San Francisco と Roboto の大きな違い

似ているの裏にあるアプローチの違い

San Franciscoフォントをご存知ですか?

San Franciscoフォントとは、Appleがデザインし、Apple Watch watchOS 1から搭載されたフォントです。今ではすべての最新のiOS、macOSでこのフォントがシステムフォントとして使われています。

これは小さい画面でも視認性が高く読みやすくスタイリッシュで実に良い書体なのですが、このフォントが開発される前はHelvetica Neueというものが使われていました。この書体はたしかにかっこいいんですが、システムに向いているかというとまったくそんなことはなく、ながく続く小さい文字だと読みづらく識別のしにくさから「 Appleの失敗」とまで言われるようになりました。

ちなみにHelveticaはiOS 7で搭載され、Yosemiteにもその方針がやってきた形でした。El capitanでどれだけの人が幸せになったか、それは計り知れません。

そしてAppleのライバル企業(?)、Googleもまたあるフォントをずっと開発し続けてきました。それがRobotoです。現在のバージョンは2で、Material Design発表と同時にRobotoも新しくなりました。

おなじ文字ではないので比べにくいかもしれませんが、どのように似ているかは

こんなサイトが有るくらいです。このサイトはよく出来ているのでぜひ見るだけでもおすすめします。


さて、この両者はよく似ているものとして扱われてきました。そして私もそう思ってきました。ですが、大きく違う点があるのです。

この画像を見てください。

ぱっと見はあまり違わないかもしれません。でも「d」が大きく違うのです。これはまったく別の文字です。aのカーブや(もともとRoboto 1でaはもっと大きく反っていたのでその名残かと思います)、dの強弱の感じ(Appleのほうがメリハリが結構効いてますね、あとカーブがRobotoが効いています)、iの点の距離などなど…

San Franciscoがかなり直線的なのに対して、Robotoがゆったりしています。でもおかしいな…私の感覚ではもうすこしSan Franciscoはふっくらしていたんですが…比べてるからですかね。

Lightにするとこうなります。うーん、意外とこう見ても結構違いますね。

どちらがどうとか甲乙つけることは出来ませんが、私はどっちも好きです。でもBlack/Boldにした時はSan Franciscoのほうが好みではあります。


と、新しいApple Musicのデザインを見ていて思ったので書きました。