2021年、Mediumの独自ドメイン接続を試す
1回限りの500円課金で独自ドメイン継続利用可能(!?)
独自ドメインがやっと復活
前回の投稿に書いたとおり、Mediumの独自ドメイン接続サービスが復活した。
そもそも、以前は追加費用不要でドメイン接続が可能であったのが、2017年に独自ドメイン設定費用を徴収する方式に変わり、2018年にドメイン接続の新規受付が終了となった経緯がある。新規受付終了以前に独自ドメインを設定したユーザーは、引き続き独自ドメインを利用可能であったので、Mediumを独自ドメインで利用している = 古参ユーザーの証であり、私のような新参者は独自ドメイン運用を諦めていた。
それが今回、新参者でも独自ドメイン運用可能になり、気分ウキウキで早速設定してみた。
Membershipに登録
独自ドメインを利用するには有料のMediumのメンバーシップに登録する必要がある。独自ドメインのためにサブスクリプション費用が掛かるとはなかなかだが、月額$5とまぁ安価なので、とりあえず加入してみることにした。
独自ドメイン設定
メンバーシップへの登録が完了したらいよいよ独自ドメイン接続を行う。
プロフィールページ、パブリケーションどちらにも独自ドメインを割り当てることが可能なようなので、とりあえずパブリケーション(medium.com/dotsarc) に対して独自ドメインを適用してみる。
パブリケーションの設定ページ(Hompage and setting)に飛び “Custom domain” の項目を確認すると、メンバーシップ登録前にはグレーアウトされていたボタンが押せるようになっている。
Get startedをクリックすると、Custom domain seuptページに移る。ここに使用したいドメイン名を入力すればMedium側の設定はほぼ完了。あとは指定されているIPアドレスをDNSのAレコードにセットすれば良い。DNSの設定は、各自が利用しているドメインレジストラ(お名前.comなど)や、クラウドDNS(Route53など)、CDN(Cloudflareなど)の管理画面で行う。
設定完了
Medium、DNS両方の設定を完了させ、約10分後に独自ドメインのURL(medium.dotsarc.com)を叩いたところ問題なくパブリケーションのページが表示された。
同じ要領でユーザー名(@tooyotta )に対しての設定(medium.naoyatoyota.com)も行ったが、問題なく完了した。
今更感はある
mediumを独自ドメインで運用するという数年越しの夢がやっとかなった。というのは大げさな表現だが、やはり独自ドメインを据えるというのはインターネット上に自分の空間を確保したような気持ちになれて良い。独自ドメインで運用していれば、もし今後他のブログサービスに引っ越すとしてもAレコードだけ変更すれば簡単にサイトを引っ越せる。
私は、MediumのシンプルなUI設計やハイライト機能、良質なユーザー層が気に入っていながらも、独自ドメインを使えた方がシステム構築上、SEO上色々便利だったのでVPSに立てたWordPressでブログをホストする方式に移行してしまっていた。更に、日本においてはMedium的なシンプルでストーリーテリングを重視したブログプラットフォームとしてnote.com(note.mu)が台頭し、Mediumを使う機会はいよいよ減ってしまった。もっと早くから独自ドメインが使えればMediumから離れることは無かったのになァと思う。
とりあえずMediumを独自ドメインを数ヶ月運用してみるつもりだが、アクセス数が大幅に改善されない限りSubscriptionは解約してしまおうと思う。初期ユーザーは無料で独自ドメインを使えるのに…。
追記: Membershipに契約して独自ドメイン接続したところでアクセス数は改善しなかったので、Membershipを解約してしまった。意外にも解約から6ヶ月以上経った現在でも独自ドメイン接続は維持されている(ラッキー)。
つまり、独自ドメイン接続のために1ヶ月だけMembershipに課金して即解約しても、独自ドメイン設定は維持される仕様になっているようだ。Medium運営さん、褒めて遣わす。まじでパない。
note.comは独自ドメイン接続に月額5万という法外な価格を要するし、良心的なはてなブログでも月額1000円以上掛かる事を考えると、1回限りの$5課金で独自ドメインが利用できるMediumは圧倒的に優位だ。noteとWordPress辞めて本格的にMediumに戻ってこようかな。
