限りあるもの

夜中にこんばんは、さとうです。

前説(まえせつ)なし。いきなり本旨です。

私が、若い時に、分かっていたつもりだけど、わかっていなかったことの一つに、
「時間は有限である」ということがあります。

そんなの当たり前だろうと、言われればそれまでですが、
私は、字面でしか見ていなくて、本当には理解していませんでした。

若い時。
仕事をしていてもずっとその仕事をやっていられる気がしていました。
(気持ちだけでなく、実際その仕事をずっと続けてられているというのも込みで)
もちろん、中小企業だとしても、
勤めている企業はずっとあるつもりで働いていました。

他に、体力もそう。
めちゃくちゃ働いても、ずっと働いれいらるような気がしていました。

時間は無限にある気がして、「いろんなことができる」。
そう思っていました。

でも、そんなことはないですよね。
やっぱり時間は有限だし。
誰もが同じ物理的な時間を平等に持っています。

言い換えれば、自分だけ人より時間があること、はないのです。

仮に、くたびれきって生気のないビジネスおじさんを電車で見かけても、
そのおじさんと、自分が持っている時間は、
例えば0歳-35歳までは、約306,600時間で同じ。
時間の進むスピードももちろん同じです。

そんな当たり前のことがわかっていなかったような気がします。

ただ、時間が有限ということは、ちゃんと理解してこなかったけど、
したいことに夢中に取り組んで、努力はきちんと続けてきたので、
40歳くらいのころに、だいぶ力が付いていたと思います。

これは、ある種人に恵まれるというLuckyだったかもしれませんし、
いわゆる周りや社会を気にする力が少し弱かった鈍感力のおかげかもしれません。
私は、いわゆる「時間がもったいないと少しでも思ったら、
社内の(おそらく非生産的そうな)仕事帰りのダラダラ飲みや、
(無意味そうな)社外接待を、鉄の心臓で断っていました。
(それで、自分の力をつける時間を少しでも多く持つことができました。)

もちろん、それで損したことは多々あるかもしれませんが、
過ぎた時間を改めて振り返ると、
仕事に夢中になっていたり、好きな勉強を懸命にしている方が、
自分にはすごく良かった、と思います。

その上で、人生に「たら」「れば」はないのに、あえて言うならば、、、

時間が有限である、ということをきちんと考えて、
自分はこれからの人生で何をすべきかを、
週に1回でもいいので、深く自問自答したり、
これからの時間をシュミレーションしていたら、
別に答えが出なくとも、
いろんなことがもっとシンプルでクリアだった気もします。

私が33歳の時。
ビジネスでは勢いのある最中に、社内政治の巻き込み事故に遭って、
それまで自分なりに予定していたキャリアから
いきなり傍流の部署での未経験の職種に「飛ばされました」。
プライドも高かったので、すごく悔しくて、同時にすごく悩みました。

その異動を悩んでいるだけで、1ヶ月以上が過ぎました。
その間に仕事はきっちりしましたが、頭の中はグダグダでした。

で、その企業のオーナー、女社長、取締役2人、同僚1人と私で出席予定の、
(おそらくビジネス人生ではめったに味わえない)
上場初日にJASDAQで鐘を皆で鳴らすというセレモニーを、無言でブッチしました。

その翌日は、飛ばされた部署への初出勤日。

前の日までぐだぐだと悩んだ私は、結局、出勤しました。

転職も散々考えて、出した私の結論は、「ここで再度頑張ろう」でした。
正直、転職への抵抗感はなかったのですが、単に最後、負けん気が勝っただけです。

悩んだ1ヶ月は、気持ちをCool Downして、異動と転職のメリット・デメリットを
冷静に比較しようとしたのですが、、、

結局、わからないことを「ああだ、こうだ」と考えたり、

時間の有限性をきちんと認識していなかったので、
(誰にとっても)限られている人生時間で、
自分が本当に何をしたいかがあまりわかっておらず、
同じ思考の渦の中をぐるぐると回っていました。

これはビジネスじゃなくて、自分の人生の問題だから、
メリット・デメリットなんかじゃない。
限られた人生の中で自分は何をしていきたいんだ。

とシンプルに考えるべきだったと、今は思います。

かなり乱暴に言い切ると、物事には「損得」があるけど、
人生に「損得」はないと思います。
あるのは、自分が人生を精一杯生きたかという
自身の中の気持ちだけではないでしょうか。
北斗の拳のラオウの「我が生涯に一片の悔い無し」です。

なので、仮に、答えがきちんと出ずとも、
自分のしたいことを深く考えてきていたら、
異動しても、転職しても、ちゃんと納得した上での、
良い結果が得られた気がします。
(先ほどの異動では、幸い結果は良い方に転びましたが。。。^^;)

時間は有限です。

これは、こういったプラスに進む選択場面だけではなく、
自分が傷ついたり、辛い経験をしても同じようなことが言えると思います。

その悲しい時間もやはり有限で、いつまでも続かないでしょう。

いつかは時間が解決してくれる。
永遠に辛いことはない。

少なくとも人生の2/3を過ごした今、私はそう思っています。

人生は楽しく時に哀しいけど、どちらも限りがあります。

時間に限りがあることを考えると、
少しだけでも、人生の視界が広くなる気がします。

さて、これから、私はどういった人を目指して、
残りの人生を生きていきましょう。

また、週末にでも考えてみます。

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