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捨て方をデザインする

中台澄之(ナカダイ 代表取締役 モノファクトリー 代表取締役)

すべてのゴミはモノ

田村)中台さんがよくおっしゃっている、「分ければ資源」「混ぜればゴミ」という話だと思って。そこの原理原則みたいなものは大事なんだなと思いました。

中台澄之 (なかだい すみゆき) 株式会社ナカダイ 代表取締役。 株式会社モノファクトリー 代表取締役。証券会社勤務を経てナカダイに入社後、総合リサイクル業としてリサイクル率99%を実現し、リユース市場やモノ:ファクトリーの創設等、リマーケティングビジネスを確立する。2013年Good Design Award、未来づくりデザイン特別賞。WIRED Audi INNOVATION AWARD2016を受賞。循環ビジネスの構築や企業の廃棄物に関するコンサルティング、研修などを行う。著書に『「想い」と「アイデア」で世界を変える ゴミを宝に変えるすごい仕組み 』など。

「分かる」ための共通言語

九法)今、「認識」という言葉が出てきましたけれども、カテゴリーで分けるということの認識を変えていかなければならないんだということは、中台さんがビジネスをされる中で経験的に気づいてこられたことなのでしょうか?あるいは何か哲学的な思想が中台さんにあって、そういうことを感じられたのですか?

大量生産=悪ではない

九法)「捨てる行為をデザインしていく」ということは、「捨てる」という言葉の認識を変えていく、意味を変えていくということなのかな?と、中台さんの話を聞いていて思ったんですけども。「断捨離」という言葉には、「自分から断つ」みたいなニュアンスが強いと思うんですけど、そもそも「いらないもの」という認識そのものを変えるということが必要なのかな?その辺りについて中台さんはどう考えていらっしゃるのかな?と思ったのですが。

作り手との距離感が鍵

金安)(前略)ゴミというのはある意味、自分から早く切り離したい存在でもあるように思うんですけど、(前略)ゴミという認識だったものを、モノとして捉えていく、意識を変えていくためには、生活者とかもしくは中台さんがこれまで関わっている方というのは、どうやっていったのですか?

インタビュー後記

リ・パブリック 田村

インタビュワープロフィール

田村大(たむら・ひろし)

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日本のデザインカンパニーBIOTOPE、KESIKI、Re:publicの3社が共同で運営するパースペクティブ・メディアです。先駆者たちとの対話を通して明るい未来を作るための兆しを収集します。

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