お笑いコンビ、チュートリアル徳井が織りなすペルソナから解明する“新しい価値観の作り方”
VOYAGE GROUPのメディア担当者がメディアについて書き綴るメディア『edism』にようこそ。VOYAGE MARKETINGの船方です。
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『edism』では毎週水曜日の更新を予定していますので、お楽しみに。
普段の仕事の内容上「マーケティング」「広告」「宣伝」「販促」「製品開発」の話が多くなります。
他のメディアでは見られない稀有で面白い切り口で記事を執筆していき名指し買いされるメディアに成れるように頑張ります。
さて、ココカラが本題。
2,3分だけ、あなたのお時間をいただければ損はさせないはず。
「流行はどこから産まれるのだろうか。」僕はふと思いました。
「顧客へ、見たことも感じたことものない価値をどのように創り出し、店頭に流通させ、生活に浸透させるのだろうか。」僕は、考えはじめました。
この記事では、独断と偏見で「新しい価値観の作り方」を、お笑いコンビのチュートリアル徳井の発言を題材に紐解きます。
初めに“それっぽい人”の特徴を中心に抽出し言語化する
若年層のテレビ離れが叫ばれる昨今。
テレビが世の中の話題を作っていた時代も、今となっては何処吹く風。
とはいえ、若年層を除く多くの人たちが、未だにテレビを通して情報を得ていることもまたしかり。
テレビからインターネットに時代が移り変わるなか、日本テレビの深夜バラエティ「今夜くらべてみました」を知っている人は、どのくらいいるのでしょうか。
紹介した、今夜くらべてみましたの目玉企画に、お笑いコンビ・チュートリアルの徳井が”嗜好性を持った男女を独自の視点で切り取り”プレゼンする企画があります。
この目玉企画で、徳井により切り出された男女が「いるわーこんなやつ…」「あるあるw」と、多くの人の共感を呼び話題にされています。
例えば…
リア充大学生系女子集団
・ふわっとした今流行りの服装をした女子大生や短大生の団体
・受け付けにあるタンバリンやマラカスを2、3個持っていくが、エレベーターの前で1回落とす
引用:チュート徳井が分析「カラオケ女子の生態」4タイプまとめ
オシャレOL系女子
・休日は青山・表参道
・いい感じのメガネ
・コートを羽織り細みのデニム
・片手にコーヒー
・好きな音楽「ファレル・ウィリアムス」「マルーン5」
・カラオケ「大勢でいく時は歌わない人は断固歌わない」
・「自分をしっかり持ってる人」「興味あるテーマの『BRUTUS』を購入します。北欧家具とか」
引用:チュートリアル徳井の「女子のタイプ別で好きな音楽」分析が的確すぎて震えるwwwと話題に
外食まみれ女子
・朝起きたらグリーンスムージー
・ペットの名前はスイーツ系
・年に一度の自分へのご褒美でハワイへ
・友達からよくおいしいご飯屋さんを聞かれる
・口癖が「なるほどですね~」
・帰国子女でもなければ、がっつり留学してた訳でもないけども、うっすら英語をしゃべる
・また、LINEやメールで、you→U、 love→luv、 to→2、 for→4、 xoxo→(相思相愛:xがキス、oがハグを意味しています)
・水にこだわっている
などなど、徳井が紡ぎ出す妙に現実感のある、いわゆる”それっぽいペルソナ”は多くの人の心を動かす企画となっています。
次に“それっぽい人”をラベリングする
徳井の分析は、見方を変えると多くの雑誌が発信している「新しい価値観」の実績(影響された人)を、うまく切り取って表現している、と捉えることができます。
日頃テレビや雑誌などの情報を通して「新しい価値観」に無意識に触れている(影響されている人)人は、往々にして自分が「新しい価値観に染まっている」という事実に気づかず影響を受けるもの。
そんな影響された人を、徳井が彼自身の言葉でラベリング(レッテル・評価)することにより、誰しもが今まで認識していなかった(言語化できていないため認識できない)人を「あっ、◯◯ちゃんは外食まみれ女子だ!w」と認識するようになります。
言語化されたことにより、誰しもが心のどこかでなんとなく思っていた人物像を潜在から顕在に昇華され、徳井がラベリングした呼称を元に他者に表現し共有することが可能になります。
「◯◯ちゃんって、ぶっちゃけオシャレOL系女子だよね…」と。
これを、社会学者の社会学者H・S・ベッカーは「ラベリング理論」と呼んでいます。
ある人物の特性は、その人物の行為ゆえというよりも、周囲から貼られる特定のレッテルによって決められる。ひとたびレッテルが貼られると(ラベリング)、その人物はそのラベリングのもとにアイデンティティと行動パターンを形成するようになる、という理論。
最後に“新しい価値観の作り方”をまとめると
まとめると、新しい価値観を作るためには次の3つの要素が必要です。
- 新しい価値観を提唱する(潜在ニーズを汲み取り発表する)
- 提唱した価値観を体現する人を、発言力のある人がラベリングする(潜在意識を顕在化させ普及させる)
- ラベリングに具体的な行動や表現を用い想像しやすくする(他者に伝え共有させられるようにする)
上記の3点を抑えれば「新しい価値観」を産むことができるのではないでしょうか。
もちろん、一朝一夕というわけにはいきませんが。
新しい価値観を作りたいという人は是非「対話@SyomaFunakata」しましょう。
近年であれば「サードウェーブ男子」などが良い例。
さーて、次はどんな切り口で何を伝えよう。