超一流ライターに共通するたった1つの習慣

萩原 敬大
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Published in
Feb 3, 2021

From:天王寺のスタバより

二流はいろんなことをたくさんやる
一流はそこから本質を見つけ出す
超一流はシンプルにそれを反復する

これは、先日、「原田メソッド」のビジネスマン向け目標達成セミナーに参加した時に教わったもの。

原田メソッドとは、大阪の弱小(しかも不良ばかり)中学校を、陸上で13回の日本一に導いた名将:原田隆史先生が開発したメソッド。もともとアスリート向けに開発したものですが、目標を定めて達成する。そのシンプルな手法は、ビジネスマンにとってもかなり役立つもので、ユニクロをはじめとした大手企業など400社に導入されています。

その中で、原田先生が語るアスリートの本質がこれでした。

二流はいろんなことをたくさんやる
一流はそこから本質を見つけ出す
超一流はシンプルにそれを反復する

実際、アスリートの世界では、弱小校と呼ばれる学校ほど、練習メニューがコロコロ変わったりするとのこと。でも、色々な現場を見た結果・・一流校になればなるほど、その練習メニューは総じてシンプル。え、こんなんで日本一になれるんですか?というくらいシンプルなことを、愚直に、毎日繰り返しているだけだというのです。

そういえば、たまたま以前見た本田圭佑のユーチューブでも、非常に地味な走り込みの練習を続けているのを見たTVのディレクターが本田に質問したところ、本田も・・

「毎日、こんな地味なことをやってます。でも、僕の予想ではね、僕より上の連中の方がもっと地味なことを愚直にやっていると思いますよ。」

そう語っていました。

そこで、今日は一流セールスライターの習慣とはなんなのか? トップ中のトップは、一体自分にどんなルールを課して、繰り返しているのか? それを明らかにしてみたいと思います。

*世界トップのセールスライターに共通していたこと

僕は海外のセールスライターをベンチマークに置き、教材を定期的に学んでいるのですが、、

・1,000億円以上(戦前なのでかなりの価値)の本を通販だけで売ったレジェンド ジーン・シュワルツ

・引退するまで世界最高と言われたセールスライター ゲーリー・ベンシベンガ(あなたは採用面接でこんな間違いしていませんか? で有名な人ね)

・ロイヤリティーだけで毎年3億円超を得ていた投資業界、世界一のセールスライター クレイトン・メイクピース(2020年に亡くなってしまった…)

・こちらも40年以上のキャリアを持ち、引き受けたセールスライティングの成功確率は85%と呼ばれるセールスライター ダン・ケネディ

・世界で2番目に売れたセールスビデオ「エンドオブアメリカ」(その額 400億円超…)を作ったアゴラ社のトップライター マイク・パーマー

彼らの話を聞いている中で、ここが共通しているな。と思ったポイントが1つありました。彼らはコピーのスタイルも違うし、生きた時代も違う、そして、扱うジャンルも違っていた。でも、、毎日行うこの習慣だけは共通していました。

いったい、なんだと思いますか?

少し考えてみてください・・





それは、「Power Time」(力の時間)と呼ぶ時間の使い方でした。

ゲーリー・ベンシベンガはこう言います…

“広告コピーライターとして、私の最も高い報酬を得られる活動は常に執筆活動です。しかし、静かに書く時間を見つけるのは、オフィス環境では意外と難しいものです。そこで私がやったことは、朝一番の「Power Time」を利用したのです。”

“早起きして、シャワーを浴びる前、髭を剃る前、最初にやることはキーボードの前に座って、少なくとも1時間は書くことです。これを週7日、毎日、どこにいてもやっています。私の友人であり同僚でもあるダン・ケネディとクレイトン・メイクピースも同じことをしています。”

“私は書くことが大好きなので、一日の始まりには大きな満足感があります。さらに、文章を書くことは私にとって最高の報酬を得る活動なので、このシンプルな実践が私の最大の収入アップになることが証明されています。一日の残りの時間に何も達成できなくても、「生産性バンク」に大きな預金を貯め込んでいるので、気にしなくてもいいのです。”

“1時間以上(私は3時間を目標にしています)、あるいは1日の後半に生産性の高い時間を確保できれば、私は金持ちで、ゲームのずっと先を行くことができます。例え午後に何があっても、最初の1時間をやり遂げたのだから、私は進歩しているのです。”

そうです、何も特別なことではないのですが、1日の始まりの時間。歯も磨かず、コーヒーも淹れず、まずセールスライティングに関わる、その日一番大切な仕事に取り掛かる。ここは個人差がありますが、概ね3時間程度の時間を費やすことを目標に、規律を保って、それを毎日繰り返していた。… ということなのです。

マイク・パーマーはこう言います…

“私は毎朝5時に起き、歯磨きもせず、パソコンの前に直行して仕事をします。大体3時間くらい。奥さんや子供が起きて家の周りが騒がしくなる前に、一番大事なことを片付けてしまうのです。これをすることで、例えその日の残りの時間が潰れたとしても、年間で8〜10個のプロモーションを仕上げることができる。非常によく働いたことになります。”

どうでしょうか? 驚くほど共通していますよね。

また、+αのコツですが、この朝の「Power Time」をより生産性の高い時間にするために、ジーン・シュワルツは以下のような工夫をすることを薦めています。

*時間価値を最大化する“ジーンの33分間”

ジーンは、「Power Time」に電子タイマーを使うことを考案しました。毎朝、座って仕事に取り掛かるたびに、3,3,3,3、とセットします。それは33分33秒を意味しているのですが、一度、スタートボタンを押すと、その時間だけは目の前の仕事だけにじっくり集中するのです。

そのタイマーが動いている間は、他のことをするのは禁止です。ネットサーフィン、トイレ、コーヒーを入れる… 席を立つことは許されず、目の前のコンピューターに向かってひたすら書き続けます。(当時はワープロか、手書きだったかもしれませんね)

一応、彼が33分という時間を選んだのには理由があるらしく、人間の脳が1つのことに集中できるのは30分程度だからということのようです。(ただ、一応この時間に関しては、自分が一番集中できる分数で良いのではないかと思います。)

そして、このルールはまだ続きがあります。33分33秒が経つと、何があっても手を止めないといけないのです。たとえ、文章を書いている途中であってもです。そして5分間の休憩を取るのですが、その間はまったく違うことをしました。

犬と遊ぶ、コーヒーを作る、ひげをそる、ポールで遊ぶといったことです。そして5分経ったらまたすぐ仕事に戻り、リフレッシュされた頭で次の33分間に取り組む。これを午前中に5〜6セット繰り返すことで、最高に集中した3時間弱の時間を過ごすことができるというわけです。

(ちなみに、実際に実践してみての感想なのですが、この「5分」と決めた休憩を無駄に引き延ばさない。というのもポイントのようです。ここをうやむやにすると、なんだかんだだらけてしまうので… マラソンみたいに長い時間ゆるーく走る という感じではなく、午前中に密度濃く、短距離走を短いインターバルで5〜6本走り切る!というイメージでしょうか。)

いかがでしたか?

二流はいろんなことをたくさんやる
一流はそこから本質を見つけ出す
超一流はシンプルにそれを反復する

史上最も優れたセールスライターたちが実践し、ひたすら繰り返したシンプルな習慣なので、きっと、あなたも試してみる価値はあるはずです。

正直、「なーんだ」と思えるくらい単純なことですが、規律を保つのが一番難しい…

しかし、これを毎日、毎月、毎年きっちりと繰り返せば、10年もすれば、きっとあなたも偉大なセールスライターの仲間入りをしていることでしょう。

やっぱりセールスライティングって最高ですね。

では今日はここまで。

-萩原

PS.
現代では、Focus Boosterという素晴らしいタイマーアプリがあるので、これを使って時間管理をするのがオススメです。 時限爆弾のような絶妙なチクタク音が集中力を高めてくれます。

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