Didier Merah ニューアルバム「Eden」 配信開始 その他

2016年9月22日、地球全土世界数十か所のプラットホームより、Didier Merahの新しいデジタルアルバム「Eden」がようやくリリースされた。
但しプラットホームの一つである iTunes Store からのDL購入にバグが発生し、現在もその状況が改善されていない為、ここでの告知が遅れてしまった。

先ず、日本国内では以下の三箇所のプラットホームが比較的安定しているので、そこからのDL購入を是非オススメしたい。

CD Baby Store: 
http://cdbaby.com/cd/didiermerah3

Amazon (JP): 
https://www.amazon.co.jp/dp/B01LX5SHNU/

Google Music Store: 
https://play.google.com/store/music/album?id=B5m3fdm7pfiyspam6rrqqrjaqoe

このアルバムは人類の歴史の過去から未来を、そして魂の行き着く先に在るものの本質を粛々と描いている。
勿論単なる癒し系音楽として聴いて下さる方も大勢おられるが、作者である私としてはそれは余り大手をふるって望むところではなく、出来ればnoteマガジン『About Eden』の中に書き留めている音楽解説を兼ねたエッセイと併せて聴いて頂けることを願って居る。

次いでこのアルバムの中では、失われた音楽の進化の可能性とそこに日の目を見ることのなかったクラシック音楽の進化形とも言える様式美を兼ね備えた珠玉の作品複数が、静かに厳かに収録されている。
昭和の中期から晩年をめがけ多くのクラシック音楽の作曲家たちが、破壊的な音楽様式を持つ現代音楽に否が応でも手を染めなければならなくなったのは、本来ならば在るべきバロック音楽、古典音楽及びロマン派音楽の進化形が何かの圧力によって阻害されたからだと私は推測する。

美しい調性音楽や、クラシック音楽に民族音楽等を併せ持つ世界観を好む作曲家や楽器奏者の多くが、ニューエイジミュージックやジャズ、軽音楽としてのエスニック・ミュージック、そしてアンビエント・ミュージックの各ジャンルに人生の歩を進めて行かざるを得なくなった昭和の後期から現在に至る数十年、そこで苦悩してようやく生き延びている作曲家たちは想像以上に多いかもしれない。
だが、彼らは好き好んで上記の商業音楽の途に歩みを進めたわけではなく、それらを受け入れる土壌を探り当てることに億手だったのではないかと私は思っている。
特に日本人は「生み出す人」に対しまだまだ蔑視の感覚が先に出て来る傾向が強く、既存の何かしらのジャンルの中に参加することでしか名声を得ることが難しい民族的な欠陥をも抱え込んでいるのが現状だ。

又、ここ最近の各器楽曲や歌ものの風潮として、いかに速く高速回転で強烈な音量で爆裂的に演奏するか‥を競い、それがこなれた演奏者や歌手が素晴らしい‥と認識される傾向が加速している。
演奏家の多くが腱鞘炎と格闘し、又、ヴォーカリストの多くがポリープに泣かされ、中には鼓膜を突き破り聴力に損傷を来す人たちも少なくない。

ディディエ・メラは思う。
未来はもっと静かで人々のみならず、多くの生命がそれを好み、その静寂を愛し、しいては地球以外の生命体も「宇宙」と言う悉く静かな空間で繊細な肉体を以て存在するのであれば、地球上の音楽はもっと静かでソフトリーでシルキーに進化しなければならない‥と。

しいては演奏家が抱える肉体の老いや疲労、そして演奏会の度に起きるであろうミスタッチへのストレスから演奏家をなるべく早期に解放する方法として、私は高速演奏からの離脱とソフトタッチの進化を地球上で(現在のところは)ただ一人模索し続けて居る、それがディディエ・メラだと今は認識して居る。
その意味でもアルバム「Eden」を是非、一人でも多くのリスナーに聴いて頂けるよう切に願ってやまない。