僕にとって原点だったGoogle+が終わってしまう

Yuhei FUJITA
devinker
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6 min readOct 9, 2018

今日(2018.10.09)、Google+が2019.08をもって約8年の歴史に幕を下ろすことが発表された。

僕にとってGoogle+というのはいろいろな原点でもあった。

“photo of M&M forming Google chocolate candies on table” by lalo Hernandez on Unsplash

突然の発表

今朝、目を覚ますとこんな記事が公開されていた。

Google+は来年の8月下旬にサービスを終了し、2011年から約8年間の歴史に幕を下ろす…

いつかは訪れる事だろうとは思っていても「なんだかんだまだ続く」と目を背けてはいたが、この突然の知らせに多くのGoogle+ユーザーは悲しみの色を隠しきれない、僕もその一人だ。

僕の人生を変えるきっかけが詰まった「Google+」

僕がGoogle+を本格的に使い始めたのは2012年の冬のこと、とあることをきっかけにGoogle+を使うようになった。

当時の僕はその後どれだけ多くの出会いを与え、そして人生そのものにも大きく影響するなんて思ってもいなかった。

そんなGoogle+が終わってしまうと聞いて、今までの出会いを思い出してしまう。

それがたまたまGoogle+だった

これが僕とGoogle+との出会い。

当時の僕は大学の放送部に所属していて、他大学とのコミュニケーション・ツールとしてGoogle+が使われていた、これが僕がGoogle+を使い始めた最初のきっかけ。

僕もGoogle+のプロフィールは作っていたけど、ちゃんとGoogle+を使い始めたのはこれが初めてで、それ以降いろいろなコミュニティを見てみたり、投稿してみたりとGoogle+で過ごすことが多くなった。

それまでSNSといえばTwitterくらいしかちゃんと使ったことがなかった僕にとって、全く違った形のGoogle+はとても新鮮だった。

その頃はまだハングアウトやGoogleフォトもGoogle+と離れていなくて、「こんな形のSNSもあるのか」とわくわくした。

Chromebookコミュニティ

そんな中でも当時一番よく訪れていたのがChromebookのコミュニティだった。

後にも先にも、ここほど入り浸ったコミュニティもなかったんじゃないだろうか。

当時の僕はWindowsからChromebookに乗り換えようと思っていた頃で、買うモデル選びから使い始めたあとも情報交換を良くしていた。当時はまだ日本ではそこまで知名度もなかったから、ここは僕にとって貴重な情報源でもあったし、何より同じものが好きな人が集まってくるっていうのは最高に楽しかった。

これこそGoogle+が好きな理由だと思う。

そしてここでの出会いが僕にとって大きな変化にもなったし、今ではその人は「はじめてネットで知り合ってリアルで会った人」にもなった。その交流は今でも続いている。

たぶん、僕にとってのGoogle+の「人との繋がり」の源流は個々にあったように思う。

GPFとの出会い

もう一つ、Google+との思い出で外せないのがGPFとの出会いだった。

当時の僕はわけあって時間を持て余していて、その時間を使ってGoogle+ヘルプコミュニティで質問に答えていた。

まさかそれがきっかけでGoogle TCになるなんて思っていもいなかった。気づけば去年はシンガポールのTC Summitにも行ってきた。Google+がなかったら、この出会いもなかった。

Google+だからよかった

Google+終了が発表されてから移行先をどうするかという投稿がたくさん流れてきた、でもそれは別物であってGoogle+じゃない。

僕は他にもTwitterやFacebookなども使うことがあるけど、そんな中でも居心地が良くて帰ってきたいと思えるのはやっぱりGoogle+だった。

この遠すぎず近すぎず、疲れない程度の更新頻度で、気の合う相手とつかがっていられる、この空間がとにかく心地よい。ネット越しなのになぜか遠い存在だと感じなくて、ついつい顔を覗かせてしまう、それが僕にとってのGoogle+。

これはシステムがどうとか、デザインがどうとか、UIがどうとか、そういう話じゃない、この雰囲気が良かった。それは何かで埋め合わせられるわけじゃないし、唯一無二なんだと思う。

僕の人生を変えた

そんな出会いは、僕の人生すら大きく変えた。

なにせ大学を辞めてプログラミングの道を進むなんて大きな変化を与えるきっかけの一つになったSNSなんて、僕の人生じゃ他に知らない。

Google+での出会いは、それほどに僕に大きな影響を与えた。

Google+での出会いは僕の人生を大きく変えたし、これからも変え続けるんだと思う。Google+が撒いた種はもしかしたらまだ芽吹いてないものがあるかもしれない。もしかしたら、Google+が終了した将来、ひょっこり芽吹いてきやがるかもしれない。

その時は「やぁ、ひさしぶり」と言ってやりたい。

感謝を込めた残りの10ヶ月

そんなGoogle+とも残り10ヶ月ほどでお別れしなきゃいけない、これは避けられない。

だから感謝を込めて、残りの10ヶ月を楽しもうと思う。終わることがわかって10ヶ月も過ごすのは確かに寂しいけど、だからといってお通夜みたいなタイムラインにはしたくない、いつもの穏やかな日々を過ごしていこうと思う。

Google+は終わるかもしれないけど、そこでの出会いまでなかったことになるわけじゃない。ここで得たものはこれからも僕にとって大切な宝物であり続けると思う。

今まで本当にありがとう、Google+。

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Yuhei FUJITA
devinker

プログラミングを勉強しつつフィルムカメラにハマっています