ギークのかなり偏った英語学習の話 (2015年03月22日)

暦本先生のこの書き込みがあまりに嬉しかったのと、そろそろ海外勤務1年を超えて、昔の事を忘れだしてしまっているので、思いつくままに書いてみる。

■概要とスタートライン

・僕はマトモに英語を勉強したことがなく、受験で英語を使ったこともなかったので、英語の成績はすごく悪かった。高3の時の偏差値は35とかそのぐらい。社会に出てからもたいして勉強してなかったので、日本出る前はそのぐらい。
・海外旅行は好きだったので、「英語で喋る(飯の注文とか)」そのものは苦手じゃなかった。とはいえ、バックパッカーもどきで英語ちゃんとしゃべれる人があんまりいないように、そういうのはそこまでチカラにならない。僕の場合は、旅行が出来るぐらいでは満足できなかった。(とはいえ、とにかく喋るのが苦手な人はいるみたいなのでなんとかなるといいですね)
・僕より英語上手な人はいっぱいいるし、今も自分が「英語が上手な人」になったとは全然思わないけど、いちおう自分以外全員英語話者の状態でイベント仕切ったり、旅行ガイドやったり、講演したり会議やったりするぐらいはなんとかなる。(こともある。自分が主催で話題から何から決められるとまあ平気だけど、他人が主催だと厳しい。いろんな幸運と要因で、「僕の話を注意深く聞いてくれる人」に恵まれている。)
世界ハッカースペースガイドアジアンハッカー列伝 という海外レポートやってますが、取材は英語
・TOEICスコアで言うと、2014年1月 320点→1年後595点 もちろんもっと上げないといろいろダメなんだけど、たまたまその種の仕事はもともと得意だった部分なので多少はゴマカシがきいていて、周りに日本人がいないけど仕事は出来ている(から、暦本先生にビックリされたんだと思う)

・筋トレと同じで、負荷をかけて熱心に長時間やれば、年齢にかかわらず英語力はつくと思う。もちろん若い方がたくさんつく。どういう負荷とか、何をやるとキアイが入るかはそれぞれ違うと思う。
・なるべく頻繁に、数値で把握することは大事。(後述の梶本先生のPDF参照)僕はCASECというオンラインで気が向いたときに受けられるテストを使った。・とりいそぎ、僕が具体的にやったことを忘れるまえに書いておくつもり。

■出国前(2014年01月 TOEIC 320点)

・電通大梶本先生の「電通大1年生に1日1時間の英語学習を勧める根拠」(PDF)はすごく衝撃的だった。趣旨は、
「勉強法を問題にする人は多いけど、勉強量のほうが問題であって、TOEICで600点行かない人は、基本的な文法に問題があるので、受験勉強をちゃんとやること。受験勉強の利点は良質な教材が安く手に入ること」
「2–3000時間ぐらい勉強すればそのレベルに行くんだけど、中学高校の授業だと1000時間ぐらいで、6年間毎日1時間ぐらい勉強してないと足りない」
・「クオリティは努力の質と量で決まる」と、僕の会社の社長は言っています。猪子は数学が得意だったので、複雑に見えることをシンプルに法則にするのは上手で、この「努力の質と量」は正しいと思います。野球がうまい人は熱心に長時間を野球に捧げてきたから上手になるわけで、嫌々長時間やっても、熱心に3日坊主で終わってもダメなわけです。梶本先生の話は「腑に落ちる」ものでした。
・つまり、なんでもいいから、熱心に出来てる状態で時間をかければ、英語力は上がると考えて、あまり勉強法に時間を使うのをやめた。ジョギングでもなわとびでも、きちんと毎日続けてれば体力はつく。
・というわけで、ほとんど勉強してなかった僕が全然わからないのは「当然」なので、まわりの何人かにオススメ英語教材(高校1年生ぐらいの奴)を聴いて、評判の良かった

どんどん話すための瞬間英作文トレーニング(CDなしバージョン)

posted with amazlet at 15.03.21

ベレ出版 (2015–03–06)
売り上げランキング: 415

Amazon.co.jpで詳細を見る

をひたすら暗記しようとした。
・が、学生時代に勉強できなかった人が社会人になってできるわけもなく、頭100ページも覚えられなかった感。「勉強する習慣」は、マジでつけましょう。若い人。

このとき(2014年1月)のCASEC英語テスト成績はコレ。一般的なTOEICでなくてCASECなのは、オンラインでその場で受けられて便利だから。

■Maker Faire Shenzhen(2014年04月 TOEIC 480点)

・インドネシア/ジャカルタで仕事が始まってから、プレゼンはほぼ英語(日系企業相手のものを除く)、これはチームラボが作ってる英語スライドがあるからまだマシなものの、仕事してない時間がいろいろつらすぎる。日本人の知り合いもあまりいなかったし、いてもコンピュータの話はできない。僕はコンピュータやインターネットの話がしたかった。

株式会社鳥人間の久川さんにMakeDoNiaというジャカルタのハッカースペースを紹介してもらって、そこにはよく通っていたのだけど、そこでの会話は全部英語。Ardinoの話や東京のengineerの話。ほかに話せる相手がいないから、よく通ってはひたすらいろんな事を話した気がする。

特に、インドネシアでは「デパートなどに入ると、割引がSMSで自動で飛んでくる」という仕組みが今でもあるんだけど、Dennyというエンジニアが「これはiBeaconみたいなものじゃないか」と言い出して、「BLE(bluetooth4.0),Android4.4またはiOS以上でないと使えないiBeaconがインドネシアで動いてるわけないだろ。いまだとNEXUS5しかないけどインドネシアで見たことないぞ」などと会話したことをよくおぼえている。
・相手に関心を持ってもらうことは、英語力そのものよりも、その場でのコミュニケーションでは大事なので、稲見先生の言う「英語を気にするより、相手が気にしてくれるようなデモを作ろう」は正しい。(とはいえ、たぶんtoeic320点だと、相手がどれだけ関心持ってくれても、迷子の子供をあやすみたいになっちゃうので、一定ライン以上の話だと思う)

僕はギーク同士ならだいたい興味を持ってくれそうな話題とか技術ネタを持ってた(今でもMakedoniaのiBoyは、プレゼン資料に「チームラボの高須は…」みたいなことを喋ってくれてるらしい ありがたい)ので、ある程度マトモに会話が続けられた。ニコ技輸出プロジェクトはこの発展系な気がしている。日本でテクノロジーオタクやってた人なら、みんなこの種の話題はいっぱい持ってると思う

「こっちから話す」ことはすごく大事で、相手がこっちのレベルを把握してくれて、似たようなレベルの英語を使ってくれる。相手がギークで話題がコンピュータの話だと、使う単語や話題が限定されるので、そうとうブロークンでも通じるのである。あるていど、お互いの意見の訂正とか、「わからないことを説明してもらって、わかる」みたいな、ちゃんとしたコミュニケーションを週に数回つづけてると、それ以外の「あいさつ」みたいな学校であんまり習わない英会話も身につくようになってくる。軽く謝ったり謝らせたりするぐらいの熱は必要。
同時に、外人が相手でも仲良くするツボ(いつも笑顔でいるとか、ボディーランゲージをでかくするとか)も多少わかってきて、そういうのの総合力が英会話力とされるものなんだろうな、という見当もついてくる。
その意味で「外人の彼女作ると英語力上がる」というのは正しそうな気がするが日本語でもできないのにできるわけないし、彼女が外人でも英語しゃべれないサンプルもけっこう見てる。日本語力とモテるかどうかの相関は弱い。英語でも弱いんじゃないか。(これははっきりと酸っぱいぶどうである)

・skype英会話みたいなのを試したけど続かなかったのは、僕にとってはあんまり身になる会話にならないからで、何というか熱心になれないので、脳汁が出ない気がする。

最近、「講師が可愛い子だと脳汁出る」的なブログ記事を見たので、そっちの方向だと可能性あるかもしれない。とはいえ、僕はもっとテクノロジーの話がしたかった。

僕の直近の英会話は、facebookのチャットでHAXLR8Rのファウンダー(もともと友達で、日本のテクノロジーイベントで4月に来日するらしい記事をみたので、「ニコニコ超会議案内したいけど、どう?」って話しかけた)と

「ぼく:最近深セン、円安で日本企業が抜けて、それをアテにしてた部品屋も減ったらしいじゃない、”中国終わった”って言ってるエコノミストもいるけどどう?」

「そのエコノミストがどっちのチャイナを相手にしてるかわからん。”安い組み立て屋”はもうベトナムとかに行くだろう。でも、”ハイテク企業”はまだ伸びると思うよ。Xiaomiとか、もっとでかくなりそうじゃない?」

「ぼく:たしかに。今はコピー品くさいけど、日本車も1970年代は”貧乏人のポルシェ(フェアレディZ)”とか言われてた」

「その例えは非常に面白い。Xiaomiは貧乏人のApple? AppleやSamsungと品質変わらなくない?」

「ぼく:いや、僕Samsungの携帯いくつか買ったけど初期不良や故障は、AppleやASUSのものより多かった。中華はもちろんもっと多い。Xiaomiの携帯は、OSのアップデートやってくれないので、あんまり詳しくない人がデザインにダマされて買ってる気がする。ファーウェイのほうがいい。もっとも、こういうのはギークとか日本人しか気にしないレベルの品質かもしれないけど..」みたいな会話で、こういうのがやりたかった。

僕が「脳汁出てるなあ」と思った会話は、上の他に、
-ショートプレゼン、質疑応答

-欧米人対象の英語観光ツアー(ベトナムとか、いろんな観光地にある。集合場所を聞き逃すと迷子になるので身が入る)
-外人ばかりのダイビング(ブリーフィングの内容を聞き逃すと死ぬので身が入る)
など。こういうことは、アポイントを取って、場所を探して行くところまで全部英語なので余計身が入る。ダイビングが一番、まじめに聞かないと死ぬので良かった気がする。

・ショートプレゼンもいっぱいやった。とはいえ、ウケたりウケなかったり…ただ、「プレゼンやらせろ」ということは、アポ取ったり設備聴いたり質問回答とかを英語でやらないとならないので、訓練にはなる。Google翻訳で作った英語をevernoteに貯めてメールの定型文にして、間違いが見つかるたびにアップデートしてたりした。
・とはいえ基礎力が絶望的に足りないと限界があるので、3ヶ月で8万円ぐらいする、英語で英語をおしえるインドネシアの英会話学校(たしかEnglish first)に通っていた。安いSchoolはインドネシア語で英語を教えるところしかない。
・英会話学校のメリットは、
「最初にコース分けをしてくれる」(世界的なところだと、細かいのでよさげ 僕が通ったところは20レベルぐらいあった)
「終わらせないと次に行けないから強制的にやるしかない」

「間違ったところを採点してくれる」
「人によってはマジメに勉強してる人にあてられたり、クラスを上げたくてテンションが上がる」の4点だと思う。

内容はロゼッタストーンみたいな、画面を見ながら回答を選んだりドリルに書くものが6割ぐらい、ディベートやったりする教室が週に4–5回(出れるところを選ぶ)。
どのぐらい効果があったのかわからないけど、画面見ながら英会話が進んでるやつだと、シーンごとによく使われるフレーズが何となく頭に入ってくる。こういうのは、必死で聴かないと頭に入ってこないので、テストを想定しながら必死で聴けたのはよかった。
あと、現地で働く日本の人と一緒に通い始めたので、ココロが折れずによかった。

・それでもインドネシアは、テクノロジーイベントが圧倒的に少ない。他の街のハッカースペースに行ったりしたけど、インドネシアにいる欧米人クリエイターは、ヒッピーライフみたいなのを求めてるアーティストが多くて、Appleの新製品の話とかができない。
時期的にも距離的にも近場だった、Maker Faire Shenzhenに行ってみることにした。

深センでのプレゼン
・若い女の子とちがって、おっさんは黙っていても誰も寄ってこない。行くだけだと誰も友達になってくれないので、出場登録してプレゼンのスロットをもらった。
ウケるために必死だったのでだいぶ練習した
何しろ、同じステージでプレゼンしてたのは

・Makersのクリス・アンダーセン

・アメリカMakerMediaのデール・ダハディ
・小林茂先生
・Seeedstudioのエリック・パン
・シンガポールのWilliam Hooi
・HAXLR8RのCyrilとBenjamin

・ホワイトハウスMaker FaireのJoey Hudy
といったVery Important Personばかりである。観客もマスコミもいっぱいきてる。
英語学校の先生に何度かプレゼン見てもらったり、中国語わかる友達に中文も作ってもらってスライドに貼ったり、英語がダメなことをジョークでごまかそうとこんなスライドを入れたりした。

・Necomimiをレギュラーでつけたのもたぶんこのときから。何かしら、相手のほうから先に興味を持ってもらわないと会話にならない。ほかにも、「相手に覚えてもらったり、その後もいろいろコミュニケーションできるための工夫」(お礼メールで自己紹介出すとか)をいっぱいやってる。

・ちゃんと聞いてもらえれば、チームラボにしてもニコ技/ニコニコ学会にしても、直接知ってる面白い人たちが人生かけてやってることなので、興味を示してもらえる自信はあった。ここは、話す内容までゼロから考える人に比べると僕はすごく得している
リハーサルとか、前ノリしての確認事項とか、「海外でプレゼンやるTips」みたいなのはいくつかあるんだけど、それはリクエストがあったら書く。

プレゼンの様子はこちら

おもいっきりカタカナ英語なものの、ウケたはウケた。中国を代表するITニュースに全文文字起こしが載ったり、いろいろ褒めて書いてくれたりした。米公式のMake:blogで、デール・ダハティ自ら「高須は会場を走り回ってたよ」と書いてくれたりした。
今お世話になってる人はここで知り合った気がする。
このプレゼン直前のスコアはこちら。3ヶ月弱で160点伸びていた。

・「英語学習初心者が陥りがちなミス」みたいなブログとか、「これだけで通じるxx」「日本人の英語学習方法はマズくてこれならいい」みたいな本とかは、僕にはあんまりアテにならなかった。ミスるきっかけやツボってあまり一般化できない気がする。一発で身につくなら世界のみんなはもと英語しゃべれるようになってる。高校の英語教科書は、マジメに長時間練り上げられたので一定の品質を保ってると思う。梶本先生の話のほうが正しいと思った。
・ただ、紙の本よりうまい方法が映像や音にはあると思うので、世界でちゃんと売れてる英語学校や英語学習ソフトは、教科書に劣らず効果があると思う。筋トレと同様、勉強法を疑うとテキメンに効果が落ちるので、やりかたはともあれ、続けた方がいいと思う

■スウェーデン、ヨーロッパ(2014年09月 TOEIC495点)スコアの伸びが止まる

・その後勤務地がシンガポールに変わった。深センで知り合ったWilliam Hooiのおかげで、シンガポールにはたくさんのMaker友達ができていた。
・MakerFaire Shenzhenの結果、アジアのいろんなところにMakerの友達が増えた。
・なぜかShenzhenのニュースを見た、スウェーデンのThe ConfというTEDみたいな会議からスピーカー依頼がきて、生まれて初めてヨーロッパ行くことになった。
・ヨーロッパのプレゼンもちゃんと準備して、それなりに成功した。
プレゼンはこちら(フォーマット違うのでembedできない)。まだかなり棒読みくさい。
僕の他も出演者は招待で呼ばれた人ばかりだし、どのプレゼンもすばらしかったけど、参加者の一人が書いたブログ「5つの印象に残ったプレゼン」に僕のが入ってたので、悪くなかったと思う。

・この間の出演交渉、日程調整、取材依頼などはぜんぶ英語。引っ越し含めて忙しかったため、勉強らしい勉強ができなかった。
・あるていど「いい気になってた」気もする。コレを続けてやってけばスコア伸びるだろうと。
・ヨーロッパの終盤にテストしてみたらほとんどスコア伸びてなかった

・これはまずい。ずっと英語だけでいろいろ通してたから、多少ヒアリングできるようになったりはしたし、「自分の語彙力の範囲でまわりと会話する力」はついたのだと思うけど、入ってくるオファーを受けてるだけでは英語力はこれ以上伸びなさそう。
・自称「喋れる」「世界を渡り歩いてる」人で、一緒に仕事してみるとダメな人を何人かみた。How are you? って聞かれて Great!って返したり、Hey bro, what’s app? なんて声をかけられたり、酒飲んで話せるようになるのは何回か旅行すればできるけど、会議の内容をメールでまとめて確認したりできないとバリューは出せない。僕がやりたいのは後者だった。
・日本でやってたことが外国でも出来るようになりたかった。
・というわけで、それまでとは違うことをやる必要が出てきた。とはいえ、シンガポールだと英会話教室の料金がとても高い。
(けど、今このブログを書いてみて、結局インドネシアで教室行ってる間にスコア上がったわけだから、もう一回考えても良いかと思った。)

■別種の負荷をかける、負荷を増やす(2015年02月 TOEIC 595点)

・いまもにTuesdayとThursdayを取り違えて変な日に行っちゃったり、JuneとJuly間違えたりしている微妙な英語話者なので、まだちゃんと勉強し続けないとまずい気はしている。

・でも、「ちゃんと喋ったり聴いたり、読み書きしたりして、他人や自分の行動を変えないとマズい場所」にいて、熱心に時間をかけていろいろやっていると、英語力そのものはだんだん上がっていくような気がする。
・筋トレと同じで、力が上がったらその分負荷を上げていくとスコアは伸びる。

・とはいえ、600点は梶本先生の記事によるとスタートラインである。僕は40歳になる一年をかけて、やっとこサボっていた中学高校の6年分をとりもどしたわけで、若い人はもっと早めに取り戻しておいた方が良いと思う。

■なんとなくのまとめと今できること

・Necomimiは便利です。海外でイベント行くときはみんなつけていきましょう

・負荷をかけながら時間を使うことは大事。やればやるほど上達はする
・この対談にある「やりたいことなんか見つからない。具体的なスキルが生き甲斐を作る」というのは正しいと思う。(というか、猪子はどこでもだいたいすごくいいことを言っている)僕はたまたま、日本のテクノロジーの話を英語でできる人がまわりにいなかったので重宝されたし、いまもバリューはたぶんそこ。もともとそんなことをやりたいとは思ってなかったけど、それをやるとみんなが感謝してくれていい気分になれたので今も続けている。そういえばプレゼンやるとか説明するとかも、もともと好きだったわけじゃなくて、チームラボに入ったらみんなそういうのが嫌いだったから相対的にうまくできたことがあり、褒められていい気になったのでその後も続けている。もともと自分でプログラム書くようなクリエイターになりたかったのだけどそっちは全然褒められなかったのでほとんどやってない
僕は一般化してしゃべれるような知見はないけど、「どうやると熱意持って続けられるか」は大事なテーマ。
ソフトか人に採点してもらうのは大事。自分の範囲で通じたつもりになるのは、わるくないけど、それだけでいいのかしら。
・語学力と楽器の比喩はうまく当てはまると思う。ギターで3コード押さえられればライブは出来る、という手の負け惜しみはいくらでも言えるけど、いろんな曲が弾けた方がいいに決まっている。そして練習しないと上達はしない。
・いまのところ「僕の言うことを気を遣って聞いてもらえる」状態だと何かしらバリューが出せるという状態なので、もっと普通にいろいろできるようになりたい。
・僕の場合はたまたま、人前に出るのが好きで、出させてもらえる機会にいろいろ恵まれたので、楽しみながら負荷をかけることができて、それはすごくありがたいこと
・今の英語力で不便なのは、ニュースや資料を英語で読む気になれないこと。(日本語より理解が遅いからまだるっこしい)
書く方は計算機のチカラがたくさん借りられるし、書いているときは内容を考えている時間が長くて、言語化する部分は多少遅くてもいいのかもしれない。キータイプの速度が半分になっても、文章の完成速度がさほど変わらないみたいに。

・スペリングのミスとかは、計算機のチカラでかなり補完されるので、あんまり気にしなくて良い気がするけど、そもそもまったく知らない単語はどうしようもない
・別にネイティブ並みにならなくていいけど、とりあえず日本で出来てることが英語でも出来るようになりたい。今僕が出来ることで、「日本語がすごく上手だから」出来ることはそこまで無いんじゃないかと思う。インプッドメソッドないと漢字書けないぐらいに、スペルミスがあってもいい。でも、パソコン使えばちゃんとした文章が書けるようになりたいし、本が読めるようになりたい。Big Hero 6(ベイマックス)をこっちで見て、普通に楽しめたのはすごく嬉しかった。他のSF映画も見れるようになりたい。

・需要あったらもっと細かく書いたりするかも。なんかこれで原稿書けたりしたらもちろんうれしい
・映画や洋楽の名台詞覚えておくとプレゼンに役立つとか、たとえば外人ギークとこんな話をしたとか、小ネタはそこそこある
・僕のまわりではこういう超シングリッシュの人もけっこういる これでも何とかなるんだと思うけど、これでは出来ない役割もいっぱいある。「xxで充分」みたいに安易に考えるのは良くないけど、「正しい英語」にとらわれまくるのもあんまり健康的でない気がする (動画は字幕じゃなくて、ちゃんと音声出すのがオススメ)

--

--