音楽ストリーミングサービスは新たな出会いの場
最近増えてきた「音楽ストリーミングサービス」、これは新たな音楽との出会いの場を生み出したと思う。
一定額で聴き放題
「音楽ストリーミングサービス」がどんなものなのか、それを誰でもわかりやすく端的に表現してしまえば「一定額を払うことで、登録されたアーティストの曲が好きなだけ聴けるサービス」になる。
今までのCDなどによる音楽の楽しみ方の場合、聴きたい曲ごとにCDを買う必要があったが、一度買ってしまえば追加料金は必要なかった。その代わり、聴きたい曲が増えれば増えるほどお金が必要になる。
それに対してストリーミングサービスの場合は、毎月(もしくは毎年)一定額払い続ける限り、登録されているアーティストの曲をいくらでも聴き放題になる。
どちらの方が良いかというのは一概に言えないし、そもそもそれぞれの良さがあるから優劣は付けられない。ただ、純粋にたくさんの曲を聴きたいというのであれば、ストリーミングサービスは便利だと思う。
新たな出会いへの壁が無くなる
僕はGoogle Play Musicを2015年9月に契約して(Apple MusicとSpotifyも契約してみたい)2年半ほど音楽ストリーミングサービスを体験してきた。
そこで感じたのが、音楽ストリーミングサービスの真の魅力は「新たな出会いの場」だと感じた。
「試しに聴いてみよう」が出来る
ちょっと考えてみて欲しい、「あの曲ちょっと気になる」くらいでお金を払えるだろうか?
正直に言うと、僕は払えない。
もちろん全く払えないかと言えばそんなことはないが、全く知らないアーティストの、たまたま街中で耳にした程度の曲を買おうとはなかなか思えない。
しかし、それが音楽ストリーミングサービスなら出来るのだ。
もしちょっとでも気になったら、聴いてみたいと思ったら、その曲を検索して聴くことが出来る。確かに曲によってはYouTubeなどでShort ver.が公開されていたりするが、全てではないし、もちろんフルで聴ける曲も多くない。それが毎月1,000円弱を払うだけで何万曲という曲との出会いの壁を取っ払うことが出来る。
ステーションが出会いを生み出す
サービスによって名称は異なるかもしれないが、Google Play MusicやApple Musicなどには「ステーション」というものがある。
これは関連のあるアーティストや曲を紐付けたプレイリストのようなものだ。普段聴いている曲やシチュエーション(散歩中だったり、就寝時だったり)を元に、リスナーが聴きたいであろう曲を自動でチョイスしてくれる。
ここに新たな出会いが生まれる。
好きなアーティストの曲であれば自ら聴こうと思うが、全く知らないアーティストの曲を聴く機会はなかなか無い。それを提供してくれるのが「ステーション」だ。
もしかすると、思いもしない出会いがそこにはあるかもしれない。そしてその出会いが次の出会いを生み出すかもしれないのだ。
音楽との出会いを変えた
今まで新たな音楽と出会う場といったら、テレビ番組やCDショップ、または友達からのおすすめだった。それがストリーミングサービスによって機会が増え、そして出会ったあと好きになる壁を取っ払ってくれた。
これこそ、ストリーミングという新たな選択肢がもたらした世界だ。
だれでも気軽に音楽を好きになれる、楽しむことが出来る。「音楽との出会いを変えた」と言ったが、これこそ「あるべき姿」のように感じる。