今どき割れたiPhoneは¥1,000で直せるんですね

ただし5s

割れたiPhone 5s 実機

割れたiPhone 5s

2018年も終盤に差し掛かった今日このごろ、未だにiPhone 5sを使っている私だが、先日目覚めたらiPhoneが割れていた。何故だろうかと思考を巡らせると、どうやらスマホをいじりながら寝落ちしたらしく、睡眠中にスマホをベッドから落下させた衝撃で割れてしまったようだ。

このiPhoneは2017年の春にebayで海外から輸入した中古品で、価格は送料・税関手数料・為替手数料等込で約¥10,000だった。安価が故に画面が割れても心理的ショックは少ない。画面が割れているものの、液晶ディスプレイもデジタイザも機能していたので、そのまま使うことにした。

ところが、私の割れたiPhoneを見たある友人が「割れたスマートフォンを修理せずに放置している男は女子に嫌われる」と情報源不明(※1)のよく分からないことを言ってきた。そういうことならば、と重い腰を上げ、割れたiPhoneでAmazonアプリを起動した。

修繕部品は¥1,000

現代は便利な時代だ。欲しいものは大抵アマゾン川をどんぶらこっこと流れてくる。Amazon.co.jpで「iPhone 5s フロントパネル」と検索したところ、¥1,000程度で割れた液晶ディスプレイの修繕部品が販売されていたので購入した。その翌日、お急ぎ便でパーツは届けられた。現代文明は本当に便利だ。

「iPhone 5s フロントパネル」の検索結果 Amazon.co.jpにて

静かなる30分間

フロントパネルの修繕部品を使って、割れたiPhoneの修理に取り掛かった。iPhone 5sの分解は以前にも行ったことがあるので、比較的スムーズに作業は進んだ。手順としては、Lightningジャック横のネジ2本を抜いた後に、フロントパネル(液晶ディスプレイを構成するパーツ群)を取り外し、フロントパネルのインカメラやホームボタンなどの液晶ディスプレイ以外のパーツを取り外す。そして、液晶ディスプレイを新しいものと交換して、再び組み立てる。フロントパネルの取り外しや、内部ケーブルの取り付けにはやや経験(コツ)が必要だが、全体的に単純な作業だ。黙々と作業に集中すること30分、修理が終わった。修理を終えた後に電源ボタンを押す瞬間には、採点を終えたテストが返却される時と同質の緊張感を感じるものだが、特に問題なく起動した。修理後になぜかパーツが1点余っていることに気づいたが、iPhoneは正常に動作しているので気にしないことにした。

iPhoneの開腹作業
やや複雑な作業も修理方法解説サイトを参照すれば簡単だ

後日談

スマートフォンを修理してもモテるようなことはなかった。何人かに割れたiPhoneを修理に出したのかと聞かれたので、自分で修理した、部品は¥1,000程度で買えて修理に出すより安いから君もやってみな、と告げたところ「だからモテないんだ」とあきれられた。もうよく分からない。

一般常識を身に着けろという訓示か?

今回の一連のできごとをあえて考察するならば、一般常識に従え、という教訓ではないかと思った。割れたスマホを使い続けるのは一般的ではないし、スマートフォンを自分で修理するのも一般的ではない。そして常識のない人間は異性・同性限らず嫌われやすい、ということではないのか。

iPhone 5sは比較的安価に修理できるが、iPhone Xシリーズは有機EL(OLED)を使用しているのでそうもいかない。みんな気をつけよう。

※1 このようなソースが見つかった https://latte.la/column/87151108

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