Tips - チェックボックスの新機能

Masaki Kubomura
DocuSignDevJP
Published in
4 min readMar 5, 2019

DocuSignをこれまでご利用頂いているお客様は、このDocuSignのチェックボックスになんとなくもやもやした印象をお持ちかと思います。ひとつは、必須条件をつけられなかったこと、もうひとつは、PDF化された際に「☒」になってしまうことです。

今回の新機能で、この前者の必須条件の部分が機能拡張されましたので、ご紹介いたします。3月5日時点では、サンドボックス環境にてお試しいただけます。検証いただいた上で、すぐに本番環境でご利用したい、というお客様は、お問い合わせフォームよりご連絡ください。

新機能1: チェックボックスのグループ配置

従来のフィールド配置画面では、チェックボックスは、ひとつひとつ配置する必要がありました。今回、チェックボックスをひとつ配置し、それを一旦クリックすると、「+」ボタンが表示されるようになりました。操作的には、ラジオボタンの動きと同じです。「+」を押すごとに、同じグループラベルとして、チェックボックスが追加することができます。

新機能2: チェックボックスの検証ルール定義

上記の手順で、複数チェックボックスを作成した後は、「検証」設定でどのような入力ルールとするかを定義できます。

上記の画面では、6つのチェックボックスをひとつのグループで作成してみました。この際に設定できる検証ルールと動きをご説明いたします。

  1. 選択最小数の指定
    選択最小数を0〜6の範囲で設定できます。0にすると、どれもチェックする必要はなく、1だとどれかひとつを必ず、2以上であればどれか最低2つ以上をチェックする必要がある、という入力ルールになります。
  2. 選択最大数の指定
    選択最大数を1〜6の範囲で設定できます。1にすると、2つ以上チェックするとエラーになります。
  3. 選択数の指定
    選択数を1〜6の範囲で設定できます。1にすると、必ず1つチェックが必要です。2であれば、必ず2つチェックが必要です。
  4. 選択数の範囲を指定
    選択数の範囲を、最小は0〜6で、最大は1〜6で設定できます。例えば最小1で最大3にすると、必ず1つはチェックが必要で、4つチェックしているとエラーになります。

注意点

現時点ではいくつかまだご利用にあたって、注意する点があります。

  • 入力時のツールヒントのメッセージに、グループラベルが含まれます。このグループラベルは、画面上では編集できないため、一旦テンプレートを作成し、更にJSONファイルとしてエクスポートし、グループラベルをエディタで修正してアップロードする、という方法で編集は可能です。
  • 入力時のツールヒントのメッセージが、上記で設定した検証ルールに基づいて表示されます。このメッセージはJSONでも変更できません。
  • 完了した署名文書からフォームデータとしてCSV生成する場合など、このチェックボックスの値は、データラベルに対して、”X”という値が入った形で出力されます。

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