僕は仕事を辞めたい

岡田 龍一郎
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Published in
5 min readJun 21, 2019

From:心斎橋のスタバより

2019年6月も終わりに近づいている。
老け顔だが一応新卒の僕にとっては新社会人生活が3ヶ月目。

ついこの間、学生時代の友達から連絡があった。
「なあ、大阪に住んどるんよな?飲みいかん?」と。

そいつは大手建設系の企業に理系就職した、優秀なヤツだった。
会って開幕の一言目がこれ。

「俺会社辞めてえ」

いや早くね〜〜〜まだ3ヶ月〜〜
と思いながらも理由を聞くと、

「自分のやっている仕事が何の役にやってるのかわからない」

らしい。

例えるなら、車のタイヤばっかり研究して、その部署の人はタイヤのプロになっていくんだけど、そのタイヤを作ることに意味を見出せない、みたいなことだそう。

もちろんタイヤを作ることや、タイヤを研究することに自分の人生をかけている人はいるし、そういう人たちがいないと車に乗れない。でも、彼はそれに共感ができないと。(彼はタイヤを作っているわけではない)

「お前は毎日楽しそうよな」

そう言われた。嫌味とかじゃなくて。
ジョッキを片手に、頬杖をつき、俯きながら、ドラマのワンシーンのような純粋な感じで。
謙遜するのもアレなので

「俺は毎日めっちゃ楽しい」

と正直に答えた。

一方彼は仕事そのものが絶望的に楽しくないわけではないらしい。福利厚生とかの待遇もいいし、給料基準は高く、ボーナスも多いらしい。(いいなあ)

でも、「これ、何のためにやってるんやろ?」っていうのが、ずっと頭に浮かんでいるらしい。「まだペーペーだからちゃう?」っていう話でもないらしい。先輩も同じようなことを言っているそう。これを定年までこの先40年間続けることを考えると鬱になりそうだとか。

新卒なのに異動

少し話は変わって、僕はちょっと前のブログを書いている時は学生社員として、萩原さん(超尊敬しているセールスライター)の元で政治経済のコンテンツを届ける部門にいたけど、4月に投資部門へ異動になった。(ダイレクト出版は異動がめちゃくちゃ早い。いい意味の異動が多い。たぶん僕もそうだと思いたい。)

そんなこんなで僕は今、米国株投資の情報を売っている。
文字面に起こすとめっちゃ怪しいんだけど、この内容について喋ってたらそれだけで終わってしまうので割愛。

で、扱っている情報はマジでいいものばっかり。
「え、マジで!?こんないいものがあったのになんで日本人は知らんのや…」
みたいな衝撃の連続。年金2000万どうのこうのって言われてますが、別にこの投資があればあてにしなくてもいい。正直なところ半分どうでもいいとすら思っている。

簡単にまとめると、今僕は、
老後破産する人を少しでも減らすため、米国株投資の情報を届けている。

ぶっちゃけ今までは「投資で儲かるんなら教えずに自分らでやってればよくね?詐欺やろ」とか思ってたタイプだし、たぶん多数の人はこの考えに共感してくれるんじゃないかな。今や世の中の他の投資情報が全部詐欺なんじゃないかとすら思い始めている。逆にね。

それは何の役に立っているの?

で、大事なのは実際にその情報を届ける行為がどう世の中に影響するのか。

僕はまだ入社1年目だけど、実際にお客さんに直接会う機会はめっちゃある。(投資に限らず、どの部門にいてもめちゃくちゃある。)

話を直接聞くと、金融機関のセールストークに言葉巧みに騙され、汗水流して何十年も一所懸命働いてきたお金をむしり取られてまくっている。(よく聞く投資信託とか。学生だとあんまりわかんないかもしれない。)
こんな人は1人でも減らさないといけない。政治経済にしても、投資にしても、日本の闇は深い。

実際にウチの投資を始めた人に話を聞くと、
「こんなのがあるなら最初からやっておけばよかった」
「あなたみたいに若い時にこんないいものに出会えるなんていいわねえ」
「今まで失敗したお金を全部これに入れておけばよかった」

とか言われます。嬉しい気持ちとともに、少し胸が痛い。

お客さん…それも自分の親世代、おじいちゃん世代の人から直接声を聞くと、「こういう人たちを一人でも多く老後の心配から解放してあげるにはどうしたらいいかな?」と毎日考えさせられる。

そんなことを思いながら仕事をしているので、毎日楽しいし、充実している。ひとことでいうなら、「やらされてる感」がゼロ

若干話は膨らみましたが、「これは何のためにやっているんだろう?」という理由が明確ではないと、いくら優秀なやつでもダメになっちゃうのかなあと思いました。

ましてや、そんな人に「3年間は続けろ!」とかわけのわからないことを吹きこんで、思考停止した、腐った人間にしていくんだろうなと思った。

まあ、特にオチとかないんですけど、最近あった出来事ってことで。
2020卒の就活は終わりに差し掛かっていますが、これから会社を決める時には、「これからやる仕事は誰の、何の役に立ってんのかな?」を1つの基準にしてみるのもアリなんじゃないでしょうか。

P.S
「仕事辞めたい」って言ってた彼は今Re:就活をしているらしい。
今度は楽しく仕事できるところに就職して欲しいな

P.P.S
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