DroidKaigi 2021 活動報告

mhidaka
DroidKaigi
Published in
Nov 19, 2021

DroidKaigi代表理事 mhidaka です。

この活動報告は2021年10月に開催したDroidKaigi 2021の参加動向をまとめています。

開催概要

DroidKaigi 2021 has been held.
  • 開催期間:2021年10月19日(火)~21日(木)
  • セッション一覧:タイムテーブル
  • 動画:YouTube公式チャンネルにて公開中(無料)
  • 事前登録:約1500名(Doorkeeper
統計情報のサマリ

カンファレンスへのお問い合わせ:info@droidkaigi.jp

統計情報の注意

本内容はYouTube Studioのアナリティクスおよび事前登録アンケートをもとに作成しています。細心の注意を払って情報を掲載していますが、内容の正確性および完全性を保証するものではありません。

また特記のない限り、掲載する情報はイベント開催前後の2日間を含んだ2021年10月18日~2021年10月21日の5日間で集計しています。アナリティクスの集計時刻が不明であったこと、前夜祭の開催等を考慮して前後の2日間を含んでいます。

視聴者に関する情報

DroidKaigi 2021の視聴者数は5000名超

ユニーク視聴者はYouTube Studioの提供するデータです(視聴者の使うデバイスの種類や視聴回数の中断・再開に関係なく視聴したユーザー1人がユニーク視聴者1人としてカウントします。詳細はこちらから定義のヘルプを参照してください)。

DroidKaigi 2021は完全オンラインでの開催です。2015年からはじまったDroidKaigiでは2021年までリアルな場所に集まって開催していました。そのため一概に比較はできませんが視聴回数、視聴時間とも爆発的な増加を記録しています。

セッション視聴の傾向

視聴回数の年齢別グラフ(%による比率)

YouTubeライブによる生放送、セッション動画やアーカイブの視聴傾向です。25歳~34歳の範囲が最もアクティブに視聴しており、視聴回数の過半を占めています。

アンケート結果

次に示す統計情報は事前登録時のアンケートから作成しています。アンケートはすべて任意回答で、強制ではありませんが集計した有効回答率は97%超でした。貴重なご協力、誠にありがとうございます。今後の開催にむけた改善、調査の基礎として利用していきます。

アンケートの項目には参加者の皆様ご自身のセンシティブな属性も含まれています。そのためDroidKaigiではD&Iステートメントプライバシーポリシーを策定しており、これらに基づいて管理し、取り扱います。

モバイルアプリ開発者の参加比率

事前登録の参加者(約1500名)のうち約91%がアプリ開発経験者
幅広い参加者層

開発経験の質問ではいずれの層も10%程度と偏りが少ない結果となりました。新規参加者と経験者がバランスしていると読み取れます。

参加者の職種アンケート

複数回答可のため掛け持ちも含まれます

現在の職種はAndroidエンジニアであるとの回答が1000件と多数となりました。この設問は複数回答が可能です。そのため、傾向として掛け持ちでの開発など特定の領域にとどまらない働き方をしている参加者も見受けらます。

モバイルアプリ業界の広がりを感じると共にDroidKaigiの参加者層も多様になっている様子が伺える項目です。

あなた自身について / About yourself

性別等の参加者属性はセンシティブな情報です。DroidKaigiではD&Iステートメントプライバシーポリシーのもと管理しています。

現在のところ統計処理した本アンケート結果以外に回答数や詳細を追加公開する予定はありません。また運営の改善のためボランティアスタッフが利用する場合でも、今回のアンケート結果と同様に個人が特定されないよう統計処理/加工した後のデータで行います。

過去のアンケート(DroidKaigi 2019実施時のアンケート)と比較すると、比率の母数となる参加者数でも1000名から1500名(事前登録比で1.5倍に伸長。ユニーク視聴者数では5300名、5倍)に伸びています。

カンファレンスにおけるD&Iへの取り組みのためのアンケート項目です。オンライン開催であるDroidKaigi 2021と、オフライン開催の2019年では実施形態の差が大きく、直接的な比較が難しい点に留意ください。

参加者の年齢層

30歳から39歳の年齢層が一番多く、20歳から29歳が続きます。前述の「セッション視聴の傾向」では25歳~34歳の範囲が最もアクティブに視聴しており、アンケート結果と実際の計測データに不整合はありませんでした。

DroidKaigi 2019実施時のアンケートと比較すると20代が-4.1ポイント、30代が-2.7ポイント、40代が+5.8ポイントとなっています。しかし2年で年齢が急に上がることはないため、オンライン化による参加のしやすさ、母集団の変化などが影響していると考えています。またポイント数の変化によらず、事前登録ベースでは1.5倍、ユニーク視聴者では5倍の参加者数ですので、どの年齢層も絶対数が大幅に増加しています。

お住まいの地域

(アジアは日本以外のアジア諸国も含まれています)
国内居住に限って分布を確認したところ関東地方が8割

お住まいの地域はアジア居住が最も多く、日本国内居住と回答したアンケートのうち8割が関東地方です。DroidKaigi 2021のライブ放送では時差もありましたが海外からの参加もあり、日本以外のアジア諸国、ヨーロッパ、北アメリカ、南アメリカと多様な分類となりました。

おわりに

初めてのオンライン開催にも関わらず、沢山の参加ありがとうございました。代表理事として、実際に会えないことに一抹の寂しさもありましたが視聴のしやすさ、アクセスが容易なことを背景に多様な参加者に恵まれたカンファレンスでした。

統計情報のサマリ

今回のアンケート結果はオンラインに場所を移したDroidKaigi 2021が新たな一歩を踏み出したことを示していると感じています。

なお今後の予定は確定していません。現時点では落ち着いているものの新型コロナウイルス感染症の驚異は依然去っておらず、状況を注視しながら準備を進めていくことになります。来年のDroidKaigi 2022では、オンラインの生放送とオフライン会場、双方の良さを備えた開催内容とし、開発者コミュニティへ貢献できるよう、いろいろな選択肢を検討したいと考えています。

DroidKaigi 2021は初めてのオンライン開催ということで運営で至らない点も数多くあったかと思いますがDroidKaigi 2021の参加者、講演者、セッションに応募頂いた方々、協賛企業及び関係部門の皆さんのご協力と温かい応援のおかげで無事に開催できました。末筆となりましたがDroidKaigi実行委員会一同、改めてお礼申し上げます。

一般社団法人DroidKaigi 代表理事 日高 正博

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mhidaka
DroidKaigi

Software Engineerだよ。DroidKaigi Organizer / Androidと組込とRe:VIEW。TechBooster主宰。mhidaka's writings http://booklog.jp/users/mhidaka 技術書典! http://techbookfest.org