教室机(60cm x 40cm)の上でのBYOD(2) —現実的にスマホ+モバイルバッテリー 、あわよくばキーボード—

Kazuo NAGATA
EdGeek
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2 min readDec 13, 2017

まずはここから?

教科書が電子書籍になるのはまだ先のこと、そして1人1台PCやタブレットを買うのも小さな負担ではない(実は高価なスマホの代金を分割払いで払っている人がほとんど)、と思うと、だったらスマホを使えばいいんじゃないの?というお話。

残念ながら1人1人に電源を配線してあげるのも難しそうなので、災害対策も兼ねてモバイルバッテリーを購入してもらって、日中は充電しながら使用。モバイルバッテリーが空になったら教室の一角にある電源コーナー(USB電源を何口か用意しておく)で充電する、というようにしておくと、その間もスマホは使い続けられます。

ノートはA5のものを縦に開いて実質A4サイズで使用。このあたりは好みですが、限られた机上面積を効率よく使うための工夫。もちろんルーズリーフでもリングノートでもOK。授業が終わったらスマホでスキャンして科目ごとに整理すれば、持ってくるノートは1冊で済みます。

スマホでは、指示されたことについてネット上で調べたり、電卓として使ったり、配布資料を見たり、LMS上に用意された小テストを解いたり、スキャン済みのノートを振り返ったり、という具合。

フリックで十分速く入力できるのでキーボードは不要、という向きもありそうですが、タッチタイピングをマスターするとフリックより断然速く、しかもキーボードを見ずに入力できるので、個人的にはあるとベターかなと思います。

これだと追い銭が1万円程度(写真のMagic Keyboardは高いですが、一般的なものは数千円で入手可能です)。

いかがでしょうか。PC演習室を削減するという目的ではなく、より高度で現代的な授業を行うための環境として。

スマホは机の上に置くことになるので、机の下でコソコソ、というのも減らせると思います〜

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Kazuo NAGATA
EdGeek
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熊本高専 情報通信エレクトロニクス工学科 准教授(Mediumへの投稿文は個人としての表現であり、所属先の総意ではありません。ICTを利用した授業手法、業務改善、学生さんのネットとの付き合い方などについて、アイデアをアウトプットする場として利用しようと思います。)