SNSシェア数を一挙公開。最新芸能ニュースが教えてくれる“人が共有したくなる感情”とは。

Ryosuke Watanabe
edism -エディズム-
6 min readJan 18, 2016

VOYAGE GROUPのメディア担当者がメディアについて書き綴るメディア『edism』にようこそ。コンテンツメディア事業本部の渡辺です。今日は最近のニュースに関しての分析です。

うわっ・・・芸能ニュース、多すぎ・・・。

って思いますよね?w

年始からテレビを付けても、WEBメディアを見てもSNSを開いても芸能、芸能、芸能。。。おめでたい話を聞かされる分には構いませんが、不倫だの解散だのといったネガティブな話題に食傷気味の方も多いはず。

今回のedismでは、ここ数週間で話題になった芸能ニュースをいくつかピックアップしながら、“喜怒哀楽”人はどの感情をSNS上でシェアしやすいのかを調査してみました。

◎調査用ツール

buzzsumo

http://buzzsumo.com/

buzzsumoとはWEB上でバズっている記事やインフルエンサーを分析するツールです。調べたいワードを投げるだけで、その内容がどんなメディアで記事になっているのか、どれくらいのシェアがされているのかが直感的にわかります。

競合メディアがどんな記事を生産しているのかどんなタイトルの記事がシェアされるのか、そんなことを調査するには非常に便利なツールです。当然、私たちのチームでもMTGや編集会議の場でよく利用しています。

※参照記事

コンテンツの拡散状況が一目でわかる「Buzzsumo」

http://makepo.jp/content/column/seo-strategy/2014-09-16.html

バズるネタがわかる? 話題の「流行」検索サービス Buzzsumoの基本知識

https://nanapi.jp/120962

今回はこのツールを使って、該当ニュースに対してシェアされている記事のTOP10を拾い上げ、比較してみました。

◎調査結果

『喜』部門:「DAIGO」「北川景子」

まずはじめにDAIGOさんと北川景子さんの結婚のニュースから。記者会見でのほほえましい様子も話題になりましたね。

K=1,000と言う単位とすると、TOPの記事ではなんと49,300シェアもされています多くのメディアで満遍なくシェアされているというのも一つの特徴と言えるのでしょうか。やっぱり人は明るい話題はシェアしやすいんですかね。

また、SNSごとで比較をしてみると、他媒体ではFacebookでのシェアが圧倒的な中、Y!ニュース経由ではTwitterでのシェア数もそれなりの比率になっています。

『怒』部門:「ベッキー」「不倫」

次はベッキーさんの不倫騒動のニュース。好感度の高い女性芸能人であったために、そのニュースにショックを隠しきれないと言う方も多かった可と思います。

SNSのシェア数で見るとどうでしょうか。DAIGOさんと北川景子さんのニュースに比べると、その数は遠く及ばないようです。怒りの感情はなかなか表に出しにくいのですかね。

また、ニュース提供元はキュレーションメディアやバイラルメディアではなく、タブロイド誌系が多くランキングされています。そもそもWEB系メディアでは、あまり扱いづらいテーマなのかもしれません。

『哀』部門:「SMAP」「解散」

『哀』部門はやっぱりこれ。日本的アイドルグループSMAPの解散報道です。解散を阻止させるため、ファンによるCDの購買行動が起きていたりとまだまだその騒動は鎮静化しない様子です。

どの記事にもKが並び、高いスコアを記録していますが、日刊スポーツの1記事が他を圧倒するスコアを叩いています

1位の記事と2位の記事を見比べてみましょう。

◎SMAP解散へ!木村拓哉以外ジャニーズから独立

http://news.yahoo.co.jp/pickup/6187348

◎「SMAP解散へ」複数紙が報じる

http://www.huffingtonpost.jp/2016/01/12/smap_n_8964476.html

その違いにお気づきでしょうか。

2つの記事で大きく違うのは、その投稿時間です。13日7:47に初回投稿がされているハフィントンポストに対して、Y!ニュースでは13日3:16に初回の投稿がされています。どのメディアでも大きく報道される可能性があるニュースでは、投稿の早さもシェア数を決める要因のひとつになるのかもしれませんね。

『楽』部門:ノミネート無し

残念ながら、上記の3部門に敵うニュースがありませんでしたので、割愛させていただきますw

◎結論

聡明な方ならもうお分かりかと思いますが、当然当事者の知名度や報道される内容によっても異なりますので、今回の調査のみでは「“喜怒哀楽”、人はどの感情をSNS上でシェアしやすいのか」はわかりません。へぇーぐらいでコンテンツとして楽しんでもらえれば幸いです(すいません)

しかしながら、どのメディアが芸能ニュースに対してどのようなスタンスを取っているかは、表を元に少し考えてみてもよさそうです。スピード重視型、コンテンツ重視型、メディアブランド重視型、たくさんのプレイヤーが存在するので、そちらの考察に関してはまた次の機会に。。。

それでは、来週月曜日の更新までお楽しみに!「おもしろかった!」という方は記事へのいいね&edismのフォローをお願いします(^^)

◎おまけ

1.SNSのシェア数ランキング。

「DAIGO」「北川景子」が52%と言う結果

2.芸能系ニュースに強いメディア

オリコン株式会社が運営する「OLOCON STYLE」、サイバーエージェント社の「Spotlight」、株式会社grapeの「grape」がいずれも登場回数4回で最多でした。拍手!!!

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Ryosuke Watanabe
edism -エディズム-

VOYAGE MARKETING(VOYAGE GROUP100%子会社)という会社で、アライアンス事業を担当しています。デジタルメディア運営における、提携・協業のご相談お待ちしております。