教育者に(マトモな)キャリア観がなければ日本は沈没する

人生に大きく影響する家族という社会。人が最初に属する社会が家族です。親のキャリア観というのは子どものキャリア観に影響するのは言うまでもありません。それでは、学校は子どもが属する二番目の社会ですが、教師のキャリア観はどうでしょうか?

バレンタイン、ホワイトデーと浮かれ調子なこの時期。International Women’s Dayは残念ながら日本ではあまり知られていません。経済的、政治的に見ると日本女性の地位は異常に低いのに事態が変わらないのは、性に関わらず、無知だから。

「疑わずに右へ倣え」だから。

http://www.deviantart.com/art/Conformism-Sucks-196765279

実際、日本の女性の地位の低さは数字で表すと、低いどころか、近年上がってもいません。

世界各国の男女平等の度合いを指数化した世界経済フォーラム(WEF)の2016年版「ジェンダー・ギャップ指数」で、日本は調査対象144カ国のうち111位だった。前年より10下がり、過去最低の水準になった。

健康や教育はさほど差がないので、経済、政治の差が大きいのです。

とくに経済は118位。

何が原因なのか。先日、International Women’s Dayイベントのトークショーに出演した際わたしが強調したのは、働き方の不公平と、それを助長している教育です。

日本の教育に特徴的なのはConformism、体制順応主義。日本の教育は確かに男女平等かもしれません。しかし、文句を言わずに従うことを叩き込まれるため、自分にとって不利な状況でも従ってしまう。例えば、理不尽に長時間部活で拘束されるのはおかしいのに、それが横行しています。

会社に属すると今度は終身雇用時代の名残で非効率なことを押し付ける上司に、遅くまで根性で仕事をさせられる。学校ですっかり染み付いた体質で、ここでも右へ倣えの人々。

過労死もパワハラも日本発祥なんです。

実際、International Women’s Dayのラジオイベントに誘ってくれたアメリカ人は初めて聞いたそうです。なんと言う不名誉でしょう。

社会の基盤となるのは教育です。

学校は、誰に優しい社会を実現しているでしょうか?

体力もあり、月ごとに体力を奪われることもなく、子育て家事の負担が少なく、ヒエラルキー重視なのが、男性に優しい働き方。

それでは出産すれば女性は働きにくくなり、辞めざるを得ない。実際、結婚でやめる女性は1980年代の4割から最近では3割まで減りました。一方で、6割以上が出産で離職します。

今後は介護の問題も出て来るでしょう。実際、本校の男性教諭で介護を理由に何度も休まざるを得ない方がいました。

まあ、女性なら「子どもはどうしてるの?」という意地悪い質問が来ますが、男性はそれがないんですよね。それでも、「介護だから」を理由に仕事に手を抜いと思われたくなくて、無理するんです。

女性に優しい働き方、それは性別や年齢、家族構成に関わらず優しい働き方です。

夜遅くまで残っていること、部活に振り回されること、実はそういったことが日本を生きにくい世界にしているのです。わたしたち先生ができることを考えてください。

教師のキャリア観がこの社会を作っているのです

生きにくい社会にしますか?それとも?

わたしたちがまずできるのは、長時間労働や、教師に対して生徒が意見できない雰囲気、夏休みもない部活動を疑うことです。

3月8日を覚えておいてください。オンラインかリアルでイベントを打ってみたいと考えています。女性も男性もその他も大歓迎!

International Women’s Day をきっかけに優しい社会について考えませんか?

みんなに優しい社会を実現したい。

参照: http://mw.nikkei.com/sp/#!/article/DGXLASDF25H07_V21C16A0EE8000/

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