DocuSignのキホン — アップロードした文書にテンプレートをマッチング

Masaki Kubomura
DocuSignDevJP
Published in
3 min readSep 19, 2018

業務上、NDAや契約書の条項の加筆や削除、またはExcelの数式や関数、Accessを使って、請求書などの帳票を作成しており、事前にテンプレートとして定義しにくい、というケースがよくあります。DocuSignのテンプレートとテンプレートマッチング機能を使えば、毎回受信者を定義し、署名フィールドを手で配置する必要はなくなります。

アップロードした文書は差し替わらない

テンプレートにはもともと文書があり、そこに受信者とフィールドが配置されていますが、アップロードした文書にテンプレートを適用すると、もともとの文書に差し替わる、ということはありません。

アップロードした文書はそのまま残り、そこにマッチしたテンプレートで定義されている、受信者とフィールドが適用される、という仕組みです。

マッチングの条件

テンプレートマッチングでは、ホームタブや管理タブから、「エンベロープの送信」を選んでアップロードした文書と、事前に登録したテンプレートの文書内容を比較してマッチングします。

マッチングの設定は、管理画面ではなく、各個人の個人設定の中で行います。マッチングの精度のデフォルトは80%です。

ページ単位でのテンプレートマッチングを有効にしている場合は、ファイルとテンプレートの各ページが、無効にしている場合は、文書の最初と最後の、それぞれ25文字が比較されます。

個人設定画面

マッチング精度向上のためのIDRゾーン設定

上記の設定だけでは、期待したマッチング結果が得られない場合は、テンプレートの設定時に、判定する文字列をカスタムで設定(IDR設定: Inteligent Document Recognition)することで、より精度の高いマッチングを行うことができます。

文字数の制限はありませんが、多くIDRゾーンを設定すると、マッチング処理に時間がかかります。

ページごとに別のテンプレートを設定

アップロードした文書が複数ページで構成される場合、それぞれのページにマッチした別々のテンプレートを適用することも可能です。

参考ヘルプ)
アカウントのテンプレートマッチングを設定する
https://support.docusign.com/jp/guides/ndse-user-guide-template-matching

テンプレートマッチングの動作設定
https://support.docusign.com/jp/guides/ndse-user-guide-template-matching

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