飯村匡博
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Published in
3 min readSep 28, 2017

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(画像あり)殺人的自動車

この車には、
ちょっと変わった機能が付いています。

Insane mode

insane とは、
日本語で「狂気の」「狂った」
という意味。

つまり、
恐ろしい走りの車。

2.8秒で100キロに到達するらしい、、、

ちなみに、この車は “Tesla”
で、Ryan Deiss(ライアンダイス)
この車に乗っているらしい。

なぜ、この車を買ったのか?
そのきっかけは試乗でした。

セールスマンが横に乗り込んで
こう言いました。

「じゃあ、いいですか。アクセルを床まで踏み込んでください。
ぶっ飛ばしますよ。アクセルをばーん!って踏んでくださいね
1、2、3数えますので!」

そんなこと言われても、
横に知らない人(セールスマン)を乗せてるし、
試乗車だし、怖いし、、、、
最初は思い切り踏めませんでした。

「ストップ!ストップ!ちゃんと踏んでください
アクセルをガツンと踏み込むんですよ。床までベタ踏みして。
一番下まで。いいですか!踏んで!」

ロケットのように飛び出したTeslaは、
2.8秒後、100キロを優に超えて
加速していきました。

その瞬間、ライアンは

「買う!」

と決めたのです。

恐怖心や自分のドライビング技術に対する疑いが晴れ、
「俺はこの殺人的なスピードの車を乗りこなしているぜー!」
という自信と快感を得たからです。

Tesla という車、つまり商品は、
ライアンが試乗する前も、試乗した後も
何も変わっていません。

しかし、ライアンの心の中で
Tesla の存在は180度変わりました。

車のセールスマンがしたことは、
ライアンに

1、Tesla の魅力を体験しやすいように導き
2、最高の快感を達成させた

この2つです。

商品を体験させることで、
その商品の魅力を完璧に伝えたのです。


僕たちは良い商品を販売しています。
それは当たり前。
だけど、その良い商品を売るだけではなく、

1、フォローアップして消費を助ける
2、それによって、成功体験や感動を経験してもらう

という工程がちゃんとできているのかな?
と考えさせられる事例でした。

その商品を買った時でなく
実際に読んだり、使ったりして、
結果が出たり、感動した時に、
ファンになりますもんね。

その商品を
1、いかに消費してもらうか?

その商品で
2、いかに結果を出してもらうか?

って、良い質問なのかもしれない。

ちなみに、
ライアンは、Tesla を買った後、
友達や親を乗せて

ビュ〜〜ン!!!

ってやって、Tesla の魅力を伝えまくったそうです。
そして、たくさんの人を
Tesla ファンにしたそうです。

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