就活体験記vol.3 かっこいい大人との出会いが、「就活」に対するイメージを変えてくれた話

TOHOKU CAREER 編集部
TOHOKUCAREER
Published in
6 min readOct 28, 2017

自己分析を通じて、本当の自分に気づく

現在、TOHOKUCAREERのメンバーとして活動している東北学院大学経営学部4年の伊東大智さん。周りの学生がゼミ活動などに力を入れている中、早期から就活を始めるだけでなく、ゼミ活動と就職活動の両立を目指してきたその過程をお聞きしました。

名前:伊東大智

大学:東北学院大学経営学部

内定先:マイナビ

— — 就職活動を始めたのはいつからですか?
始めたというより、意識し始めたのは大学3年生の5月頃ですね。授業を通して、キャリアシンポジウム(学生と社会人の座談会)というイベントの運営を務めた際に、社会人に対するイメージがガラリと変わりました。社会人といえば、「生活をするためにやりたくもないことを、仕方なくやる人」というイメージが強かったのですが、このイベントを通して働くことを楽しんでいる社会人に出会うことができ 、社会人になることに対して、憧れを持てたことが自分の就職活動のモチベーションになっていたと思います。

— — 最初はどんな業界を希望していましたか?
損害保険業界が気になっていました。理由は、給料が高くて、休みが充実していて、ネームバリューがあって、残業も少ない、安定している…みんなが羨ましがるような企業、そんなところに入れたらかっこいいなって漠然と思っていたためです。
実際、大手損保会社のサマーインターンにESを提出すると、あっさり通ったので、「結構イケんじゃね」とか思っていたのですが、面接がボロボロでした。自分の経験をうまく棚卸できていなかったのが原因で、先輩方が口をそろえて言う、自己分析が大事だということを痛感しました。自分が話したエピソードに対して、「その時どう思ったの?」「周りからはなんと言われたの?」「次、どう改善しようとしたの?」などなど、どんどん深堀してくる面接官の質問にうまく答えることができなかったです。
あと、ワイシャツのサイズが合わなくて、呼吸がしずらかった笑

しかし、この経験があったからこそ、自分に何が足りなくて、何をすべきかが分かったので、今思うと非常に良い経験だったと思います。

— — その経験から具体的に何をしたのですか?
まず、自己分析を徹底して行いました。自分の過去の経験を棚卸し、同じ轍は二度と踏まないように、面接で話したエピソードの深堀も行いましたね。そして、行動することで初めて自分の足りない部分を見つけることができると分かったので、1dayのインターンなどにも積極的に足を運ぶようにしました。

そんなタイミングで、たまたま人材育成のプロの講師と出会い、自己分析のお手伝いをして頂きました。この出会いは自分の就活、いや、人生を大きく左右する出会いだったかもしれません。幼少期〜大学まで自分が嬉しかった経験と、悔しかった(挫折)経験を洗い出し、なんでうれしいと思ったのか、悔しいと思ったのか一緒に考えて、そこから、理想の自分を描き、本当の素直な思いを引き出してくれました。

そしてその理想の自分に近づくには、給料が高くて、休みが充実していて、ネームバリューがあって、残業も少ない、安定しているといった要素はあまり関係ないのではないと気づき、そこで、自分が本当に大事にしている価値観や思いを明確にできたのが、就職活動を進める羅針盤になっていたと思います。

— — 大人との出会いが伊東さんを変える大きなきっかけとなったんですね。ところで、ゼミにも入られていたとのことでしたが、ゼミとの両立は難しかったのではないでしょうか?
かなり大変でした。 私のゼミではビジネスケース研究という、企業の経営層に経営戦略を提案するという講義を履修しなければいけなかったのです。週に1度パワーポイントを使って発表を行う課題が与えられるため、ある程度時間を割かなければいけませんでした。課題に追われ、寝られない日なども多々ありました…
しかし、早い時期から就職活動にも力を入れたかったので、どれだけ効率よく課題を終えられるかを考え、紙に書きながら現状を整理していきました。 また、一日単位で振り返りを行い、自分が何にどれだけの時間を割いたのか手帳に書き整理し、無駄な時間を減らしていく。
このように可視化し、時間を効率よく使う努力をしたことが、ゼミと就職活動の両立に繋がったと思いますね。

(ゼミの活動での1コマ)

— — 今の内定先に決めた理由は何ですか?
自分の価値を向上させるために最適な場だと思ったからですね。
私が就職活動を通して出会ったイケてる社会人は、主体的に行動し、若いうちから多くの苦難や困難を乗り越えている人ばかりだったので、自分もそんな環境で自分の限界に挑戦したいと思いました。そして、そんな環境が今の内定先にあると感じたため、志望しました。

— — 後輩に向けて一言お願いします。
自分の素直な思いを大切にしてほしいです。安定しているから、待遇がよさそうだから、それも立派な理由だと思います。しかし、これから40年働くことになるかもしれない会社を、他人の基準で選択しないでほしいです。世間の中の良し悪しの基準を自分の基準に当てはめないでほしいです。自分の本音に気づき、納得のいく、後悔しない選択を行ってください。

— — 雑記

かっこいい大人との出会いによって、就活や働くことに対するイメージが変わって一気に前のめりになり、ゼミと両立しながら納得した就活ができたようですね!

そんな伊東さんと就活の相談をしてみたい方は、こちらからご記入お願いします。

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