{実録}妻が2週間バイトしたら赤字になった — 第1話

あなたはバイトをして赤字になったことはありますか?
僕はないです。でも僕の妻は経験しました。

これ結構な額あるんじゃね?いや、どうだろ、、、

2週間働いて妻の収支は赤字。マイナス収支でした。えっ?て思いますよね。あなたの気持ちはよく分かります。僕も初めは信じられなかったです。しかし、これは世にも恐ろしい現実の話です。

社会的な問題の縮図でもあります。
しかし、ひとまず傷ついた妻の魂を慰めるために、書きます。
(このブログ記事を書くと言いつつ、半年以上経過してしまい、
 もう妻の心の傷は癒えてるんですが^^)

マイナス収支になった可哀想な妻に捧げる…

第1話「妊娠、在宅、AI」

妻とは2年前に社内結婚をした。それから半年、色々と事情があって彼女は円満退社。その後で始めたバイトは助産の研究のお手伝い。大学時代にお世話になった教授のもとでやるため、大阪から京都まで通う必要があったが時給は1200円と悪くない。

単調な業務や効率の悪い業務にちょっとやる気が下がったり、通勤に疲れたりもしていたが、それなりに楽しそうに働いていた。

それからまた数ヶ月。第一子の妊娠がわかった。京都までの通勤は大変だし、できれば在宅ワークで何か探したいと妻が言うので、いいんじゃないかと背中を押した。彼女は将来役にたつような、何かしらスキルがつく仕事を求めていた。

(退職後も簿記の勉強、イラレやフォトショの勉強、プログラミングの勉強など意欲的だった。あまり続いてはいなかったが、、、一人で勉強は辛いもの。)

ある日、帰宅すると嬉しそうな妻の姿があった。

画像はイメージ。雰囲気はあまり似てない。もっと小さいし。

「いろいろ探して良さげなところ見つけた!少し前の情報だけど採用率が5–10人に1人くらいで、能力の高い人が多いみたい。在宅のママさん達が働いていて、一人一人のスキルアップや成長にも力を入れてるって!!受かるかわからないけど今度、説明会に行ってくる。」

要するにアウトソーシングの会社のようだった。内容は、給与計算・労務管理、経理・会計、秘書、採用業務、コールセンターなど。世界中でクラウドワーカー(在宅ワーカー)が活動しているらしい。

会社の方針は、在宅ワーカーの利点を活用し高い質と安い価格を実現し、同時にママさん達に働く機会とスキルともたらし自立した人を増やす、といった感じ。担当者によると、平均月4−5万くらい。在宅のママにとっては悪くない収入だ。

(おぉ、良さそうな会社^^)

数日後、面接。そして採用が決まる。ビデオ通話で面接だったが、なぜか中国人の担当者だったらしい。

妻は賢いし、業務遂行能力も高いので採用されると思っていtが、無事に狭き門を通過した。

ドキドキしながら迎えた初日。仕事の案件が表示されて、早い者勝ちで取っていくやり方なので、パソコンの前に張り付く必要があるようだ。仕事は、末端の作業が多いが、いずれプロジェクトのリーダーも経験していく仕組み。「マニュアルも自分たちで作ってどんどん改良していくから、新しい人でも担当できるの!!」とのこと。

(おぉ、しっかりしてる!!)

僕が仕事から帰ると報告があった。「仕事を取ろうとしたら、他の人が先に取って行っちゃう。今日は仕事ゼロ」。妻はMacを使っているが、windowsの方がシステム的に動作が速いらしい。

(なんだそれ。不思議、、、)

そして翌日。「今日はねー、仕事できたよ^^ 簡単な経理の数値入力と、チェック業務。マニュアルがあるから問題なくできた。1時間くらい。少し時間はかかったけど。」ちなみに仕事の発注元からすると、請求書など(?)の書類を送り雑多な業務を丸投げしたら、あとは正確に読み取って入力してくれるAIみたいなもの。

「いいか、俺たちがAIだ。今までの10倍の速さでこなすぞ!」

しかし、実際は在宅のママたちが安いアウトソーシング先として、ポチポチと頑張ってくれている。会社の人が教えてくれたご飯屋さんの自動予約アプリを思い出した。あれも裏では人力でお店探しと予約をする、健気な仕組み。

(これがAIの裏側か、、、)

1日の収入はいくらと聞いたが、勤務管理ソフトの見方がわからないとのこと。そして翌日、「今日は昨日より仕事が増えたよ。ちょっと集中しすぎて疲れた。妊婦は頑張りすぎない方がいいなぁ。気をつけなきゃ。」

(頑張ってんなー。疲れてるけど楽しそう^^)

しかし、妻はためらいがちに切り出した。

「あのね、昨日の、
1時間作業して90円だったみたい。。。」

(え…キュ、キュ、90円!!??)

「まぁ慣れたら作業はもっと速くなるし、月4–5万稼ぐ人もいるらしいから、しばらく続けてみるね。」

(これがデフレ…)

>>> 次回に続く…

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