DocuSignのキホン — アップロードした文書にテンプレートをマッチング
業務上、NDAや契約書の条項の加筆や削除、またはExcelの数式や関数、Accessを使って、請求書などの帳票を作成しており、事前にテンプレートとして定義しにくい、というケースがよくあります。DocuSignのテンプレートとテンプレートマッチング機能を使えば、毎回受信者を定義し、署名フィールドを手で配置する必要はなくなります。
アップロードした文書は差し替わらない
テンプレートにはもともと文書があり、そこに受信者とフィールドが配置されていますが、アップロードした文書にテンプレートを適用すると、もともとの文書に差し替わる、ということはありません。
アップロードした文書はそのまま残り、そこにマッチしたテンプレートで定義されている、受信者とフィールドが適用される、という仕組みです。
マッチングの条件
テンプレートマッチングでは、ホームタブや管理タブから、「エンベロープの送信」を選んでアップロードした文書と、事前に登録したテンプレートの文書内容を比較してマッチングします。
マッチングの設定は、管理画面ではなく、各個人の個人設定の中で行います。マッチングの精度のデフォルトは80%です。
ページ単位でのテンプレートマッチングを有効にしている場合は、ファイルとテンプレートの各ページが、無効にしている場合は、文書の最初と最後の、それぞれ25文字が比較されます。
マッチング精度向上のためのIDRゾーン設定
上記の設定だけでは、期待したマッチング結果が得られない場合は、テンプレートの設定時に、判定する文字列をカスタムで設定(IDR設定: Inteligent Document Recognition)することで、より精度の高いマッチングを行うことができます。
文字数の制限はありませんが、多くIDRゾーンを設定すると、マッチング処理に時間がかかります。
ページごとに別のテンプレートを設定
アップロードした文書が複数ページで構成される場合、それぞれのページにマッチした別々のテンプレートを適用することも可能です。
参考ヘルプ)
アカウントのテンプレートマッチングを設定する
https://support.docusign.com/jp/guides/ndse-user-guide-template-matching
テンプレートマッチングの動作設定
https://support.docusign.com/jp/guides/ndse-user-guide-template-matching