edism編集部が贈る【私を変えた1冊】企画・プロデュース編

Ryosuke Watanabe
edism -エディズム-
5 min readFeb 16, 2016

VOYAGE GROUPのメディア担当者がメディアについて書き綴るメディア『edism』にようこそ。コンテンツメディア事業本部の渡辺です。

今週は新企画として、edismを更新する3名(渡辺・船方・伊藤)の仕事に役立つ書籍をそれぞれの立場からセレクトして、ご紹介してみたいと思います。

◎企画・プロデュース編

簡単に私の略歴をお話すると、2011年4月にVOYAGE GROUP新入社員として入社しました。

企画職として入社し約5年。買い物代行という事業を学生インターン時に経験し、その後スマートフォンアプリの企画&開発事業、ポイント関連事業、O2O事業など、様々な事業の立ち上げに携わってきました。

入社からいままで、多くのサービスの新規企画・立ち上げや撤退に携わってきた中で、私がお会いした優秀な企画者・プロデューサーはすべからく以下の3点の要素を兼ね備えていたように思います。

【1】ロジックに基づいた企画・プロジェクト設計

クリエイティブで華やかな部分だけがフューチャーされることも多いプロデューサー職ですが、基本的にはその仕事は非常に地味で静的な仕事です

可能な限りの市場調査を行い、あらゆるリスクを想定しながら収益試算を行い、クライアントやユーザーなど関係各所と歩調を合わせながらプロジェクトを進める。

そんなことを生業とする職業ですから、当然他者を納得させるためにも、ロジックに基づいた綿密な企画・プロジェクト設計力は持ち合わせて然るべきでしょう(一部の特例的なプロデューサーを除いて)

【2】アイデアを産む基本思考

私が出会った素晴らしいプロデューサーの方々は、みな息を吸うように企画していました。

何気なく雑誌を読んでいても、

「2016年はこれが流行る!!かぁ。。オマージュすれば、うちのメディアではこんなコンテンツにできるんじゃないだろうか。それなら○○さんや△△さんも呼んでイベントにしたら、もっとユーザーの皆さんも喜んでくれるのでは??」

テレビでバラエティ番組の1コーナーを見ていても、

「ここの配役は俺はちょっと気に入らないな。俺だったらここに○○を充てて××を脇に添えて。。これなら会社の飲み会でも同じことが出来るな、やってみよう!」

という様な具合に、企画が日常化しているのです

【3】実行力&推進力

上記の2点に加えて、優秀のプロデューサーの方々は、その企画を実行する力が圧倒的です

人が足らなければあらゆるチャネルを使って人集めに奔走し、モノが無ければその行動力で見つけ出し、周りの資金が無ければ愚直にスポンサーに営業活動を行う。

当然、一人では何も出来ないプロデューサーですから、チームをモチベートしていくマネジメント力や推進力も兼ね備えている必要があります。

今回は上記の能力を上げていく場合に、僕自身にとって参考となった書籍をいくつかご紹介します。

【1】ロジックに基づいた企画・プロジェクト設計

『戦略思考コンプリートブック』河瀬誠

いわゆるロジカルシンキングが学べる良書です。

戦略思考へのアプローチ方法、イシューツリーの考え方、仮説設定から検証方法への流れが体系的に学べます。

【2】アイデアを産む基本思考

『企画脳』:秋元康

日本を代表するプロデューサー秋元康氏の著書。

作詞家、放送作家、プロデューサー、映画監督など多くの側面を持つ氏が、いかに新しい企画を発想しているのか。その片鱗をうかがい知ることが出来ます。

『ミーハー式仕事術』:中村貞裕

「bills」「CLASKA」「the SOHO」「 MAX BRENNER CHOCOLATE BAR」など話題のスポットを多く手がける、トランジットジェネラルオフィス代表中村貞裕氏の著書です。

氏は著書の中で、“特別なスキルが無い”と思う人のために、ジェネラリストとしてどう情報をキャッチアップして、新しい企画につなげていくのかを細かく記述しています。

企画初心者という方には、打ってつけの書籍でしょう。

【3】実行力&推進力

『采配』:落合博満

中日ドラゴンズ監督として在籍した8年間。どうやって日本一1回、リーグ優勝4回、Aクラス8回という成績を残したのか。

必ず勝利に導くという命題を背負った指揮官が、試合前・試合中・試合後にどんなことを考えて、チームを指揮していたのかを知ることが出来ます。

プロデューサー、プロジェクトリーダーという職務についている方には、是非呼んでいただきたい1冊です。

以上となります、少しは参考になりましたでしょうか。

それでは、次回の船方くんにバトンタッチ!引き続きedismをお楽しみください(^^)

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Ryosuke Watanabe
edism -エディズム-

VOYAGE MARKETING(VOYAGE GROUP100%子会社)という会社で、アライアンス事業を担当しています。デジタルメディア運営における、提携・協業のご相談お待ちしております。