秘密

先日、グループ会社(経営科学出版)のクライアントで、経済評論家:三橋貴明さんの講演会に参加させてもらった時の話。

三橋さんは「政治部門」の人気ブログランキングで日本一。著書は100冊以上、安倍総理と会食したり、TVにも多数出演しているスゴい人だ。特に、難しくてとっつきにくい「経済」というテーマを、小学生でもわかるように説明してくれる。そのわかりやすさがスゴい…

この日は大阪での講演会をお手伝いさせてもらった後、三橋さんと、運営チームのメンバーと打ち上げのため、すぐ近くの居酒屋に入った。ビールを飲みながら、今日の講演会のこと、気になるニュースの話など、、色々と裏話を聞かせてもらった。

その時、1人の若手メンバーが、こんな感じの質問を三橋さんに聞いた…

”「この前の新しいオンライン講座(3〜4時間)の内容、たったの1時間くらいで作ったって言ってましたよね? いったい、どうやったらそんなに速く出来るんですか?」”

確かに、、それは俺も気になるところだ…

三橋さんといえば、それ以外にも、、ほぼ毎日欠かさず長文のブログを書いてUPしているし、年間10冊〜のペースで分厚い本を執筆し続けている。(このページの中段くらいに本の一覧が載ってるけど、マジか!と思うくらい多い…笑)

それでいて、最近は産まれたばかりの赤ちゃんの世話をしていて、昨夜は4時間くらいしか寝れなかったなんて言っていた。いったい、どんな仕事の仕方をしてるんやろう… 絶対、俺が知らない秘密があるはずや… そんな風に思うのは自然な流れだよね。

でも、それに対する三橋さんの答えは、めちゃくちゃアッサリしたものだった。

”「別に、特別なことは何もないよ。この仕事何年やってると思ってるの? 俺にはその積み上げがあるからね。悪いけど、そこに秘密はない。とにかく若い頃に働きまくっただけ。」”

なーんだ、つまんねーの…

って思うよね?笑

じゃあ、もう1つ。

先週、うちのクライアントでスタンフォード大学の教授:西 鋭夫先生と食事をさせてもらったんだけど、、面白いことに三橋さんと全く同じ事を言ってたんだ。というのも、、あるオンライン講座の収録をしている時、助手がこんな質問をしたらしい…

”「先生、今日のは神がかってましたね。でも何で、、たった数時間の準備であんな講義ができるんですか?…」”

それに対する先生の答えは、、こんな感じ。

”「お前、俺がいったい何年同じことをやってると思ってるんだ。俺はお前がやってる研究をもう40年もやってるんだ。お前と俺の間にどれだけ距離があると思う? 積み上げて来たものが全然違うんだよ。」”

ね、つまんないでしょ? 笑

最後にもう1つ。

これはあのプロサッカー選手の本田圭佑の話。 彼は、某ドキュメンタリー番組で、記者から「成果を出し続けるには、一体どんな特別なことをしてるんですか? 本田さんの1日を詳しく教えてください。」と、質問を受けて、こんな風に答えていた。

”「そんなこと聞いてもつまんないすよ。ただ飯食って、練習して、ストレッチして、寝るだけっす。」”

この人は俺の知らない秘密を知っている?…

人間は誰しも、尋常じゃないくらい飛び抜けた成果を出している人、成功者を見ると、、

「この人は、俺の知らない秘密を知っているに違いない…」
「成功への道を何段もショートカットできる、魔法を知っているに違いない…」

そんな風に思うもの。

でも、、残念なことに、実際のところはこれが真実じゃないだろうか。ラクして稼げる、成功できる秘密なんてない。できるだけ早いうちに進むべき道を決めて、そこに向かって努力する。一心不乱に働くだけ。来る日も来る日も同じように、目の前の仕事を繰り返し愚直にやり続けるだけだ。

そして、これも多くの人が言っているけど、それにはできるだけ若いうち、仕事に一心不乱に打ち込める20代〜30前半が大事だ。

例えばネットビジネスとか、FXとか、仮想通貨とか、、あっちの方がラクして稼げそう… そんなたくさんの誘惑がある中で、いかに道を逸れることなくスキルを積み上げていくことができるか。それが30代、40代で大きな差を生むということが今ではハッキリわかる。

僕自身は昔、見事にこの落とし穴にハマり、道に迷った… もっと早く1つにフォーカスして、積み上げていれば、、とちょっと悔しい気持ちになる。22歳〜25歳くらいの頃だったけど、いわゆる成功者と呼ばれる人に会ったり、本や教材をたくさん買って、この”秘密”というものを探したことがあったんだ…

常に、今よりもっとショートカットできる方法があるんじゃないか? なんて考えて、 いわゆる”一攫千金”で収入を得て、余った時間で世界を旅して回ったり、ビーチでカクテルを飲みながら寝そべる… みたいな生活を妄想した。

でも、そんなことを考えてる時は、全然うまくいかなかった。もちろん、実際に稼げるものはあったけど、理想の状態には程遠く、ラクして稼ぎ続ける… なんてことは絶対に無理だなと思えるものばかり。何よりしんどいし、途中から何のためにやってるのかよくわからなくなる…で、また新しい秘密を求めて彷徨う… みたいな感じ。笑

地道に努力をするだけなら、俺にもできる

そんな状態を変えてくれたのは、たまたま受けたセミナーで「コピーライティング」なるものに出会ったことだった。確か、このセミナーも、募集のセールスレターには「45日間で、月に15万円の収入源を3つ作って、自由なライフスタイルを手に入れよう…」みたいなことが書いてあったと思う。

「今度こそ…」と意気込んで会場に行ってみると、、開口一番、講師の先生は受講者の希望を打ち砕くようなセリフを言い放った…

”「募集のレターにはあんな風に書いたけど、この世界はそんなに甘くありません。コツコツ積み上げる気の無い人には無理なので諦めてください。でも、コピーというのは一般的に言われているように、センスというのは必要ありません。コツコツと地道に努力できる人なら、絶対にマスターできるし、稼げるようになります。本気の人は信じて私に付いて来てください。」”

今思うと、この売り方は詐欺ちゃうか?笑 と思うところもある。実際、多くの人は「なーんだ、秘密教えてくれないのかよ」と、返金を要求したり、帰っていった。

でも、僕自身はこの瞬間、覚悟が決まったと同時にすごく嬉しかった。「あ、コピーライティングなんて自分には無理だと思ってたけど、センスなくてもいいんや。地道に努力をするだけなら、きっと俺にもできる。」と、ようやく”秘密”を追い求めて彷徨う魔法が解けた…

「1つのことに絞って、覚悟を決めて、毎日地道に階段を登り続ける。」

もしかしたら、これが僕にとっての”秘密”なのかもしれない… そこからコピーを一生の仕事にすると決めて、約5年。まだまだうまくいかないことばかりで、先は長い。だけど、秘密を追いかけてた頃とは違って、着実に何かが身についている。1つ1つ、自分の中にスキルや経験が積み上がってる感覚がある。これは、あの頃とは全然違う感覚。安心感がある。

「積み上げ」に勝るものはない

長くなったけど、、就活生や新卒で会社に入ったばかりの人に伝えたいのは、やっぱり「時間」に勝るもの、努力の「積み上げ」に勝るものはないということ。そして、一度決めた道から逸れたら、かなりのロスになるということを覚えておいて欲しい。

ぶっちゃけ、20代前半でも秘密を追い求めていた僕からすれば、大学生のアルバイトや、新卒で「ダイレクト出版」みたいな会社に入っていること。お金や事業を0から生み出すことができる「セールスライティング」「DRM」を学ぶという選択をした時点で、あなたはかなりセンスが良いと思う。冗談抜きで、マジで羨ましい。笑 今から20大学生に戻れるなら、100%俺はこの道を選ぶ。

ただ、世の中にはいろんな誘惑や、美味しそうな話がある。うまくいかない時、壁にぶつかった時など、どうしても隣の芝生が青く見えることがある… そんな時は今日の話を思い出して欲しいなと思う。

もちろん、若いうちは色々な可能性があるだろうし、その仕事が自分の強みに合う合わないということはあると思う。なので、途中で考えが変わる可能性もあるだろうけど、、これだけは言える…

「積み上げ」に勝るものはない。

萩原 敬大

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PS.
ただ、1つだけ秘密というか、成果を出すコツのようなものをあげるとすれば、、三橋さんの話の中で、これは参考になると思ったのでシェア。

「これ以上、生産性を上げられない。今よりも早く仕事をこなすのは無理… それはあんたの思い込みに過ぎない。自分の業種だけを見ていると必ず行き詰まる。ヒントは異業種にある。異業種を常に見て、自分の仕事に応用できないかって考えると、そこに突破口が生まれるものだよ。」

毎日ブログを書き、これまで100冊以上の本を執筆してきた三橋さんが言うんだから、ここにはコツが眠ってそうな感じがするね。

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