は持つけど、変な過信は捨てる。昔の一人用ゲーム(勉強)のルールは忘れて、新しいゲーム(仕事)のルールに合わせる。

自分はこれくらい一人でやれないとダメだ、って考えなくていい。「今はまだできない」という現実を受け止めて、成果を出すために何が必要かを冷静に考えるほうが、良っぽど建設的。

一旦ゼロになると、きっとすごいよ。10万時間も磨いてきた思考力を使って、ためらいなくバンバン行動してたら、そりゃ成果は出るしかないじゃない?

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まとめ
1、行動せよ
2、苦労せよ
3、適応せよ
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少しでも参考になったことがあれば、実践してみて!!そうすると、きっと伸びるよ(と信じている)。

PS

順境もまた尊い。

でも、やり方を変えないと、次の成長はないかもしれない。