macOS Mojaveを1週間使ってアプデしてよかったと思うこと

Yuhei FUJITA
devinker
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6 min readOct 4, 2018

2018.09.25に macOS Mojaveがリリースされてから1週間ほど使ってきました。その使用感をまとめます。

作業に集中できる「ダークモード」

Appleお披露目会でも注目されていた「ダークモード」がついに利用できるようになりました。

通常macOSのメニューバーなどは白を基調とした明るい色合いですが、ここれらを暗い色合いに変更できるのが「ダークモード」です。対応しているアプリであれば、そのアプリ自体の色合いも変化します。

Keynoteの場合(左がライトモード、右がダークモード)

ただし、まだリリースされて日も浅いために対応していないアプリも多いです。その場合はダークモードにしてもアプリ自体の色合いは変わりません。このあたりはiPhone Xのときにも経験していたので「しばらくすれば対応するだろう」と気長に待つことにしています。

ちなみにChromeは71で対応するようです(現在は69)。

ちなみにこのダークモード、変更するには システム環境設定>一般>外観モードを毎回開く必要があります。個人的にはライトモードとダークモードを切り替えて使いたいので、「NightOwl」というアプリを使っています。

クイックルックを進化させた「クイックアクション」

クイックルックがもはや「ルック」に留まらなくなりました。

今までもMacではFinderで任意のファイルを選んでスペースキーを押すと、ファイルの中身を簡易的に閲覧できる「クイックルック」という機能がありました。これを使えばアプリケーション自体を開くこと無く中身を閲覧できるので、「ファイルを開くほどでも無いけど中身を見たい」といったときに便利でした。

そんな「クイックルック」に新しく「クイックアクション」という機能が追加されました。この機能を利用すると、以下のようなことが出来ます。

  • 画像やPDFの回転
  • 画像やPDFのトリミング
  • 音声や動画ファイルのトリミング
  • 画像やPDFへのマークアップによる書き込み

今までこういった編集を行おうと思うと、画像やPDFであれば「プレビュー」App、動画や音声であればQuick Time Playerを起動して編集、保存する必要がありました。これがスペースキーを押すだけという数秒のアクションで可能なクイックルック上で完結出来るようになります。

画像の編集もクイックルック上で完結できる

録画も可能になった「スクリーンショット」

前から多機能で便利だったスクリーンショットに「画面録画」機能まで実装されました。

Macのスクリーンショットは画面全体やアプリ単位、選択範囲など、ショートカットキーによってモードを切り替えることが出来ました。これだけでもかなり便利ではあったのですが、画面の録画や細かいオプションまで設定できる様になりました。

使い方は簡単で、 Command + Shift + 5 で起動できます。

すると以下のように画面下部にメニューが表示され、そこから「どうスクリーンショットを撮るか」を選択することが可能です。

メニューから簡単に様々なスクリーンショットが撮影可能

録画に関しては今までの場合Quick Time Playerを起動することで可能だったのですが、録画開始までの手順やその後の保存までの流れが圧倒的に簡略化出来ます。

また、今までスクリーンショットの対象範囲や保存先はショートカットキーを変えたりターミナルからちょっと面倒なことをする必要があったりしたのですが、 Command + Shift + 5 さえ覚えておけば、とりあえず一通りのスクリーンショット機能にアクセスできます。

ちなみにスクリーンショット撮影後には画面右下にiOSと同じように実際のスクリーンショットが一定時間表示されます。これをクリックすると上述したクイックルックで開かれて編集も可能です。

右下からスクリーンショットを開ける

現在地と時間に同期する「ダイナミックデスクトップ」

Macの壁紙に太陽と時が生まれました。

macOSはメジャーアップデートのたびに名前に沿ったデフォルトの壁紙もつかされますが、今回はカリフォルニアの砂漠です。そして今までと違うのが、「時間経過に伴って実際の砂漠のように太陽が動く」ということです。ただ太陽が動くと言っても実際に太陽が写り込んでいるわけではなく、太陽の動きによって明るさや影の向きなどが変化します。

実際の砂漠のように壁紙が変化する

これで何かが便利になったというわけでは無いのですが、いつ見ても同じ壁紙と違っても見ていて「楽しい」ですし、「時の流れ」を(たとえ窓のないオフィスに籠もっていても)感じることが出来るので好きです。

ただ対応している壁紙が2種類と少ないので、今後Appleが新しく追加するのか、サードパーティが追加できるようになるのか気になるところではあります。

創作作業がかなり楽になった

今回macOS Mojaveにアプデして特によかった変化としては、プログラミングやブログ更新などといった創作作業が捗るようになりました。

ダークモードはAppleのデモでも大絶賛だったように、普段から黒系のテーマを使っている身としては統一感も出て良いですね。

またスクリーンショット→編集がとてもスムーズになったのは個人的にかなり大きかったです。

他にも追加や改善された機能はいくつもあるので、どんな機能かは以下の公式ページを見てみてください。

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Yuhei FUJITA
devinker

プログラミングを勉強しつつフィルムカメラにハマっています