MBPのTouch Bar振動でFBを得られる「HapticKey」、使ってみるとアリかも
MBPの特徴でもあるTouch Bar、以前から「タップしてもフィードバックが何もない」というのがどうにも慣れずにいました。
すると前々から少し気になっていた「HapticKey」というアプリがバージョンアップしたようなので試しに使ってみましたが、「これはこれでアリかな?」と感じたので使用感をまとめてみました。
クリック感がない
このTouch Barですが、言ってしまえば横長のタッチパネルです。
そのためタップしたからと言って物理キーのようなフィードバックは得られません。
Touch Barをスライドするような操作であれば良いのですが、通常のタイピングの流れでタップするとスカを食らったみたいに「押した、よね?」ってなってしまいます。
まぁ慣れでもありますが、1年近くTouch Barを使ってきてもどうにも気持ち悪さがありました。
トラックパッドのTaptic Engineを使ったフィードバック
そんな中登場したのが、この「HapticKey」です。
これをインストールすると、Touch Barから入力があるとトラックパッドでクリック時にフィードバックを与えるTaptic Engineを利用してフィードバックが得られます。
それが今回バージョンアップしたようで、試しに使ってみました。
振動というより音によるフィードバック
ここで利用されているTaptic Engineですが、これは元々トラックパッドにクリック感与えるためのものです。こいつを流用したわけですが、当然トラックパッドとTouch Barは距離があるわけで、振動がTouch Barを触れた指に直接伝わることはありません。
ではどんなフィードバックが得られるかというと、僕は「音」を強く感じました。
Taptic Engineを搭載したMacBookを使っている人れあればわかると思いますが、トラックパッドをクリックすると独特な振動と共に「カチッ」という音が聞こえます、あの「音」です。
ちなみに今回のバージョンアップでその強さが3段階になったのですが
- 弱い:静かな場所でないと気づかない
- 普通:通常のトラックパッドのクリック音が聞こえる
- 強い:MBP上に乗せた手の平でも若干振動を感じる
といった感じです。
意外とこれがクセになる
最初は「まぁタイピング感といっても擬似的なもんだろ」と思っていましたが、しばらく使ってみると案外クセになります。
今まで「タップしたのに操作が反映されない、タップできてないのかな?」となっていたのが、タップした段階で出来ているのか出来ていないのか確実にわかるので助かります。
消音モードでも使える
「それ、別にクリック音を鳴らせばいいじゃん」と思うかもしれませんが、それだと消音モードにしているときはもちろん、音楽を聴いている時に音楽にかき消されてしまいます。
それがこのHapticKeyでは発生しないのが地味に助かります。
これは良い誤算でした。
Touch Barのタップに慣れない人はアリかも
使ってみた感想を言えば、必須ではありません。
しかしちょっとしたことで使用感というのは大きく変わるので、Touch Barのフィードバックが無いことを気にしているユーザーであれば試しに使ってみるのもアリかな、と思います。