Windowsでの開発は WSL + FluentTerminal が決定版

たふみ
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5 min readAug 24, 2018

2020/07/22 追記: ありがたいことにこの記事へのアクセスが今でも多数あります。現在はFluent TerminalよりWindows Terminalがおすすめですし、私も毎日そっちを使っています。
使う際はぜひ useAcrylic: true の設定をお忘れなきよう! (背景がすりガラスみたいになるやつです)

5ヶ月ほど前に、YogaBook (Windows)を買いまして。メインの開発環境をMac → Chrome OS → Mac → Windowsと移行することになりました。それに際してWindowsでの開発環境を整えて、やっと落ち着きそうなので紹介することにしました。
我ながら結構気に入ってます。というより、やっっと不自由なく開発できるようになりました。

tl;dr

WSLオンにしてUbuntuをMicrosoft Storeから入れる 参考:

使うターミナルはこれ

  1. releasesタブからダウンロードしてくる(No dependencesでもどっちでもいいと思う)
  2. zipを解凍
  3. 設定appでサイドローディングアプリを有効にする
  4. *.cerファイルをローカルマシンの信頼されたルート証明機関にインストール(完了ボタンポチポチだとうまくいかない)
  5. *.bundleを開いてインストール

で、FluentTerminal開いて、設定からWSLにする。これで完了。

経緯

ここにたどり着くのに結構苦労しました。

私の開発は、メインでGo/riot.js/Vimなので、Windowsはあまり得意じゃないです。お金ないので、Windows HomeなのでDocker for Windowsもだめなんです多分。

cygwinとかあるのはmattnさんのTwitterとかで知ってたんですが、やるならネイティブのがいいなーと思って、最初はVirtualBoxにUbuntuいれてgit bashからsshでつないでたんです。

でもPort開放関係が結構めんどくさくて、またWindows UpdateするたびにVBが若干壊れたりして辛い。あと.batファイル作ってスタートアップにheadlessで登録して、とか、.profileにssh書いちゃったりとか、極力めんどくさくないようにしてたんですけど。

極めつけは、10GBが足りなくなって、20GBにしたときにいろいろ面倒臭すぎて諦めました。人間のやることじゃないと思いました。

やっぱりOSのネイティブで走るのはいいなーってことで、WSLに手をだしました。

…なのはいいんですが、今度はterminalアプリの問題が発生しまして。黒画面もかっこいいの使いたいじゃないですか。

しかしながら、cmd.exeでやれたらかっこいいなーと思って、挑戦しました。プロファイルとか既定値とかわからないながらにいじったんですけど。

最終的に、フォントを何度設定しても勝手にMSゴシックになる/Vimを立ち上げたときだけMSゴシックに戻る/フォントサイズがめちゃくちゃになる/cmd.exeとコマンドプロンプトとかの違いがわからないのに増殖してく/バックスラッシュが¥マークになる/etcetc…

っていう、もう耐えられなかったのでPowerShellも使ったんですが、もうだめでした。

ということで、Macで少しの間使ってたzeitのHyperを使い出しました。でもこれも、動作がちょっと重くて、微妙なんですよね…なにせ、時代はFluent Designですよ? やっぱり、そういう表示にしたいじゃないですか。

ってゴニョってたら、FluentTerminalなるものを発見しまして。

これは満足度高いです。欲を言えば、letter-spacingを設定できると一番いいんですが、使い勝手も、デザインも、いろいろ込み込みでこれしか無いですね。完成度も結構いいレベルだと思います。なんでこれがプリインストールじゃないのか…。というかどうしてこのレベルのものがcmd.exeとして作れないのか。MicrosoftはGitHub買収してる暇あったら、このプロダクト買収してほしいです。

これとWSLの組み合わせで、WindowsはやっとMacやChromeOS並の開発機になりえます。長かったです。でも良い道のりでした。

おわり

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