DocuSign for Salesforceを使ってみよう — 4. Classicの場合編

Masaki Kubomura
DocuSignDevJP
Published in
4 min readDec 4, 2018
Salesforce CRM レビュー ~ SaaSの代名詞ともいえるアプリケーションの営業支援機能を試す(https://www.publickey1.jp/blog/09/salesforce_crm.html)より許諾を得て引用

明日は、いよいよSalesforce World Tour Tokyo 2018ですね。弊社もスポンサー出展しております。また、14:20からExpo Dにて、ミニシアターセッションもありますので、ぜひご来場ください。

さて、ここまでDocuSign for Salesforceの紹介を3回に渡って行ってきましたが、全てLightning Experienceの画面で行ってきました。もちろん、Classicでも全て同じ機能が利用できます。ただ、今回ご紹介したいのは、Classicの場合、Lightningでは使えなくなった、カスタムJava Scriptボタンが利用できる = Apexを使わずにロジックが記載できる、ということです。

カスタムJava Scriptボタンの作成例

要件例

商談の画面に「DocuSignで送信」ボタンを配置。ボタンを押した際に、その商談に紐づく取引先→取引先責任者のうち、「役職」に「契約担当者」と入力されているレコードに署名依頼を自動的に送信したい

1. 商談の設定画面から、カスタムボタンを作成

ClassicのSalesforce設定画面の左のツリーメニューから、カスタマイズ > 商談 > ボタン、リンク、およびアクションを選びます。右側で、「新規ボタンまたはリンク」ボタンを押し、下記のように設定します。

表示ラベル: DocuSignで送信(テスト)
名前: MySendWithDocuSign
表示の種類: 詳細ページボタン
動作: 現在のウィンドウにサイドバーなしで表示
内容のソース: OnClick JavaScript

各パラメータについての詳細は、下記のAdministrator Guideを御覧ください。(以前のバージョンのものになりますが、そのままお使いいただけます)

また、注意点として、日本語画面でSalesforceをお使いの場合、不具合のため、FirstNameには姓を、LastNameには名を、反転して設定する必要があります。

ボタンにコードを作成できたら、保存ボタンを押下します。

2. 商談の画面に、作成したボタンを配置

設定画面から、カスタマイズ > 商談 >ページレイアウトを開きます。右側の画面から、ボタンを選択し、上の1で作成したカスタムボタンをドラッグアンドドロップで配置します。

まとめ

Lightningでは、カスタムボタンの中でJavaScriptのロジックが記述できないですが、Classicの場合はこのJavaScriptボタンが利用できます。つまり、上記の例では標準オブジェクトでの例でしたが、カスタムオブジェクトを使っていて、送信先のメールアドレスなどがリレーションを辿らないと取得できない、などの場合にApexで記述する必要がなく、デプロイも簡単に行うことができます。

また、きれいなスタイルで帳票を生成したいので、帳票ツールを導入しないといけない、という場合にも、Wordなどで作成したものをそのままアップロードして送信できるため、簡易な帳票であれば、DocuSign for Salesforceを使ったほうが製本コストや郵送代もかからず、社内導入の提案も容易かもしれません。

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