DocuSign for Salesforceを使ってみよう — 3. DocuSign Envelope Configuration編

Masao Ohkushi
DocuSignDevJP
Published in
8 min readNov 28, 2018

DocuSign for Salesforceの7.0以降では、[DocuSign Envelope configuration]タブを使用してGUIでコーディング不要でカスタムボタンを作成できる機能があります。これにより、現在Lightningを利用しているお客様、これから移行を検討されているお客様も簡単にDocuSignとSalesforceの連携の自動化を行うことができます。

前提条件

Salesforce上で私のドメインの設定が必要になります。設定についてはSalesforceのヘルプ等をご参照ください。

https://help.salesforce.com/articleView?id=domain_name_overview.htm&type=5

また私のドメイン設定前にすでにDocuSign for Salesforceでレイアウト変更時にリモートサイトの追加を実施している場合、再度、DocuSign for Salesforceの[レイアウト]タブから[リモートサイトの追加]を実施する必要があります。これを行わないとレイアウトへのボタン追加ができなくなります。

ボタンを作成する方法

システム管理者としてSalesforceにログインします。

  1. Lightningでは、左上隅の3x3の四角形を選択します。
    注:クラシックの場合は、右上のドロップダウンメニューで[Lightningに切り替える]オプションを使用します。
  2. [すべてのアイテム]の下の[DocuSign Envelope Configuration]を選択します。
  3. 新しいボタンを作成するには、「新規」を選択します。 DocuSign Envelope Configuration名の下にボタンの名前をつけます。 保存を選択します。

DocuSign Envelope Configurationで使用可能なオプション

  1. 名前:これはボタンの名前です。 名前のセクションで編集することができます。(7.0.5の時点で日本語名のボタンはサポートしていません。日本語にした場合にはカスタムボタンが表示されません)
  2. Salesforceオブジェクト:このドロップダウンは、このボタンがどのSalesforceオブジェクトに関連付けられているかを示します。
  3. メール設定:このセクションでは、ボタンを使用するときに電子メールの件名(Custom Email Subject)とメッセージ(Custom Email Message)を指定できます。

4. 受信者:このセクションでは、受信者が追加されます。 [受信者の追加]を選択すると、[クイック追加]と[署名グループ]という2つのオプションが表示されます。受信者の名前、電子メール、役割などを設定します。 追加される署名者がレコードの既定の連絡先である場合は、[Load Default Contact]チェックボックスをオンにします。

5. 文書:このセクションでは、ドキュメントが追加されます。 [ドキュメントの追加]を選択すると、[ファイル]と[DocuSignテンプレート]の2つのオプションが表示されます。

  • ファイルを使用すると、ユーザーはデバイスまたはネットワークからファイルをアップロードできます。
  • DocuSignテンプレートを使用すると、DocuSignで作成され、このユーザーと共有または作成されたテンプレートを選択できます。
  • [Load Attachements]チェックボックスと[Load Files]チェックボックスがオンになっている場合は、ここで選択されたSalesforceのオブジェクトのレコード上のすべての添付ファイルまたはファイルがエンベロープに自動的に添付されます。

6. カスタムマッピング:このセクションでは、SalesforceロールをDocuSignの役割にマップできます。 たとえば、SalesforceのDecision Makerとしてリストされている連絡先を、テンプレートの役割Signer 1に関連付けることができます。Classicカスタムボタンでは、これはCCRMパラメータで定義されています。

以下参考まで商談の取引先責任者のロールにDecision Makerを割り当てるには取引先責任者のロールをクリックし、取引先責任者のロールを管理をクリックしてロールを設定します。

7. Reminder Email Settings:このセクションでは、アラームと有効期限の設定ができます。

  • a. Reminder Enabledが選択されている場合は、2つの追加オプションが表示され、最初のリマインダーが送信するまでの日数と、リマインダーの送信間隔をユーザーが設定できるようになります。
  • b. Expire Enableを選択すると、受信したエンベロープの有効期限と警告メールを送信する日数を設定できます。

8. プレビュー画面の表示と機能:このセクションには、追加のエンベロープの設定がすべて含まれています。

  • One Click Option:これまでクラシックボタンでOCOパラメータと呼ばれていたワンクリックオプションは、送信時のユーザーエクスペリエンスを決定します。
    →これが「Edit」に設定されている場合、ユーザーは添付ファイル、受信者などを追加できる最初のVisual Forceページに移動します。
    → [Tag]に設定されている場合、ボタンが選択されると、ユーザーはDocuSignのフィールド配置画面に直接遷移します。
    →このパラメータを[Send]に設定すると、エンベロープはユーザーが編集することなく自動的に送信されます。
  • 残りのチェックボックスは、ボタンを使用するときにユーザーが使用できる機能を示します。 これらは、ワンクリックオプションが[Edit]に設定されていて、送信時に最初のVisual Forceページにすべての機能がある場合にのみ使用できます。
    →Show Tag Button:最初のVisual Forceページで「次へ」ボタンを使用可能にします。
    → Show Send Button:最初のVisula Forceページで[今すぐ送信]ボタンを使用可能にします。
    →Show Chatter Settings:ユーザーが基本的なChatter設定をエンベロープに適用できます。
    →Show Remind Expire:ユーザーが有効期限とリマインダーの設定を変更できるようにします。
    → Show Email Subject/Show Email Message:送信する前に電子メールの件名やメッセージを変更できます。

9. Add to Oject Layout:このセクションは、レコードレイアウトにボタンを追加するために使用されます。

  • クラシックボタンの追加とLightingボタンの追加の2つのオプションがあります。
    →Add Classic Button:クラシックSalesforceレイアウトにこのボタンを追加します。
    →Add Lightning Button: Lighteningエクスペリエンスでこのオブジェクトにボタンを追加します。

いずれかのオプションを選択すると、ここで指定したSalesforceオブジェクトにボタンが追加されます。 オブジェクトの複数のバージョン/レイアウトがある場合、オブジェクト/レイアウトのリストをから選択できます。ボタン追加後はページレイアウトでボタンを利用できるようになります。(自動でレイアウトには追加されない点注意して下さい。)

参照ドキュメント
DocuSign for Salesforce — DocuSign Envelope Configurations (7.0+)
https://support.docusign.com/en/articles/DocuSign-for-Salesforce-Envelope

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