【#DQEveryChild in JAPAN】未来の子供たちに欠かせないデジタルスキル
広がるデジタル世界
テクノロジーが社会や経済に与えるインパクトは世界中でますます大きくなっています。伝送されるデジタル情報の速度および量は指数関数的に増加しています。
専門家は、10年以内に世界の全人口の90%がインターネットにつながるだろうと予測します。IoTやAIの発展で、デジタル世界は広がっていくでしょう。これらの変化にワクワクする一方で、我々は不確実性の中を生きることになります。私たちの子供はこの劇的な変化の真っ只中にいるということです。
そんな状況で、IQやEQ以上に、DQ(Digital Intelligence Quotient)はデジタル時代を生きる上で欠かせないスキルです。
DQとは何か
DQとは、デジタル世界を楽しみ、デジタル世界の問題に対処するための能力である。これからデジタル時代を生き抜くために、IQやEQ以上にすべての子供たちに必要な能力です。
DQは、私たちがデジタル世界の責任あるメンバーとして豊かに生き、デジタル世界の問題と向き合っていくために必要な知識、スキル、姿勢、価値観を網羅しています。
これらの能力は、誠実性や敬意、共感という人間の価値に根ざしている。これら人間の価値は賢明で責任あるテクノロジーの使用を可能にします。
市民にDQを身につけさせることは、国のデジタル化に欠かせないため、多くの国でカギとなっくるでしょう。
DQの3レベル
DQは大まかに3つのレベルに分けることができます。
レベル1:Digital citizenship(デジタル・シティズンシップ)
デジタルテクノロジーやデジタルメディアを、安全に、責任をもって、効果的な方法で使う能力
レベル2:Digital creativity(デジタル・クリエイティビティ)
デジタルツールを用いて新しいコンテンツを創ったりアイデアを形にしたりすることによって、デジタルエコシステムの一部となる能力
レベル3:Digital entrepreneurship(デジタル・アントレプレナーシップ)
グローバルな視野での問題解決や新たな価値の創出のために、デジタルテクノロジーやデジタルメディアを使う能力
8–12歳の子供たちにデジタル・シティズンシップを
DQの3つのレベルの中でも、プログラミング教室の増加やや起業家育成の流れが大きくなっていることもあり、デジタル・クリエイティビティやデジタル・アントレプレナーシップについて学ぶ機会は増えています。
しかし、私たちがまず重視すべきはデジタル・シティズンシップです。
世界中の8〜12歳の子供たちは、以下の8つのデジタルスキルを身につける必要があります。
子供たちに基礎的なDQ(デジタルシティズンシップ)を身につけさせるのは緊急の課題です。しかし、親や教師がデジタルネイティブではないため、子供たちを助けようと思っても難しい場合があります。
これらの課題から、DQ Instituteは設立され、今もなおそれらの課題を解決するために動いています。
未来の子供たちが技術的、精神的、社会的スキルを身につけることは、来たる第4次産業革命をリードし、有能なデジタル市民となる上で非常に大切です。未来がどうなるかは、私たちの子供にかかっているのです。
DQムーブメントに参加しよう!
8–12歳の子供たちへのDQ調査にご協力いただければ幸いです。詳細は添付資料と以下をご覧ください。
ご興味やご質問のある方は、masamiishiyama2017@gmail.comまでご連絡ください。
<DQスクリーンタイム調査のご案内>
この調査は、世界中の8–12歳の子供達のデジタルへの関わり方やスクリーンタイム管理能力を理解するためのものです。世界20ヶ国で実施されます。
もちろん無料の調査で、生徒には59の質問に答えてもらいます。期限は2017年11月30日です。
以下が生徒にやってもらう調査のURLです。
https://jp.surveymonkey.com/r/DQScreenTimeJP
この調査を実施するメリットは、生徒のDQスクリーンタイムスコアやデジタル使用の傾向、サイバーリスクの可能性などを自国や世界と比較した、DQ School Report(約50ページ)を受け取れることです。
https://www.dqinstitute.org/wp-content/uploads/2017/09/DQSchoolReportPremium_new-2.pdf
<DQを発明したシンガポールのシンクタンク>
https://www.dqinstitute.org
なお、DQオンライン学習プラットフォームDQ World.netは、2018年に日本でもリリース予定です。
ご興味やご質問のある方は、masamiishiyama2017@gmail.comまでご連絡ください。