iPhone 2019に期待する12のこと

tooyotta (Toyota)
水槽の脳ライフ
6 min readNov 12, 2018

Type-Cは最低条件

iPhone 5sを2018年現在も使い続ける私が次期iPhoneに求めること。いわば願望リスト。

名称をiPhone 2019にする

ここ最近のiPhoneの名前はわかりにくく、全然ユーザーフレンドリーじゃない。2016年のiPhone 7まではよかったが、その翌年はiPhone 7sをスキップしてiPhone 8が登場し、さらにiPhone Xも発表された。今年はiPhone Xの後続機種iPhone Xs(公式表記はXsの “s”が四角囲み)が登場した。今までの「大画面版iPhoneはPlus」というルールを捨てて、iPhone Xsの大画面版はiPhone Xs MAXと名乗っている。また、iPhone 8の後続機種ともいうべき液晶ディスプレイ搭載の廉価版端末はiPhone8sでもiPhone 9でもなくiPhone XRだ。

こんなややこしい名称は一般ピープルには覚えられないし、きっとマーケティング的にも混乱を招くのではないか。Macファミリーのように製品名+西暦という明快な命名フォーマットを採用してほしいものだ。

USB Type-C対応

これは全人類の願いと言っても過言ではない。iPad Pro 2018でついにType-Cが採用された。次はiPhoneの番だ。てか何でiPhone Xsは未だにLightningなんだ?macもiPadもiPhoneも同じケーブルで充電できる時代が来ることを誰もが願っている。

Apple pencil対応

近年iPhoneは大画面化の一途を辿っている。そろそろApple PencilをiPhoneにも解放する時期ではないか。手書き端末としてiPadとiPhoneの2台持ちを余儀なくされるのは辛い。腰を据えた作業にはMacBook も必要だから、結局出かける時には3端末持ち歩く羽目になっている。

スタイラスの名前をiPencilやiPad PencilではなくApple Pencilとしたのは今後iPhoneやmacでもスタイラスを利用可能にする計画があるからだ、と信じてやまない。

シャッター音消音可能(日本)

世界中で日本のiPhoneだけがシャッター音が必ず鳴る特別仕様だ。ご存知の通りシャッター音が消音できないのは盗撮防止のためだ。日本は他の国よりも盗撮件数が多く、シャッター音によって盗撮抑制効果があるという論文があるのかどうかは調べていない。だが、各家庭に包丁が備えられていても殺人に使われるとは限らないのと同様の理論で、シャッター音がならないiPhoneでも盗撮件数が増えるとは限らないし、盗撮野郎はシャッター音が鳴るiPhoneだろうと改造したり、あるいは特殊なカメラを使って撮影するだろう。

盗撮対策として爆音シャッター音が鳴るがゆえに、大切なプレゼン中のスライド、あるいは寝息を立てているペットの写真が撮れないというのは本末転倒ではないのか。なぜ盗撮対策のために、静粛が求められる場所で善良市民がiPhoneのカメラの仕様を自主規制しなくてはならないのか。確かに盗撮は大いなる問題だが、別の解決策を模索すべきだろう。日本以外のすべての国ではシャッター音がならないiPhoneを販売しても社会は回っているのだから。

ノッチ廃止

ノッチはダサい。Appleが手を抜いている間に中国メーカーなどはノッチなしのベゼルレススマートフォンを実用化している。もっとも、Appleがいつでもスマートフォンの技術のトップを走っている訳ではないことは理解している。防水機能然り、Felica・NFC決済然りだ。

ノッチ廃止が技術的に難しいことは分かる。だが、今やiPhoneは$100を超える高級端末だ。どうにか狭い筐体の中にノッチレスの有機ELとインカメラ・センサー類を収める技術開発をして欲しい。

小型端末のラインナップ

iPhone SEと同等のサイズのベゼルレスモデルを販売して欲しい。これはユーザビリティの観点から必須である。一般に欧米人よりアジア人、男性より女性の方が手が小さい傾向にあり、手の小さい人々にとってiPhone Xsは大きすぎるのだ。実際に私の知り合いはiPhone Xsは自分の手に余る大きさで何度も落としそうになったと話していた。手のひらが大きい人だけでなく小さい人にも扱いやすい端末を提供することは、情報格差やCSRの観点から必須ではないか。

よりサスティナブルに

Appleは他の多くのグローバル企業と同様に環境配慮に熱心ではある。だが、iPhone含むApple製品は分解修理しにくい構造となっている。バッテリー交換するにも、複雑な構造の本体をこじ開けて、ヘラで糊付けを剥がさなくてはならない。画面が割れた際には更に厄介な修理プロセスが待っていて、故障の度合いによっては買い替えも止むなしとなる。

MacBook Air 2018ではボディに100%リサイクルアルミニウムが採用され話題となった。iPhoneにもそのような、あるいはそれ以上の環境配慮が必要だ。SDGsの達成期限の2030年は刻々と迫っているのだから。

mac OS, iPad, iPhone間の連携をより強力に

せっかくPCからスマートフォンまでをAppleのエコシステムに入れているのだから、もっと連携を強化して欲しい。現状Handoffという機能があるが、それを更に便利に。電車内で読んでいた書類が、オフィスでmacを開いた瞬間に表示されて作業の続きができるとか、BluetoothイヤホンでPCのiTunesから再生していた音楽を、シームレスにiPhoneからの再生に切り替えて出掛けられるとか。これはAppleではなく、アプリデベロッパーの問題かもしれないが。

mac OS搭載

もういっそmac OS載せてくれよ。iPhoneでmacが動けば開発でもなんでもできちゃうぞ。せめてターミナルだけでも動いてくれれば。ARM系プロセッサとIntel系プロセッサは根本的に違うから無理?CISCとRISC?発熱問題?これは夢の話です。

値段を安く

ここに書き連ねた願望が達成されるなら、Macbook並みに高価なiPhoneでも買ってやろうじゃないか。だが、iPhone Xsから大した進化もない(例えばCPUの強化だけとか)にも関わらず強気な価格設定にしてきたら、、、。それでも買うんだけど、やっぱり安くして欲しい。

新作iPhoneの発表会は日本時間でも見やすい時間帯がいい

もはやiPhoneと直接関係ないという指摘は真摯に受け入れよう。だが、毎度深夜2時からストリーミングを見るのは辛い。一方で今年ニューヨークで行われたiPad ProやMacBook Airの発表イベントは日本時間の午後11時台でありがたかった。日本は世界で最もiPhoneユーザーの多い国の1つだ。iPhoneの発表会も日本時間に配慮してくれたら嬉しい。

Jobsが初めてiPhoneを紹介した時のような感動を

AppleはiPhoneを最後に発明を行なっていない。iPadもApple Watchもサイズを変えたiPhoneだし。

しかしこれはAppleだけの問題ではなく、スマートフォン市場全体が飽和しきっている。野心的な起業家たちよ、賭けに出るなら今だ!

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