ドキュサイン REST APIの使い方 / テンプレートから電子署名依頼メールの送信 (PHP)

Tamie Miyagawa
DocuSignDevJP
Published in
4 min readJul 3, 2018

DocuSignではAPI経由で署名依頼メールを作成・送信・管理することが可能です。

今回はドキュサインのREST APIを利用し、電子署名依頼フローを開始する方法をご紹介しながら、APIの利用方法についてお話したいと思います。

目次:
1). インテグレーターキーの取得
2). PHPでドキュサイン REST APIへ認証
3). エンベロープ※1作成と送信
(Webプラットフォーム内にテンプレート※2が作成されている前提で進めますので、事前にテンプレートをご準備下さい。)

※1:エンベロープとは:
署名を求める書類を保持する封筒の役割を担うオブジェクトです。書類を保持する他、署名者情報(メールアドレスや名前など)や署名順序を保持します。
※2:テンプレートとは:
エンベロープのひな形です。同じ書類、同じような署名者達へ繰り返し送るようなエンベロープがある場合、それをひな形として保存することで、エンベロープ作成が効率化されます。

1). インテグレーターキーの取得

インテグレーターキーの取得には、 開発者向けデモサンドボックスアカウントが必要です。下記記事リンクから開発者用のアカウントの作り方をご覧頂けます。

開発者向けデモサンドボックスアカウントを作成したら以下の手順に進みます。

  1. 管理画面のメニューグループ「インテグレーション」から「APIとキー」を選択します。
  2. 「インテグレーターキーの追加」ボタンをクリックすると、インテグレーターキーが生成されます。
管理画面内メニュー「APIとキー」にてインテグレーターキーを作成

2). PHPでドキュサイン REST APIへログイン

上記のサンプルコード内の①②③を適切な値に書き換えて頂くことで、ドキュサインREST API認証処理を行って頂けます。
次に、認証後、テンプレートから署名依頼メールを送信する記述をご紹介します。

3). エンベロープ作成と送信

特定のテンプレートからエンベロープを生成します。
Webプラットフォームで設定した署名者の情報をtemplateRoles内へ配列型で記述します。
上記の処理を行って頂くことで、特定のテンプレートからエンベロープを生成し、送信を行って頂けます。

備考1)テンプレートからエンベロープ送信の際のJson構造について、詳しくはこちらをご覧下さい。https://developers.docusign.com/esign-rest-api/guides/features/templates#sending-from-a-template

備考2)今回のソースコードでは、Curlモジュールを利用していますが、それ以外の手法でも、Requestヘッダに認証情報、Request BodyにJsonを持たせエンドポイントへPOST送信頂くことで同様の処理を行って頂けます。

【お問い合わせ下さい】

DocuSignをご利用頂くと、さまざまな合意形成(契約、稟議、承認など)をデジタル化して頂けます。また豊富なメニューやサードパーティツールとの連携、公開APIにより、様々なニーズ、シーンに対応します。
すぐに詳しい話を聞いてみたいという方がいらっしゃいましたら、別途お問い合わせ頂ければ幸いです。

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