【後編】広告ターゲットへ最もメッセージが伝わる方法を「伝える形」の視点から解説
初めての方は、nice to meet you.
毎回読んでくれている方は、thank you always for everything.
各々の領域でウェブメディアの運営に関わる3人が、独自の視点でメディアについて書き綴るメディア『edism』にようこそ、水曜日担当を務める、VOYAGE MARKETINGの船方です。
さて、読者の皆様へ朗報です!
今回から、メディアを愛してやまない私が独断と偏見で、好きなウェブメディアや連載を1つずつ紹介していく企画『ヴァイタイヲシエール』を始めます。
記念すべき第一回のヴァイタイヲシエールは…ウェブマガジンのトーチにて連載されている企画『トキワブルーに憧れて』です。
みなまで言うつもりはないので、ひとつだけ。
何か一つの物事に熱くなれる人は、一度読んでみることをオススメします。共感すること間違いなし。
閑話休題。
前後編の2回に分け、マーケティング・広告・宣伝、ひいては「誰かに何かを伝える」という事を目的とした時に、最大の効果を発揮するための要素をお伝えする本稿。
【前編】全マーケティング担当者に送る。広告ターゲットへ最もメッセージが伝わる方法
今回は、前編を踏まえ、より具体的に広告ターゲットへ最もメッセージが伝わる方法をお伝えします。
前編のおさらい
広告をターゲットに伝える際、ターゲットが触れる「媒体」と「いつ」「どこで」「どのように」という、4つの要素が大切とお伝えしました。
各種様々な媒体に掲載する内容(以下、クリエイティブ)を「伝える形」とした場合、どのようなクリエイティブの種類が思い浮かぶでしょうか。
広告をターゲットへ伝える4つの形
- 静止画
- 動画
- 文章
- その他
おおまかにわけると上記の4つの形に切り取れます。
静止画をウェブメディアで広告するための手法は「バナー広告」と呼ばれており、大多数の企業が広告出稿しています。
動画をウェブメディア(ウェブサービス)で配信したい際はYouTubeのメニューに「TrueView」という手法があります。誰しも一度は触れたことがある、自分が見たい動画の前に3秒程度入るアレです。
文章を用いた広告をウェブメディアで行う手法は「記事広告」「タイアップ広告」と呼ばれており、近年では「ネイティブ広告」などとも呼ばれています。
その他は「口コミ」「拡散」などを代表とした、広告と呼ぶには少し種類が違うものを指しています。
横文字ばかりで”スン”と入ってきにくいですが、なるべく日本語を活用して進めていきます。
広告をターゲットに伝える際の4つの形式を抽出しました。次は、それぞれの形の強みを抽出します。
広告をターゲットへ伝える4つの形の強み
- 静止画 ⇒ 過去に触れたモノを想起させやすい
- 動画 ⇒ 雰囲気や感情を静止画より伝えやすい
- 文章 ⇒ 物事の理解を深めやすい
- その他 ⇒ 1–3とくらべて最も人を動かす可能性を秘める
静止画
静止画は、過去に一度触れた商品(なんとなく覚えている)を想起させるにはもってこいです。逆に向いていないのは、知られていないモノやコトを伝えることです。
世の中にないモノやコトの広告を静止画をもちいて行う際は、相当な工夫が必要です。なぜなら、自分の頭の中で想像できないものは画像を見たところで、何に利用できるか理解できないからです。
そのため、ターゲットに対してクリエイティブがうまく伝わるようにする(刺さる)必要があります。
実例としてわかりやすいのは「芸能人・著名人」の起用です。例えば、化粧品の新製品は、彼ら彼女らの力を借り彼ら彼女らが抱える一定のファンに、まずは伝えるのです。
動画
動画は、静止画に比べ「雰囲気」「感情」「体感」などを伝えるのに最適です。
下記を例にすると、のどごし(体感)を表現するため「ゴクッ、ゴクッ」という音と喉が上下するところを表現し、「プハーッ!(感情、気持ちいい~)」と言い、上品な芸能人を活用すること(雰囲気)で、ビールがもつ価値を最大限に表現するクリエイティブに仕上がっています。
文章
文章は、文字で構成されています。前述した、静止画・動画では伝えることのできない詳細な情報を伝えることに特化しています。また、論理的に物事を体系化して伝えられるため、広告に接触した相手に納得感(自分ごと化)がある訴求が可能です。
その他
その他は「口コミ」「拡散」などを代表とした、広告と近い立場にある「PR」的な訴求方法として、効果的なものを分類しています。
本項目が、マーケティングの本質である「人を動かす」という目的を叶える最短の手段です。
ですが、潜在顧客を能動的に動かす事は容易ではありません。
高い壁であればあるほど、乗り越えた時の快感が高いように、誘発させた「口コミ」で人が動かせた時の価値は、とてつもない数字になる可能性を存分に秘めています。
まとめ
いかがでしょうか。
前後編の2回に分け、マーケティング・広告・宣伝、ひいては「誰かに何かを伝える」という事を目的とした時に、最大の効果を発揮するための要素をお伝えした本稿。
「私がやってる商品にはどのように活用できますか?」
「実施した施策の評価(指標)はどう決めればいいのでしょうか?」
そういったお悩みをお持ちの方は、まずは私までお問い合わせください。
本稿を読んだ全ての広告出稿担当者が、潜在顧客へより効果的にメッセージを伝えられるようになったことを信じ、筆を置きます。
さーて、次はどんな切り口で何を伝えよう。