新卒としてデータアナリストを選ぶことはぶっちゃけどうなのか

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1. 自己紹介とデータアナリストへの道

1–1. 自己紹介

皆様、初めまして。データアナリストとしてDeNAに所属している大島と申します!

大学では船舶の学問に専念し、海洋掘削のパイプに関する研究を進めていました。大学院では技術経営を学び、風車に関する研究に従事していました。

学生時代には、就活支援を行う学生団体の副代表として約90名のメンバーと共に活動していました。就活という人生の重要なターニングポイントを自分起点で考え、自分らしさを実現できる人を増やしたいという思いで活動を行っていました。

1–2. データアナリストへの道

データアナリストとしてのキャリアは、一言で言えば”偶然”から始まりました。

私はもともと、事業を創出する立場を目指しており、その視点からDeNAを選びました。将来的には人が「自分らしさ」を実現できるような事業の創出に携わりたいビジョンもあります。

入社当初はアプリの制作に関わりながら、施策を立案して実行することに意欲を燃やしていました。しかし、新卒の配属担当の部長から、「大島のキャリアを考えると、数字を理解するスキルも重要だ」という助言を受け、データアナリストの道を選びました。

その結果、当初は全く想定していなかったデータアナリストとしてのキャリアが始まりました。

2.新卒としてデータアナリストになるメリットとデメリット

2–1. これまでの経験

私がこれまでに経験したことを簡潔にまとめると、以下の通りです。

初めて配属された時、プログラミング??SQL??といった状態でした。そこからまずはハードスキルの習得に取り組みました。

幸いにも、DeNAのデータアナリストの研修環境は素晴らしいもので、ハードスキルを習得するフローが整備されていました。具体的には、以下のような流れで学びました。

  1. Progateを使用し、基本的な文法を学ぶ。
  2. DeNAのゲームタイトルのログを用いて、KPI(売上、継続率など)を抽出する。
  3. 自分が関わるタイトルが現在抱えている課題を分析する。私の場合は「ユーザーの離脱をどう定義するか」についての分析でした。

基礎的な研修を終えた後、to Cサービスのアプリのチームに配属され、実際の分析業務が始まりました。最近では、機能の改修にも関与できるようになり、大きなやりがいを感じています。

2–2. 担当しているアプリについて

私が担当しているのは、IRIAMというアプリです。

IRIAMは、スマートフォン一台でいつでもどこでもキャラクターのライブ配信を楽しむことができる、新感覚のVtuberアプリです。自分の好きなイラストを用いて配信したり、リスナーとして様々なVライバー/Vtuberと交流することが可能です。

ライバーとリスナーの距離の近さが、IRIAMの魅力となっています。

ライバーさんも、リスナーさんも自分らしさを表現できるというのがIRIAMを使うことの良さですね。このコンセプトが私にとっても魅力的でした。

IRIAMについて詳しく知りたい方は、以下の動画をご覧ください!!

2–3. データアナリストになることのメリット

私が感じるっデータアナリストになることのメリットは以下の通りです。

  • 数字に基づいて判断を下すことができる人材は、珍しく貴重である。
  • 様々な依頼に対応することで、事業全体を把握することができる。
  • 意見を述べれば、新たなチャンスを得ることができる。

例えば、分析基盤が整備されていないと感じ、それを整備したいと提案したところ、そのプロジェクトを任される機会を得ました。

  • すぐに意思決定に貢献することができる。

例えば、アプリに新機能を導入した際に、その効果検証をするダッシュボードを作成。ダッシュボードから課題を見つけ、その解決策を考えることができました。

IRIAMでデータアナリストをするメリットとしてはコミュニティサービスのため、多種多様なユーザーがいるので、分析の切り口が多くやりがいがあることです。

ライバーさん、リスナーさん、ライバーを見る事務所さんなど、多くの関係者をいるからこその分析ができます。

2–4. データアナリストになることのデメリット

以下に挙げる点は、デメリットというより、自己の志向と一致しない部分と言えるでしょう。

  • 自分自身が意思決定の主体となっていない。

私の目指すところは、事業を創出する立場であるため、この点は難しさを感じています。

自分自身が決断を下し、その緊張感を直接感じることは、データアナリストとしてはあまり経験できません。

しかし、分析から得た示唆を元に提案を出すことは可能です。そのため、意思決定の主体になるまでのプロセスとして、データアナリストの役割は有意義であると感じています。

学生時代の就活支援・意図していなかったデータアナリストへの配属・IRIAMの担当を通じて、「自分らしさ」とはどうしたら実現できるのかを常に考えた日々でした。ただ、この考えるというプロセスが非常に大事なものであると信じています。

3.結論

結論として、新卒からデータアナリストになることは「良い」と断言できます。

これは、将来的に事業を創出し、意思決定者となるための基盤を確実に築いているからです。

私自身、まだ新人の半年目ですが、これからも精進していきたいと思います!

ご覧いただきありがとうございました。

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